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秋だから考え始める

「チ」-地球の運動について- 魚豊さんの漫画

 マンガワンで読ませて貰っている。ラジオ、有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMERにて話が出て興味があった。初っ端から結構辛いシーン。

 史実にて「異教徒」と言われ弾圧や死刑が実行されていたのは知ってはいたが、実際にどの様に行われていたのか?細かくは知らないので、漫画で描かれるとその異常性がわかりやすくて怖い。

 登場人物たちが求めている事は現代に生きる人には当たり前の事だけれど、この漫画ではそうではない。(なるべくネタバレしたくない。漫画を読んでほしい。)

 人が命をかけて大事にする事ってなんなんだろう?自分に置き換えて考えてみた。自分を保つ事、今の生活、子供、家族、心。豊かな時代でお金があればほとんどの物が手に入る今、自分は何に命を燃やせるのか?

 先日鬼滅の刃の映画を拝見した。煉獄さんは鬼を撃つ為命を燃やして闘った。天晴れと思った。自身が死ぬことを受け入れて、ただ母に受容され微笑んだ。こんな最期が有るのかと感情が乱れた。炭治郎達が泣いてくれた事が支えだった。

 自分は何を為して死ねるのだろう?と思う。せっかく平和な世界に生まれて自由な環境なのだから、命を燃やせる、命をかけられる何かを見つけて探究したい。

 そんな事を考えさせて貰った「チ」作者さんお若いのに重厚なストーリーで、面白いです。今後も色んなお話の漫画を描いて欲しい。楽しみです。


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