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あすみさんに星を読んでもらったら「かわいい」と「セクシー」を避けてきた理由がわかった

先日、あすみさんの「占星術×ファッションお話会」に参加させていただいた。

のっけからアレだが、長らく西洋占星術には特に興味がなかった(過去形。あすみさんのお話がめちゃくちゃ面白かったので、俄然興味が湧いている)。星占い=12星座だとばかり思っていたし、ホロスコープって何?レベル。石井ゆかりさんの星読みもしいたけ占いも好きだけど、あくまで読みものとして楽しんできた感じ。

じゃあ、なんで絶賛激戦枠のあすみさんのお話会を受けようと思ったか。それは厚かましくも単純に、あすみさん=asさんの夢を応援したかったから

この広いnoteの海で、asさんが私の記事をたまたま見つけてくださったのがきっかけで、私は自問自答ファッションに出会った。さらに、初の制服購入に一役買ってくださったこともあり、asさんには何かと強いご縁を感じていた(その後、思いが一方通行ではなかったと知り嬉しかった)(うふふ)。

占い師みたいなお仕事って、なんとなく「1000人鑑定してからがスタート」みたいなイメージがある。だったら私もその一石になりたい。だから鑑定結果を聞きたいというより、サンプルとして私の出生データ使ってください!みたいな気持ちで申し込んだ。あすみさんにも正直にそうお伝えした結果、じゃあファッションアドバイスはちょい巻きで、後半じっくり自由にお話ししましょう、となった。

結果、私はとんでもない衝撃を受けることになる。

ホロスコープとファッション

まずホロスコープって、自分が生まれた瞬間・生まれた場所から見て、各種天体がどの方角にあるかを示したもの、なんだね。生まれて初めてホロスコープなるものを前にして「ほへぇ」となっている私に、あすみさんは簡潔にわかりやすく解説をしてくださった。

いわゆる12星座は、その時太陽がどの星座の位置にあるかという話。他にも月とか水星・金星・火星…なんかもみんな、それぞれある星座のところに位置している。その各種天体と星座の位置関係、あるいは天体同士が描く角度によって、ある程度その人の性格や資質、得意・不得意が見えてくるし、結果として人生のテーマなんかも読み取れたりするんだよー、と(注:実際の説明はもっとちゃんとしてた)。

えーどゆこと??と思いつつ話を聞いていくと、ふんふん確かにね、と思うところがけっこうあるもんだから面白い。しかもそれがファッションと絡むとは。

たとえば、アセンダント(日の出の位置)。これがペルソナ、つまり他人から第一印象でどう見られるかを司っていて、ファッションで言えばいわゆるイメコン的な「似合う」に該当するのだそう。私のアセンダントは蟹座。蟹座のキーワードは母性・居心地の良さ・家庭的・情愛が深い…

ん?それってもしや、フォクシーでは?

下記記事より再掲

と思ったら間髪入れず、「あの記事読んで、ああーぽたまるさんフォクシー似合うだろうなと思ってました!」とあすみさん。すげぇ。

アセンダントの近くに太陽や金星があると、イメコンでおすすめされるファッションが心にもしっくりきて着るとテンション上がるらしい。というのは、太陽が自分自身やアイデンティティの象徴で、金星が愛や美=心の中のギャルだから。私はと言えば、アセンダントに太陽も金星もない。確かに、フォクシー着た時「似合うけど別人みたい」って思ったもんな。なるほどー!!

ということで、フォクシーは「自分は主役じゃないけどその場での印象は大切」みたいなシーンにうってつけ、とのこと。まさにお受験ママじゃん…!現状その予定は特にないので、フォクシーは冠婚葬祭用に覚えとこっと。

…みたいな感じで、天体や星座が持つ意味合いやキーワードをかけ合わせて読んでいくと、図らずもいろんなことが説明できてしまう。そんな占星術の目線からおすすめされたブランドは全部、名前は知っていても着たことのないものばかりで、ブランドストーリーも初めて聞く内容が多く、とても興味深かった。

中でも、かなりクラシックなイメージのとある老舗メゾンが、創業時にはシャネルもびっくりの革新的なスタイルを提案していたことを初めて知り、驚いた。さらに彼の星の配置が、ほとんど正反対の過激なイメージで知られる某デザイナーとよく似ているそうで、これまたびっくり。でも紐解いていくと、2人には「無意味な権威主義に反抗する」「新しい視点に価値を見出す」という共通点があるとわかる。

そんな風に聞くと、この2人と似た星の配置を持っている自分もまた、2人とどこかしら似た感性を持っているような気がしてくる。完全にノーマークだった(過激ブランドの方は気になりつつも着られるサイズがなさそうで遠目に見ていた)けど、次の試着旅ではぜひ入ってみたいなと思っている。

