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心が想いを生み出す原理

想いの法則1

心が想いを生み出す要因として重要な3つがあります。

①常に人は生老病死と言うテーマを突きつけられている
②世の中は、相対世界という正反対なものでできている
③意識階層によって捉え方がまったく変わってくる

で、以下の図が想いの法則として体系化したものです。
順を追って説明していきます。

想いの法則

①生老病死の因果関係

生老病死を正しく表現すると
生苦、老苦、病苦、死苦と言い人間の苦しみを表しています。
生楽、老楽、病楽、死楽になれば良いのですが
なかなかそうなれない原因が想い(捉え方)にあります。

どうしても生きることから考えがちですが
死をどう捉えるかで生は大きく変わります。
生の捉え方が整ってくると老のことはほぼ解決します。
生・老・死の捉え方で病に対する不安は大きく変わります。

例えば、死とは肉体の死であって魂の死ではない。
魂はずっといき続けるのだと捉えると生は変わります。
人生は一回きりなのか、どうなのかで生き方は大きく変わります。

②相対世界の中で生老病死は変化する

良い悪い、好き嫌い、善悪、損得、上下などなど、
世の中はこの相対関係でできていることを意識していますか?
これを相対世界と言って、社会情勢や環境、立場の違いなど
その人それぞれでコロコロ変わってしまう世界のこと。

この相対世界をどう受け止めるのか、
身の回りの出来事をどう捉えていくかで
現実は180度変わってしまいます。

だから想いは大切なのです。

ダイナマイトは、戦争に使えば破壊的です。
工事に使えば建設的です。

Aさんは、Bさんから見れば良い人です。
Cさんから見れば悪い人。

子供の立場で親を見るのと、
親の立場で子供を見ると価値観が変わってしまう。

このような現象をあたり前ととるか不思議ととるかで
生老病死の受け入れが変わってきます。

③意識は断層になっている

なぜそのようなことが起きるのか不思議ではありませんか?
これは意識層というものがって
その階層によって捉え方が違うからです。

自我→相対→内省→献身→慈悲・愛→自由・自在→宇宙と
7階層に分かれていて意識の向上を表しています。

○自我とは、自己本位で五欲の世界で生きていて、
他人の苦しみはお構いなしで全てが自分中心の意識。

○相対とは、計算高くギブアンドテイクな合理主義。
損得中心のそろばん勘定で計算が合わないと争いを始める意識。

多くの人が以上の二つに属しています。

○内省とは、共通の立場や客観性を持ち、
人生や自然などに疑問を抱き
社会の渦から一歩離れ自己を眺めることで、
共通の立場や客観性を持って物事を捉える意識。

人生に悩んでいる人はこの階層に多くいます。
ですから人生に悩みや苦しみを抱いている人は
決してレベルの低い人ではないのです。

もっと言うと
悩みや苦しみは自分を磨くチャンスであって
意識を高めていく要因になります。

○献身とは、心の問題とは相互に深いつながりを持っていることに気づき、
善導であったり自我滅却に勤しみ人々の救済に励む意識。

○自由・自在や宇宙意識は悟りの世界であって
普通なかなか到達できない意識です。

生老病死は、相対世界の中の、意識で変わる(太文字)

相対世界の中では、意識の高低で捉え方が変わり
価値観も大きく変わってしまいます。

想いの仕組みがどうなっているかを知らず
誰もが自分と同じ捉え方をしているのだと考えてしまうと
違和感や孤立感を感じて苦しみを作り上げてしまいます。

ビジネスで成功している人の中には、
自我、相対の中で疑問を持たずに利益を追求している人が多くいます。
ですから何か事業で成功している人が意識が高いとも言い切れません。

相対の世界とは原因と結果という仕組みでできていますから
良いことがあれば悪いことも起きる
と言った世界ですから必ず反作用が起きます。

少し人生を長く送った人であれば、
この法則をもとに過去を分析すると必ず反作用が見つかります。

風の時代を自分らしく生きることをテーマに考えている人は
少なくとも内省以上を目指す必要があります。

本来、内省の意識を持っている人が
風の時代を潜在的に待っていた人なのだと思いますが
自我、相対、内省を上ったり下がったりしているのが実情です。

想いの法則をしっかり知り、
内省以上の意識を常に持てる自分を実現することで
風の時代の風に乗ることができます。

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