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Mad Money短信 2021/3/3

CNBCの投資情報番組 『Mad Money』。名物コメンテーター『ジムクレイマー』さんが番組で取り上げると、その後、取り上げられた株の株価が動くときがある?ため(筆者主観)、番組で取り上げられた銘柄の速報をこちらにアップしていきます

本編

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-我々は、J&J, Moderna, Pfizerのおかげで、最悪のFinancialを持つ会社が突如ベストな銘柄になる時がやってきた

-我々はポストCovidの好景気の入り口に差し掛かっていて、それは当初の想定よりも早く訪れそうだ

-それが今日起こったこと

-機関投資家は明白なReopening Playを望んでいる。エアライン、クルーズ、ホテル、リテールなど

-ロックダウン時にEssential リテーラー以外は全てシャットダウンされた

-例えばアート・手芸などの材料を扱うMichaels Storesのような専門店。昨年3月には1ドルまで株価は下落。今日は22ドルとなった

-Kohl'sも同じ。昨年10ドルまで下落、今日は57ドル。

-昨年は、ネット通販でDirect to consumerを実行できた企業が強かった。Nikeのように。ただ今年は伸びしろはあんまりない。逆にFoot Lockerなどの会社は、昨年がひどかっただけに伸びしろがある

-Bed Bath Beyond。Activitst fundが元々の経営陣を退陣させ、ターゲットから新経営陣を連れてきて改革を実行している。

-Royal Caribean cruise。株価は昨年19ドル。今週91ドルで1700万株を売り出した。これらの株を買った人がどうなったか。株は利益をたたき出している

-Norwegian Cruise。ジムの一番好きなクルーズ株。ワクチンスケジュール発表で6%上昇。今月悪い日は全然ない。

-これらの銘柄の秘密は何か。今ビジネスが存在していないということだ。

-United Airlineは3700万株の売り出しを発表。株価はどうなったか。2.5%上昇。このマーケットは、Reopening銘柄に対して何でも許すマーケットだ。

-一方テック銘柄はどうか。ROKUは$1B株の増資を発表。株価はどうなった?5%下がった。

-Boeing。今増資すれば株価は上がると思う。Wall streetは過去は忘れる。未来のことのみ興味がある。旅行需要が高まり、航空会社は飛行機を購入するようになる。これは今後発生する

-他には何か。GE, Emerson, Eden, Honywell, Raytheon, Nucor, 3M などのIndustrial。彼らは好きなようにすることができる

-どのくらいこの動きが続くのか。これは大きな質問。マーケットはゼロ・サムゲームだ。機関投資家はReopening Nameを買うために、昨年のGreat winnerを売った。Reopeningが順調に進み、金利が上昇、更にはこれから更なる追加の経済対策が来ると考えると、このパターンは続くと考えることができる

-NASDAQのSaaS企業の多くは、将来の成長によって得られる利益によって株価を上昇させてきた。だが、金利が上昇し、インフレが起こると、同じ価値を維持することはできない。それが今起こっていることだ。

-実際に数少ないTangibleな価値を生み出している銘柄に、行き場がなくなってお金が集まって、急激な上昇を見せている

-This is a pretty Textbook rotation。期間がある。最近の状況は2015-2016年を思い浮かばせる。その時は経済が過熱。Tech stockはもっとバブルがひどい状況だった。そのときFedは経済引き締めを行ったため、Cyclycalに逃げるルートもなかった。それがGrowth stockのsell offにつながった。

-このローテーションは、経済が壁にぶち当たったり、金利が上昇をやめるか一服をしたときに止まる。それがもし明日起こったら株を売るチャンスを与えてくれる。2015-16年の時もそういうチャンスはしばらくあった。今回は政府は金利を上げようとしないから時間はあるはずだ

-もし大きな下落に見舞われたら、boom-and-bust 銘柄から、Consistent growerに移り変わることができる。Travel & leisure銘柄は下落に見舞われていない。一方高いマルチプルのTechのSell offは頻繁に出会う。それらは 金利の上昇による経済の停滞、High profile企業の倒産などが起きない限りボトムまでは落ちないだろう。そしてそれらはすぐには発生するとは考えられない。もちろん金利はストレートには上昇していかないから、ある程度の上下のバウンスはあるだろうが。

-これらの会社は優れているため、2016年の2月に大きな下落に見舞われる前の2015年に見られたように、リバウンドを見せるだろう。それは利確をする時間があることを意味している。

-もしあなたが機敏で自信があったら、Tech銘柄を航空、鉄道、自動車、インダストリアル、石油(Cheveron or Pioneer)に移すことを薦める。

-もしあなたが機敏でないなら、利確して新たな低いNew Entry pointを探すことを薦める。

-まとめ。立ち続けてパンチをもらい続けるのはAwfulだ。パンデミックを生き抜いた銘柄は、いつかは戻ってくる。だが、それはFedが引き締め政策を行い、経済がSlowにならないと戻ってこない。これは経済のReopeningがスケジュール通りに進み、追加経済支援策が打たれるだろうことを考えるとまだ先の話だ。我々はそれまでにFang Dead, Fang Dead, Fang Deadというのを聞かないとならないだろう。Tech stockは余っていて、Cyclycal Stockは足りてない。今、我々は足りてない株に向かうべきだ。

特集1

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特集2

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Lighting Round

Invitae: “I’ve got to do more work on it.”

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McDonald’s: “They have been inconsistent of late, OK, and the inconsistency is driving people crazy. It yields 2.5%. When it gets to 3% — even if it’s inconsistent — I’m going to say buy.”

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Facebook: “Can the stock get cheaper? Of course, it can. Is it inexpensive on its growth rate? Yes, it is.”

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Groupon: “It’s a reopening stock. It’s a local reopening stock, and there’s not that many of those and it is one of them that works.”

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雑感

正直言って、2015-16年の状況も知らないし、英語も難しかったので、あまり適切に訳せていないかもしれません。ぜひ原文も参考にしてください。

また昨日のバイデン大統領のワクチンスケジュールの発表のニュースを見ていないと良くわからないと思うので、もし昨日ご覧にならなかった方は以下より参照ください。


状況を理解するには以下のジムクレーマーのツィートも参考になるかもしれません。つまり、我々はまだグロースストックの底には至っておらず、決定的なことがない限りまだ底にはいかずバウンスしながら下がっていく目線だと言っているようです。今日の本編では、まだ底に行くのに時間があるから、売れるうちにReopening銘柄に乗り換えるか、一旦利確後、下で新しいエントリーポイントを探すのを推奨しているようです。

2015-16年付近のQQQの株価推移はこちらです。

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中々、市場の理解も、それに基づく取引も難しいですが、何とか退場せずに対応していければ良いなと思います。

以上です。

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お断り


・全ての情報はMad Moneyからの『引用』です。筆者の分析・コメントではありません。本家サイトはこちらからどうぞ
https://www.cnbc.com/mad-money/

・Mad MoneyのLightning Roundという視聴者からの銘柄問い合わせに答えるコーナーでは、短時間で二言、三言でジムがコメントをします。

・銘柄がいいね、その銘柄だったらこっちの方がいいんじゃない、というコメントは良くありますが、その理由まで語られることは少ないです。

・筆者は、Native Speakerでないため、誤訳されている可能性もございます。ご容赦ください。

・更新は不定期で、忘れたり、サボったりすることが多々あると思われます。ご容赦ください。

・なお、あくまでこのコンテンツは個別銘柄や投資法を薦めるものではありません、ただの情報です。また雑感に書かれている内容も個人の意見です。各々の投資に関しては、個人の自己責任でお願いいたします。





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