ヨッドとミスティック・レクタングル

と、ここまででも十分面白かったのだが、ここからが本番だった。どうやら私のホロスコープ、かなり珍しいらしい。それもあって、あすみさんがかなり気合いを入れて事前に読み解いてくださっていた。

まず、ヨッドが2つある

ヨッドってなーに?と首を傾げていたら、なんかとんでもないやつだった(後からあすみさんに参考サイトを教えてもらった)。

出典元:星読みテラス

し、宿命…。詳しいことは何度聞いても理解しきれないんだけど(ポンコツですまん)、私にとって2つの宿命とはどうやら、実家(特に母)仕事。あー、うん、そうね。身に覚え、ありまくりですね。「ぽたまるさん、全部もうnoteに書いてくださってるから『後出しじゃん!』って思われそうなんですけど…」と言いつつ解説してくださるあすみさん。

キーポイントとなっているのが、どちらのヨッドにも出てくる冥王星。月はインナーチャイルド(0〜7歳の子ども)と言われていて、それが五感と深い関係にある牡牛座に位置している。さらに、カルマを司る冥王星が4ハウスにいる。これを読み解くと「子どもの頃に実家(母との関係)で満たされていない」と出てくるのだそう。はい、その通りでした。

もう一つの鍵が、海王星。仕事に夢を持ちすぎるきらいがある、と来た!まんま、20代の私。当時は「仕事=生きがい」、つまり価値のある仕事をしないと自分の人生には価値がないって思い込んでて、なのに笑っちゃうくらい全く仕事がうまくいかなくて、空回りしまくってた。挙句、適応障害になるっていうね。

そう聞いても別に『後出しじゃん!』とは思わなかった。それは一つには、私があすみさんに何かを「当ててほしい」とは思っていなかったから。そして何より、両方とも私にとって既にある程度決着のついた課題だったから。

だからこそ冷静に、むしろ面白がって話を聞けた。ただ逆に、占星術に出会ったのが歳を重ねた今で良かった、と心底安堵した(でもよく考えると、仮に20代でこの鑑定結果を言われたとしても、今の半分も理解できなかったような気もする)。

ちょっと背筋が寒くなったのは、ミスティック・レクタングルの存在について。あすみさんには「こんな綺麗な長方形持ってる人初めて見ました」と言われた。

出典元:星読みテラス

えーと、説明読んでもよくわかんないんだけど(ポンコツ再び)、ビジネスとかアートで世界的に成功している人に多い配置らしい。sacaiの阿部千登勢さんとか。

これ…もし20代で教えてもらっていたら、私、完全に勘違いしたと思う。「やっぱり私、仕事頑張る☆」って謎に張り切り過ぎてたか、もしくは「そういう星に生まれたんだからパワーを活かさなくっちゃ」って妙なプレッシャーを勝手に感じて押し潰されてたか。…いや、まあ、どっちにしても行き着く結果は同じだったかな。

紆余曲折を経た今となってみれば、これだけ星の加勢がありながら仕事で大コケしている時点で、「お前のミスティック・レクタングルはビジネスに使うためにあるんじゃねぇべ」ってことだよなぁ、と冷静に思う。まあそもそも、星の配置がどうあろうと、結局自分がどう動くかでしか人生進まないってのは大前提ね。

ドラゴンヘッドと自問自答ファッション

とんでもない情報量に眩暈がしそうになっているところへ、さらにダメ押しで、今度はドラゴンヘッド(太陽と月の交わる点)とドラゴンテイル(その180度反対側の点)について。

ドラゴンヘッドは今世の課題を、ドラゴンテイルは前世のあり方を示すのだそう。詳しい説明はちょっとよく覚えてないんだけども、私の場合、前世は自分を殺して他人軸で生きていたから、今世の課題は「自分で決めること」と読める、と。え、ちょ、おいおい…

まさしく自分が他人軸で生きていたことに気がついて、これからの人生は「自分で決める」と決めたのが、ちょうど1年前。最初のエルメスでの経験をnoteに書いたことがきっかけで、私は自問自答ファッションに出会った。以来、服を選ぶことを通して「自分で考えて自分で決める」訓練を続け、その結果、自分のことが前よりわかるようになってきたと思う。

極めつけは、ドラゴンヘッドのサビアンシンボル。サビアンシンボルとは、ホロスコープチャートの360度に対して1度ごとに設けられた詩のようなメッセージのことで、その人の「役割」を示すらしい。

