今度は、俺が守る。

 絶体絶命のピンチに現れる、正義のヒーローは絶対にかっこいい。ましてや、前に見たときには頼りない子だったのに、今ではすっかり、そんな立派なこと言っちゃって、と感動するのである。弱い者が強くなると、感動するのである。グループリーグでミスをしたGKが、決勝トーナメントでファインセーブをすれば、感動するのである。日本、決勝トーナメント進出おめでとうございます。

 雷電がいるということは、無線でなんとなくわかっていた。しかし、無線に映像はなく「雷電」のロゴのみが表示されていた。そして、満を辞しての登場シーン。しかし・・・

 サイボーグになっている!!あの雷電が、サイボーグになっている!!ワンパンマンのジェノスよろしく、足に爪が生えてるし、アゴは透明だし、血は白いし。踊るように斬撃を繰り出しながら、スネークが苦労しても倒せなかった月光を、サクサク倒していく。強いぞ、雷電!

 ただし不死身のヴァンプが現れた。実力は五分五分、もしくは格上。相手が自分より強かった場合、自分の命をかえりみない道連れを、いかに躊躇なくできるかが重要になる。まさかあんな攻撃をするとは思わなかったけど。なんとかして背後に攻撃できなかったものかな。道連れというと、シルバ・ゼノ対クロロ戦を思い出す。だけどあれは2対1。1対1の道連れって、こんなふうになるの。

 なんとか雷電が生き延びて、スネークが、「光と陰で、俺は陰だ。」みたいな話をします。そのあとに、雷電が「俺も陰だ」って言うんだけど、そのあとのスネークの一言が僕は大好きです。

 これを書いているときに、外は豪雨で、雷が鳴り響いています。雷は光ります。誰かを照らすことができる。

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