最初で最後のスタジオコースト

まず少し違う話題から始めてもいいでしょうか。

2021年夏、どうしてもRADWIMPSにお目にかかりたく、参加するはずでチケットも取っていたのに、1ヶ月を前に消失してしまった夏フェス。

そうあの「ロッキン」に私も行く予定でした。

チケットが当たった時、わ、青春を共にしたあのバンドに会えるんだ、と心躍らせ、即日で入金したのが、6月。

そのあとの7月。なんだか分からぬ経緯でロッキンの開催が無くなってしまいました。

しかし無くなったのもしょうがないね、そう思わされるほどにコロナは蔓延も蔓延していた8月。

チケットを買ったHump Backのスタジオコーストでのライブが9月に控えていたので、
心は痛みましたが、ロッキングッズを購入することで少し助けになることができたらと、公式グッズを入手。

以降は9月のそれを楽しみにして大学の課題や、資格の勉強に勤しんでいました。

そんな中で8月12日に飛び込んできたのが、スタジオコースト閉館の知らせ。

実はバンド好き、フェス好きと言っても、これまでスタジオコーストには入ったことがなかった私。

このライブの会場のチケット申し込み時も、他の会場を希望することもできましたが、「行ったことないから行ってみよう」と思い立ってスタジオコーストでの公演を希望し、たまたま同会場でのライブ参加が実現したのでした。

それが私にとって運が良いのか悪いのか、最初で最後のスタジオコーストになってしまいました。

そうして改めて、コロナが音楽業界に与えた影響の大きさをまざまざと感じさせられます。

ミュージシャンの皆様にとっては、行きつけの居酒屋が一つ潰れてしまうような、そんな心苦しさでしょうか。また、目標にしていた夢のステージが、一つ奪われてしまう。そんな感覚でもあるでしょうか。

かつて人が集い、笑い、ぶつかり、飛び跳ね、叫んだその場所に、もう二度と訪れることができなくなってしまう。

コロナが心底憎いなと、私は思います。

ぱて

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