私のそれは、「開封された手紙」。つまり、心の中を文字にして綴った上で、封をしてそっとしまい込むのではなく、封を開けて誰かに読んでもらう、ということ。それって、今こうして書いてるnoteそのものじゃない…?っていうか私のコンセプト、「文筆家」だしね。

もうこの辺りからゾワゾワと鳥肌が立ちまくり、2秒ごとに「怖っ!!」と叫んでいたような気がする。ホロスコープに、私の半生全部暴かれてしまった。そして、この1年自問自答とnoteに取り組んできたことは、私にとって大きな意味のあることだった、と勇気づけられた。

ホロスコープもすごいし、あすみさんも、本当にすごい

そして気づいたこと

鑑定を終えてしばらく、暇さえあればホロスコープを前にぼーっと考えていた。

母との確執に仕事での悩み。それらは全て、私が自分で乗り越えると生まれる前から決めていたんだな、と思った。だって、こんな気味悪いくらい綺麗な図形がいくつも並ぶホロスコープなんて、相当狙いすまさない限り出せそうにない。「星の下に生まれた」という言葉があるけれど、まさにだなぁ、と笑ってしまった。ショックとかではなくて、ああ、そういうものなんだな、と受け入れた感じ。

実は少し前まで、母に対して「あれも、これもやってくれなかった」と思い出してはぐちぐちしていた。でも、母は母なりに精一杯だったんだなと最近思えてきた。嘆いても責めても仕方がない。どうしようもないのだ。だって、今世の私は母とすれ違うことにこそ意味があったから。だから私はきっと、あの家を選んで生まれてきたのだろう。そこまで考えたところでふと、こんな言葉が降ってきた。


あの家の子どもは、私ではなくて、母だった。


一拍おいて、ああそうか、と呟いた。そうか。これで、全部繋がった。

幼い頃から、実家をなぜかアウェイだと感じていた。母と祖父母は強い絆で結ばれているのに、私一人だけぽつんと疎外されている感覚(父は不在)。そして母は、私の都合や気持ちなどお構いなしに、私に対していつだって自分の要求を押し通してきた。拒否されるだなんて露ほども思ってもいないのが不思議でならなかった。

その答えは、これか。

母はずっと、なんでも聞いてもらえていつだって構ってもらえる「子ども」だったのだ。物理的に子どもだったのは私なのに、あの家の「子ども」の椅子にはもうすでに母が座っていたから、私の座る場所はなかった。そして、母は「子ども」だから、彼女の言うことは私を含めた「みんな」が聞いてくれて当たり前なんだ。

私は「子ども」として振る舞うことができなくて、甘えるってどういうことなのかもわからなかった。同年代の子どもと遊ぶのも苦手で、大人に囲まれていた方が気が楽だった。「大人びている」と言われるのが嬉しかったし、早く大人にならなければと思っていた。それも、頼り甲斐のあるしっかりした「かっこいい」大人に。私にとって「かわいい」は論外だった。リボンやフリルには、目もくれなかった。

そして心の底から、自分の家族が欲しかった。ありのままで安らげて、のびのびとくつろげる自分の居場所が欲しかったし、どんな時もただそばにいてくれる伴侶にどうしても巡り合いたかった。一生独りで過ごす可能性を想像しては、孤独感に震え上がった。私は、男の人に性的対象として見られたいわけじゃない。たった一人の人に出会いたい。拗れに拗れきった寂しさから、私は「セクシー」も遠ざけた。


うわぁ、そっかあ。なんかとんでもないやつ、掘り当てちゃったよ?


あすみさんは、そんな私にも処方箋を出してくださっていたのを思い出す。

辛くなったりしんどくなったりした時は、牡牛座の月=インナーチャイルドを思いっきり甘やかすといいらしい。それには、五感をフルに満たすこと。美味しいものを誰にも遠慮せずに食べたり、めちゃくちゃ美しいものを見たり、とびっきり上等な素材の衣服を手に入れたり。

私はもう、子どもじゃないし、今は私自身に娘がいる。だけどこれから私はいつだって、私自身の味方でいようと思う。できる限り、私は私の望みを叶えよう。もうかっこいい大人になんかならなくてもいいし、時にはセクシーを目指したって大丈夫。だって、今の私は私自身と私の家族に守られているのだから。

というわけで、なんかとんでもないところに着地しちゃったけど、何が言いたいかっていうと、あすみさんのお話会、めっちゃくちゃオススメですっ!!!

ちょうど今夜から受付開始ですってよ!

大人気につき、現在お申し込みは不定期受付の模様。枠が埋まってしまった場合はこちらからあすみさんをフォローしてお待ちくださいね(勝手に宣伝!)。


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