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サスティナブルファッションの新しい価値観を創りたいーブランドの代表を務めるスーパー大学生はどんな思いで活動を立ち上げたのか

‟学生”に分類される大学生という立ち位置の間に、代表・速水瑠奈は2022年8月に学生団体兼ブランド「potential」を立ち上げ、現在も活動を続けています。そんなスーパー大学生に、2023年2月よりメンバーとして活動を開始した玉井が始めた経緯や幼少期のことなど様々なことを聞いてきました!

インタビューの様子

速水瑠奈
2003年生まれ現役女子大学生。2020年より学生団体Lápiz Privateでの活動を開始。2021年より幹部メンバーに就任。関西情報ネット「Ten」など数々のテレビ番組へ出演。2020年「キャリア甲子園2020」にて準決勝に選出。
2021年「総長PITCH THE FINAL 2021」にて「総長賞(最優秀賞)」を受賞。
2022年「Little You」ファイナリストに選出。2022年8月に「ウラカタの晴れ舞台」をコンセプトに電子廃材を輝かせるブランドpotentialを設立。
アクセサリー製作・販売、ワークショップを展開中。

詳しくはこちら
https://lit.link/RunaHayami?fbclid=PAAaY3viANsB49n4eFUmYvxYg35H9CzAtyy2HTTFRtGf2jKe48m1ujAgsdLOw

Potentialとは?
「ウラカタの晴れ舞台」をコンセプトに生活を支える電子機器が製作・廃棄される過程ででる廃材を輝かせるブランド(Potential公式HPより引用)

potentialのアクセサリー

幼少期からファッションへの興味


玉井:まず先輩について教えていただきたいのですが、どんな幼少期を送っていたのですか?
速水:私はアクティブな性格で、外遊びが好きでした。ワンピースで木登りするような女の子でしたね!
玉井:めちゃくちゃアクティブですね!では、ファッションやアクセサリーに興味を持ったのはいつからですか?
速水:両親が周りと違う個性的な服を着せてくれていたからかなり小さいころから興味はありましたが、ファッションを自分の表現に使い始めたのは小学校高学年頃ですね。
玉井:小学生で自分を表現するためのファッションですか。すごくて言葉が出ません。

高校3年生時のビジネスコンテストに出場した様子

団体を立ち上げた経緯


玉井:今大学で何を学んでいるんですか?
速水:立命館大学の政策科学部で、問題解決型思考について学んでいます。
玉井:そうなんですね。その大学生活の最中にpotentialを立ち上げられたと思うのですが、どんなきっかけだったんですか?
速水: きっかけは高校生のときのことです。社会課題に対して様々な活動をしている中でペアだった男の子の部室に行ったとき、電子部品が箱に入っているのを目撃しました。私にはとても魅力的に見えたのに、それを捨ててしまうと聞いたので私が家に持って帰りました。電子機器は人々の身近にあるものなのに、処理のされ方も知らない人が多いと気づき、膨大な量捨てられてしまう電子部品の現状を変えられるかもしれないと思って活動を始めました。
玉井:なるほど!捨てられる電子部品を活用としようと思ったのが先輩らしくてすごいです!その男の子に電子廃材をアクセサリーに変える活動をしたいと言ったときはどういう反応だったのですか?
速水:賛成してくれました!今も協力してもらっていて、周りの支えがあって活動ができているなというのを実感しています。
玉井:なるほど、素敵な関係ですね。他の友達は活動に対してどんな反応だったんですか?
速水:私が電子廃材から作られたアクセサリーを身に着けていると、興味を持っていろんな質問をしてくれました。そこで普通の「ファッション」と同等に並べて考えてもらえ、値段や製作時間などを聞いてもらえてうれしかったです。

所属している学生団体の活動時の様子

学生団体ならではの苦労と工夫


玉井:実際に立ち上げようと思うといろいろ問題が発生すると思います。例えば金銭面についてですが、かかるお金はどうやって手に入れたのですか?
速水:そうですね、まだ学生なので大変なことは多かったです。お金は立命館大学の奨学金制度を使い費用を手に入れました。様々な面で工夫が必要でしたね。
新入り:たくさん出てきた問題をすべてこなされたこと本当に尊敬します。
速水:他にも苦労した所として、学生だから価値が安く見積もられてしまうことがありました。
学生団体だから事業ではない、よってお金が発生しないと思われることがあり、本気度が伝わっていないことに気づき悲しくなったことがありました。確かに自分達でも自分達の価値がわかっていない部分があるのでそれを知る必要があると感じています。これからは、私たちしか提供できないものの魅力や熱意を伝わるような発信を重点的に行なっていきたいと思っています。

京都信用金庫様のイベント参加時の様子

新しいファッションの価値観を創る


玉井:そもそも、potentialはどうとらえたらいいのですか?学生団体なのか、ブランドなのか教えてください。
速水:形としては学生団体にあたると思いますが、目指しているのはブランドです。ブランドは伝えたいことやコンセプトをしっかり持っている組織を指すと思っているので、ブランドとしてとらえて頂きたいです。
玉井:potentialのアクセサリーをみると、「サスティナブル」という魅力と「かわいい商品」という2つの魅力があると思うのですが、アクセサリーをどうとらえてほしいですか?
速水:ファッションを優先してとらえてほしいです。SDGsの理念にも「誰一人取り残さない」とあるように、私も多くの人を巻き込むことが大切だと考えています。だから、みんなを当事者にするためにファッションという分野から興味を持ってほしいです。
玉井:なるほど、アクセサリー販売の目的である「新しいサスティナブルファッションの価値観を創る」という意味が分かった気がします。サスティナブルだから買う、という時代ではなくなったのですね。

販売中のアクセサリー "colorful cube pierce"

その人にしか見出せない価値

玉井:この記事を読んでくださった方々にメッセージをお願いします。
速水:私から伝えたいのは、「身の回りの身近なものに目を向けてほしい」ということです。あなたしか見えない世界や、あなたにしか伝えられないものがあるはずだから、実際に見て感性を養うことを大切にしてほしいです。
玉井:貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!!
速水:ありがとうございました!


編集後記


最後まで読んでいただきありがとうございました。実際に先輩から直接話を聞いてみた感想として、大学生でスタートアップを目指す難しさと可能性を感じました。学生は確かにまだ「学ぶ側」の立場です。しかし、だからこそ伝えられることもあり行動できる幅も広いのだと感じさせられました。この熱意が皆様に伝わり、Potentialがもっと愛されるブランドになって欲しいです!
以上、最近電子廃材の可愛さがとってもよく分かった新入りでした!!

新入り・玉井は顔を出すのが恥ずかしいため顔を隠した写真

執筆者・玉井芳果
potentialの広報担当をしている高校2年。人と話すコトが好き。


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