アメリカに来たポスドクがグリーンカードをとるまでの話3-I140の準備から申請-

とにかく用意する書類の多いI-140

I-140はとにかく用意するものが多いです.私が弁護士に出した書類を列挙します.


・学位証明証(英語)

学位証明は博士号を取った大学から,英語のものを取り寄せました.大体一週間で発行され,さらに一週間後にアメリカ着

・第三者機関による学位の評価

アメリカ国外で学位をとった場合は,アメリカの第三者機関からの学位評価が必須です.わけわからない怪しい大学の学位じゃないかどうかを評価します.幾つか業者はあるようですが,弁護士からの推薦でtrustforteというところで頼みました.依頼料は$110でした.依頼して3日くらいで届きます.
https://www.trustfortecorp.com/

・現在の所属研究機関からのLetter

これは,現在アメリカの研究機関で勤務していることを証明できる書類であれば何でも良いらしいです.一般的にはボスからのInvitation Letterなどが用いられるそうです.

・Personal Statement

自分で作成する書類です.なぜI-140を申請するのか,どのような将来プランを持っているのかを端的にまとめた文章です.そんなに大変ではありません.

・論文/特許/Fundingのリスト

自分がオーサーに入っている論文や特許のリストや,これまでに得た科研費等のグラントのリスト

・出版した全ての論文

リストした論文の最初の1ページを全てPDFにしました.

・公開された特許

同様に公開されている特許の発明者がわかるページのみを印刷

・Funding(研究費)の証明書類

科研費なら科研費のWebページとその英訳,民間のグラントはアクセプトのメールとその英訳を提出しました.

・所属学会のリストとそれを証明する書類

学会へ会費を振り込んだ時のレシートでOKでした.

・査読した学術雑誌のリストとその証明

・招待講演のリストとその証明


全ての書類を集めるのに何だかんだで2ヶ月程度かかりました.8月末に全ての書類が揃い,9月18日にI-140の申請書が弁護士事務所より送付されました.
そして,2021年8月12日にUSCISよりI-737が届き,無事アクセプトされました.

推薦状は必要なのか?

いろんな他のブログで,第三者からの推薦状集めが大変だという話を聞いていたので,自分もするんだろうなと思っていたのですが,結論から言うと,EB2-NIWの場合は推薦状は不要でした.弁護士に聞いたところによると,推薦状はそもそも公式に求められていない書類で,あると有利になるという噂があるけど,EB2-NIWでは全く必要ないとの回答でした.そして実際に推薦状なしでアクセプトされました.


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