見出し画像

【エッセイ】なーんにもしたくないのにね。

どうしても何もしたくない時とか、

なーんにもやる気がでない時って

誰にでもあると思う。

人に優しくできなかったり、

そんな自分を責めて嫌になったり。


そんな気持ちが想像以上に長引いてしまって、

どんどん身体が思うように動かなくて、

どこかでずっと動き出したい気持ちはあるのに

身体が言うことを聞かない。


スマホの中はキラキラとした日常で溢れていて

そんな当たり前が、自分にはなくて。

どの方向を向いて、何から始めたらいいのか、

自分では分からない。

やらなきゃいけないのは分かってるけど、

どうしたらいいのか誰も教えてくれない。


そんな時、


私のそばにある何かを手に取ってみる。


それはいつか読んだ本でもいいし

ずっと使っていないカメラかもしれないし

埃を被って曇ってしまっている鏡でも

枯れてしまっている観葉植物でもいい。


私の側にある何かを、手に取ってみて、

光に照らしてみる。

外の空気を、浴びせてあげる。

できることなら、丁寧に大切に、

その何かにとって

一番心地よい状態にしてあげたい。


そうしているうちに、少しずつ

自分にできることが分かってきて、

だんだんと身体も動いていく。


1つずつでいいから、そんな風に

私のそばにあるものを大事にしていくと、

自分のことも大事にできる。


心地の良い毎日を送るために、

私が私を好きでいるために。

大切にしたいことは、そんなこと。



あとがき

こんにちは、すずらんです。久しぶりにエッセイを書きました。今回はあとがきも少し。

いつもやる気に満ち溢れてて、充実している毎日を送っているようにみえても、人間ですから、きっとなーんにもしたくない日って誰にでもあると思っていて。

無理やり身体を動かして、毎日頑張っている人がとても多い。すごいことです。

私の周りには、毎日を楽しく生きるのが上手な人が多いと思います。その秘訣を日々探しているのですが、

恐らく、今回書いたエッセイのような理由も少なからずあるのでしょう。自分に近いものを大切にできるかどうか。

ついつい、もっと遠くに行かなきゃ、もっと高いところへいかなきゃ、と思ってしまいがちな現代。キラキラとした他人の日常や、努力が望まずとも目に入ってしまう現代。

他人と比べて自分を嫌いになったり、自信がなくなってしまうことも多い。なーんにもやりたくない。

そんな時に、このエッセイ思い出していただけたら嬉しいです。まずは、近くのものから1つずつ、大切にできたら。

きっとちょっぴり気分も晴れると思います。このエッセイがいつかの誰かの役に立ちますように!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?