![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96845196/rectangle_large_type_2_56c7ac9669903ab34c31f6ce820982dd.jpeg?width=800)
3方向可動だんご丸式サスペンションユニット「3DS」
ステー加工編
①アンダープレートの加工
カーボンリヤマルチワイドステーを加工します。
![](https://assets.st-note.com/img/1675070446632-8wMZijedhW.jpg?width=800)
カットラインは以下の通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1675070537905-gAER3YQvbH.jpg?width=800)
カットしたら皿ビス用のザグリ加工します。
![](https://assets.st-note.com/img/1675070679184-QwZ7AUYTBN.jpg?width=800)
複雑なカットラインはシャーシに合わせて微調整してください。
最終的な取付姿がコレ↓です。
![](https://assets.st-note.com/img/1675070642984-bUwdUdR6oG.jpg?width=800)
②アッパープレートの加工
カーボンブレーキステーを加工します。
![](https://assets.st-note.com/img/1675070891684-CfZE6MEVqV.jpg?width=800)
カットラインは以下の通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1675071937415-4oWoeO3JL5.jpg?width=800)
左右外側のカットラインはユニット軸受部分と干渉しないように、ビス穴寄りになっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1675072468694-XXtqxTxtoO.jpg?width=800)
ステア時にユニットと干渉しないように調整してください。
取付姿がコレ↓です。
![](https://assets.st-note.com/img/1675072751921-EZZcDuymsy.jpg?width=800)
③スイングアームの加工
以下の形状のカーボンマルチワイドステーを使用します。
スイングアームと次工程のスイングアームのベースプレートに加工するステーは指定の物を使用してください。
※スイングアームとスイングアームのベースプレートはカウンターギヤに対し、スパーギヤの位置決めを適正する為に、ステーの既存穴を使用し、連結、固定します。
以下のカットラインでカットします。
![](https://assets.st-note.com/img/1675076894674-63Qr85Cp1n.jpg?width=800)
カットしたものがコレです。
アーム部とは遠い方の真ん中のビス穴に摩耗対策のハトメを入れます。
プリント面が上になるように作製します。
これはベースプレートとの摺動面の滑りを良くする為に、プリント面が合わせ面にならないようにしているだけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080078296-ALln1FaKed.jpg?width=800)
ちょっと脱線ですが、ビギナーver.ということで、ここからはステーのビス穴にキレイにハトメをセットする方法です
まずビス穴をΦ2.4〜2.5㎜に拡張します。
ダイソーの小さいヤスリ3本セットの丸ヤスリが便利です。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080274707-4BDQup0h57.jpg?width=800)
次に穴の下側(裏側)を三角ビットでちょっとテーパー加工します。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080331643-5DLMsvAwTJ.jpg?width=800)
次に上側からハトメを圧入気味に挿入します。
この時ハトメがピッタリ嵌る(ややキツめ)くらいの穴の大きさに調整してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080438983-MH5FKcTny1.jpg?width=800)
この時、裏側はハトメの先っちょが少し飛び出ています。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080477644-9tEdlDPhUC.jpg?width=800)
飛び出た側から皿ビスを差し込み、ナットでぎゅっと締めてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080542465-tj2sBKmyz8.jpg?width=800)
これで予め加工したテーパー部分に沿って、ハトメ先っちょがラッパ型に変形しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080635140-a8jjK6TvIC.jpg?width=800)
続いて同じ方向からトラスビスをセットし、ナットでぎゅっと締めてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080670807-KqpstfGcGv.jpg?width=800)
これでキレイに圧着されているはずです。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080696764-mFr60YIjz0.jpg?width=800)
以上でスイングアームは完成です。
通常ver.は更に摩耗やガタ対策にベアリングと軸受を取り付けています。
作り方は次回です。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080798932-vMahqjiByE.jpg?width=800)
④スイングアームベースプレートの加工
スーパーXシャーシカーボンマルチ強化プレートを使用します。
こちらはFRPもありますのでそれで構いません。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080966789-qiNqdIxYrG.jpg?width=800)
カットラインはこちら↓です。
![](https://assets.st-note.com/img/1675080993840-LKQARICTQh.jpg?width=800)
カットしたものがこちらです。
真ん中のビス穴を裏側から皿ビスザグリ加工してください。
ベースプレートは以上です。
![](https://assets.st-note.com/img/1675081031227-nOHgZQb2th.jpg?width=800)
今回はここまで。
次回は組み立てと通常ver.の作り方です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?