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TOEIC800→900向け リスニング力アップに必要なのは、単語力でも発音でもなく、「シチュエーション認識スピード」だ


どうもTOEIC MENです。かれこれ大学生時代(2014年)から6年ほどTOEICを受け続けて、6年間、約30回以上の受験経験、スコアは250→600、600→800、800→920と、着々と伸ばしてきています。そんな私です。

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今回は、現在TOEIC800→900を目指している人の中で、特に「リスニング問題」に課題を持っている人に向けて書きました。

TOEIC900超えに向けて、ありとあらゆる考えられる改善策(単語力強化・発音習得、大量の問題集演習など)を試しているが、なかなか効果が出ていない人への、「処方箋」になればと思います。


この記事の想定読者

この記事は、現時点でTOEICスコアが800を超えている方向けの記事になります。一般的に、「現時点でTOEICスコアが800を超えている」ということは、基本的な語彙・文法に関してはマスターしている方になるかと思います。だがしかし、「リスニング」には課題を持っている、スコアのイメージとしては、リスニング 350 リーディング 450 くらいの方がこの記事の対象になります。


ぶつかる不思議な課題

あなたはTOEICの基本的な語彙・文法をマスターしています。公式問題集2冊・その他問題集2冊程度は解いているでしょう。語彙の強化もしているし、発音の勉強だってしている。さらに、海外ドラマをたくさん見たり、英語のニュースを大量に読み込んでいるかもしれない。

やるべきことはしているはず。

なのに結果が出ない・・・。

そう、結果が出ない。


そこで1つの解決策として考えられるのが、TOEICのリスニングにおける、「シチュエーション認識スピード」を徹底的に高めるという方法があります。


TOEICのリスニングにおける、シチュエーション認識スピードとは・・・

TOEICのリスニングにおけるシチュエーション認識スピードとは、英語のリスニング文を聞いた瞬間から脳内でそのシチュエーション(状況)を認識するまでのスピードを意味します。

このスピードの測定方法は、リスニング音を聞いてから、頭でその状況が認識できるまでの秒数を測るという方法を用います。これが0.5秒-1秒だと◎、1-3秒以上かかると☓、といった感じです。この認識速度が早いほど、TOEIリスニングにおけるシチュエーション認識スピードが高いと言えます。

TOEICでは、リスニング文を聞いた瞬間に、その英文の状況を瞬時に理解しなければいけません。様々なパターンがありますね、例えば、会議室の予約で同僚と同じ部屋を予約してしまった、新入社員の紹介と歓迎パーティーの案内、駅での電車チケットの変更など、各英文を聞いた瞬間に、「んー?」とならずに、瞬間的にその状況を理解していかなければなりません。


TOEICのリスニングのイメージと実際

TOEICのリスニングのシチュエーションは、商品広告・会議室の予約・駅でのチケット変更など、簡単そうに見えかつ理解も瞬時にできそうです。


そうです、簡単そうに「見える」んです。


しかし、実際にはそれを英語でかつ0.5秒-1秒間で「瞬時に判断できるか」というと、そうじゃないんです。これって案外難しいんです。

英単語も文法もわかっているし、ある程度音声も聞こえている、なのに問題を間違える・解けないのは、TOEICのリスニングのシチュエーションを認識するのに、1秒以上時間をかけてしまっているのが1つの原因かと思います。結果的に、問題に答える時間がなくなってしまい、誤った選択肢を選んでしまう。これを繰り返すと、スコアが下がってきます。


ではいかにTOEICのリスニング認識スピードを上げていくか。

ここから、トレーング方法、トレーニングをする際の注意事項、期待できる効果、最後に実際の教材を使ったトレーニングイメージを書きました。


TOEICリスニングのシチュエーション認識スピードを上げる方法


TOEICリスニングのシチュエーション認識スピードを上げる方法、それは「公式問題集を利用した暗記オーバラッピング(特にPart3-4)」です。単なるオーバーラッピング(同時読みあげ)ではダメです。暗記できるまでやります。以下、やり方・目標値・理由を書きました。



○やり方
①実際の公式問題集のリスニング問題を解く(例 公式問題集Vol.5 Q32-34)
②間違った問題を見つける
③間違った問題をもう2-3度そのまま音声を聞いてただの聞きもらしかそもそも解けないか確認
④2-3度聞いたら、解けても解けなくとも、自分が理解できなかった部分に線を引いて原因解明(★1 下記参照)
⑤その問題を実際の問題と同スピードで発音できるまで1文ずつ暗記(★2 下記参照)
⑥最後に実際の問題と同スピードスクリプトなし2回連続読めればクリア【目標値】

※目安時間 1題(Q3問分)30-40分

★1間違えた理由について
間違える理由は、大きく分けて3つ。①音は聞こえたが、単語の意味・文脈がそもそも知らない。②文章で読めば意味は知っているが、音を認識できなかった。③両方。各間違えた理由によって、次回の対応策を打っていく。

★2一旦間違った問題だけでok、余裕があればまぐれで正解できた問題などを事前にマークしておいて時間に余裕があれば取り組む。


シチュエーション認識スピードを向上させるのに非常に効果的なのが、「公式問題集の暗記オーバーラッピング」なんです。TOEICのリスニング問題は、パターンが決まっています。なので、あとはそのパターンに慣れていき、英語でかつ瞬時に理解できる能力をつけていきます。以下、トレーニングの効果を2倍にするポイントを書きました。


トレーニングの効果を2倍にするポイント

このトレーニングには効果的なやり方があります。単に1、2回だけオーバーラッピングするだけでは効果はほとんど期待できません。

ポイントは以下3点。「①完璧に覚えるまで」、「②実際の問題と同じスピードもしくはそれ以上で」、「③単語間の発音のつながりはできるだけ正確に」の3点。

シチュエーション認識に直接的に効果があるのは①です。どういったシチュエーションが発生し、どんなやりとりが交わされ、どういった問題につながるのか、というのを丁寧に英語を使って覚えていきます。これを数こなして、脳内に「TOEICリスニングシチュエーションのデータベース」を作っていきます。会議室の予約やチケットの変更などは定番であるため、完璧には問題を予測できなくとも、あらかた予測が可能になります。
副次的に効果が絶大なのが②です。②を徹底的に行うことで、実際の問題の音声が遅く聞こえるようになります。期待している効果としては、問題の音声認識の負荷が下がることによって結果的に、シチュエーション認識に力が割きやすくなります。
③は、絶対ではないですが、できればやっておいたほうがいいです。英単語間の音のつながりというのは、どの問題にも共通しているので、やっておくとコスパ大といった感じです。

想定しているトレーニング効果

このトレーニングを1-2週間、1日5問程度進めていきますと、おそらくPart3-4などであれば、最初の1文を聞いただけで、大体のその後の展開もしくは文脈がさっと予想でき、かつ余裕を持ってリスニング問題に取り組め、結果としてリスニングスコアが50はアップされると考えます。



実際の練習イメージ 1題(Q3問分) 目安時間30-40分


①公式問題集Vol.5 Q33-35を解く

②Q34をまちがえる

③問題文を2-3回聞き直す。

④③で聞き直したが解けなかった。英単語の意味は知っていたが、きちんと発音が聞き取れなかった。発音を聞いて復習。

⑤各文章を暗記していく ←ここから肝
各文章を大体目安5分×6文章(文の長さにより微調整あり)で暗記していき、実際のリスニングの速度と類似の発音かつ同等もしくはそれ以上の速度で話せるようにする。

⑥最終的に、問題の全文章を同等のスピードで発音×2をミスなくできればクリア!!!


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最後に

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