ハロー張りスネーク

 東欧の街で、とあるレジスタンスを追跡している。そのレジスタンスの彼が、本拠地へ戻るのを追いかけていく。

 中年のダンディなおじさんは、尾行されているとはつゆ知らず、口笛を吹きながら歩く。そのおじさんが、なんとも、緊張感がなくて好きなのである。外出禁止令が敷かれているから、家の外に出ているとPMCに連行されてしまう。それなのに、口笛を吹きながらふらふらと歩いていくのである。しかも、PMCに捕まってしまうのである!

 それを遠くから、麻酔銃を撃って助けるスネーク。急に横にいるPMCが倒れても、「あれ?」みたいなリアクションをとるのも可愛らしい。

 そして、このおじさんは、ちょっと目を離した隙にいなくなるのである。あまりにも近づきすぎるとバレてしまうから、ちょっと離れた角から見ていて、後ろを振り返ったから少し離れて、すぐに戻ったらもういないのである!道はそんなに別れていないから、おそらくこっちかこっちだろう、とヤマを張って探してみても、口笛さえも聞こえてこないのである。

 手がかりがなくなってしまって途方に暮れていると、オタコンから「ターゲットはここにいるよ」との無線が入る。
 もうそんなに進んでいたのか!!

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