【考察】テレワークと僕

新型コロナウイルスによる生活様式の変化が求められるようになって何か月か経ちました。
そんな中でも今までと変わらない日常を暮らす人、または暮らさざるを得ない人、
仕事のスタイルを変えざるを得ない人、変化に耐えられない人…など
個々人によってさまざまだと思います。
僕は「仕事のスタイルを変えるか変えないか選べる人」かな、と思います。
業務上、いわゆるテレワークができる人ですが、組織からいい顔をされていない(らしい)事実もあり、自身の備忘録として、仕事のこと、生活のことについて、思ったことを綴ります。

家族は幸せになった

一緒に暮らす妻(と息子)の満足度はすこぶる高いです。
なにせ自宅にいて、仕事の合間に家事をこなし、毎食夕飯を作り、
子供と一緒に遊び、お風呂も入り、…って
普段だと通勤の都合上、絶対にできない家事・育児が十分にできるのです。
そして夫をコロナ感染リスクの高い東京に送り出さなくてよい
=家族の感染リスクも下がるのだから言うことなしです。

僕は不幸になったかもしれない

勿論、家事をやらざるを得なくなったから、ではないですよ。
家族と暮らせる反面、いくつかの致命的な課題がある。
①一人の時間が取れない
テレワーク中は一人じゃん、と思われそうですが、就業時間中は常に上司、チームメンバーからの相談やWeb会議が行きかい、落ち着く時間はありません。
一人の時間、というより、一人で誰にも邪魔されない時間、が正しい。
自分の場合、通勤時間がなくなったことが大きかった。
それによってなかなかどーでもいいことに時間が使えず、あっという間にその日が終わる感覚が増えた気がします。

②太る

テレワーク、というより自粛期間中なのもあって、外に出る機会がめっきり減りました。
それに伴い増える体重…。
周りの人は「動かないからお腹すかない」っていう人多いですが、
何だろう、その感覚、ヨクワカラナイ…。

同期は不幸になった

個人的に、テレワークの最大の弊害は対人コミュニケーションが減ること、だと思っています。
特にコロナ禍においては、気軽に外出して遊びに行くこともままならない。
対人コミュニケーションにより解消をしてきた人にとっては、ストレス解消の場が鎖された、と言ってもかごんではないかもしれません。
ZoomをはじめWeb上でのコミュニケーションツールは多々ありますが、
「ちょっと話そうよ」という従来の気軽さは皆無という印象です。
なんか、時間合わせてしっかり話したい、というわけでもないんだけど、ちょっと話聞いてよ/聞きたい、みたいな、そんな場面ですね。
それがテレワークだと発生しえない。

それによってちょっとメンタル不調になったのが同期。
もともと人懐っこい性格で、誰からも好かれる性格でしたが、
反面、そのキャラクターで仕事のルーズさをカバーしてもらっていたところもあり、
テレワークになった結果、毎日のように上司から怒られている状態。
でも職場ではないので、怒られたイライラを聞いてくれる人もいない。
毎日気分が晴れないそうです。

職場はテレワークを許してくれない

良くも悪くも古い組織なので、
 みんなの顔見ながら仕事したいなー?
 気晴らしに職場に顔出しなよ!
みたいな方が多いこと…。
一つ救いなのは職場の対人関係は良好を極めるので、実際みんなの顔見たら元気になるし、気晴らしになるのも事実。
でもね、やっぱ感染者数トップの都道府県に毎日は行きたくない、正直。
週1~2回で許して?ってなります。
が、しょうもない話で、組織の規程上、テレワークを認められる記述がないこともあり、(どちらかというと、テレワークを認めないと判断される記述がある)東京で2度目の緊急事態宣言が出ない限りはテレワークやめろ、という指示の方が正しいことになります。

コロナと僕、テレワークと僕

テレワークという仕事のスタイルが今後、定着するしないに関わらず、
目下、一番の関心事はコロナ感染がいつ落ち着くか、
そして、いつから友達や家族と旅行に行けるのか、
いつから密な環境ででラーメンを食すことに抵抗感を感じなくなるか、
いつからカラオケが安全な場所という認識が定着するか。
要は仕事以外の、自分を幸せにしてくれる諸々を今まで同じように楽しみたい、それらを好きな人と共有したい、それに尽きます。
生活が少しずつ戻る中でテレワークという選択肢が、自分の生活をどう充実させてくれるのか、いや、自分の生活を充実させるためにテレワークをどう活かすのか、について、今後も考えたい、そして職場に頷かせたい、と思っています。

最後に/今日のしょうもないニュース

>東京都の小池百合子知事(67)は都内での感染者増加を受け、「不要不急な他県の移動は遠慮いただきたい」と呼びかけ。小池氏の要請に千葉県の森田健作知事(70)が「東京に行く行かないは県や国に言われて考えることではない。ここまでくれば、自分で考えてやってもらいたい」と発言した

責任転嫁の典型というか、リーダーシップをとって県民の安全とか考えてくれないならもうあなたは知事を辞任しなさい、と。
去年の台風の時に「有事の際に使い物にならない」ことが露呈しているわけで、多分次の期がないのわかってるから手を抜いているのでは、と邪推してしまいます。

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