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ポストコロナon-line会議 #35「共通土台から始まるダイバーシティ」


令和3年5月16日(日)「第35回 ピンチをチャンスに大反転ポストコロナon-line会議」を開催いたしました。149名の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。

開催報告

開催日時 令和3年5月16日(日) 19:00~21:00
参加者数 149名
#35 「共通土台から始まるダイバーシティ」
1.はじめに
  開催趣旨説明
2.COVID-19による世界・日本の現状
  世界・日本の感染者増加状況など
3.「多様性の世界」
  AI和合クリニック院長 長岡美妃先生
4. トークライブ「共通土台から始まるダイバーシティ」
  21世紀の悟り人 令和哲学者Noh Jesu先生、長岡美妃先生、ゲストの皆さま
  グループディスカッション
5、質問コーナー
6.まとめ
  インフォメーション 

ナビゲーターの21世紀の悟り人 令和哲学者 Noh Jesu(ノ ジェス)先生、ファシリテーターの高橋 美里(たかはし みさと)さん、共同発起人のAI 和合クリニック院長 長岡 美妃(ながおか みき)先生、ゲストスピーカーのOVER THE RAINBOW代表 荒牧 明楽(あらまき あきら)さん、人事コンサルタント 幸喜 穂乃(こうき やすの)さん、浄土真宗本願寺派玄性寺 霊河 太樹(あらかわ たいき)さんにご出演いただきました。(以下 敬称略)

今回のテーマは「共通土台から始まるダイバーシティ」。多様性が増す今の時代に、本当の多様性は何なのか、どうすれば具現化できるのかを深める機会となりました。

1、はじめに

ファシリテーターの高橋美里氏による、開催趣旨の説明がありました。以下、概要です。

「新型コロナウイルスにより世界がパニックに陥っています。そこに対して、正確な問題の診断・正確な処方を追及し、共有したいという思いでポストコロナon-line会議を発足致しました。私たちは、問題を生み出したモノの見方「現実」から考えるのではなく、それらを一掃した「理想」から考えていきます。そして、体のコロナ(生命破壊)、経済のコロナ(生活破壊)、心のコロナ(尊厳破壊)という3つのコロナを同時に解決する英雄産業を創建し、世界をリードする日本を目指します。そのために、1000人の侍の結集によるコミュニティづくりを通した英雄産業をおこそうと取り組んで参ります。」

2、COVID-19による世界・日本の現状

世界・日本の最先端の状況を共有し、理解を深めました。

世界の感染者数:162,165,030人、死者数:3,364,031人
日本の感染者数:679,870人、死者数:11,424人

<世界・日本の情勢>
・台湾で感染急拡大 パニック買いも
・無料ドーナツやビールでワクチン奨励、オハイオ州は抽選で数百万ドルの賞金
・セーシェル、ワクチン接種率6割でも感染拡大
・「生活必需品除き休業を」東京都、百貨店に改めて要請
・全国の自殺者数 4月は1799人で前年比292人増 特に女性は37%増

3、「多様性の世界」

長岡先生より、真の多様性とは何か、どのようにつくられるのかについて語っていただきました。

長岡 多様性とは、相異なる要素を有する状態です。多様性の根本には、矛盾、対立、不一致が生まれます。ですから多様性をどのようにしてまとめるのかを試行錯誤してきたのが人類の歴史だったと言えます。全体主義も個人主義も多様性をまとめようとして生まれたものですね。

フランスの哲学者ジル・ドゥルーズをご紹介します。彼は「ソクラテスは人間である」という固定された状態は人の概念の中しかないと言いました。「ソクラテスは人間である」ことが先にあったわけではなく、元々は決めつけられない状態。けれど人間の脳はカテゴライズしたいという特徴があります。「ソクラテスは人間である」というカテゴリーに脳が入れたくなるのです。人間だ、男だ、女だ、動物だ、植物だ、これらも全て脳のカテゴライズによるものです。

さて、情報社会の中で私たちは毎日膨大な情報を浴び、脳のカテゴライズ機能では処理しきれずにエントロピー∞の状態です。エントロピーを0化、all zero化しないといけませんね。坂本龍馬の「今一度日本を洗濯いたし候」です。では、脳をall zero化すると何が残るでしょうか。心です。

脳文明は終わりを迎えて、心文明が始まる時です。目で見るのではなく、直観すること。相対和ではなく絶対和へ。all zero化して心を使う時、一人ひとりのポジションが自然と浮かび上がり、ポジション同士が違いを楽しみながら調和することができます。それこそが多様性であり、それを可能にする教育技術がnTechです。日本から心文明を始めていきましょう。

4、トークライブ「共通土台から始まるダイバーシティ」

Noh先生、長岡先生、ゲスト3名の皆さんで、本当の多様性とは何か?多様性から見た日本の現在地について語り、深めました。内容の一部をご紹介します。

nOU(nTech Online Univ.)総長
OVER THE RAINBOW代表
荒牧 明楽
人事コンサルタント
幸喜 穂乃
浄土真宗本願寺派玄性寺(福井県)17代目
霊河 太樹

Q:ダイバーシティ(多様性)とは何ですか?

・本当のダイバーシティは差がないことを知ること。差が無いところまで全てを溶かす。
・違いに出会う時、違和感や痛みがある。その違和感や痛みを受け入れるのがダイバーシティ。
・相手が感じる心地よさに敬意を払う基本姿勢を一人ひとりが持つこと。
・「みんな違ってみんないい」は無責任。イスラム教とキリスト教を見てもわかるように難しいこと。だからカテゴライズする脳の機能を全部溶かしていくこと。

Q:この時代になぜ多様性が必要なのでしょうか?

・コロナ禍でより不確実性な時代になっている。正解がない。これまでのように単一的な価値観では先に進むことができない。
・色んな情報が勝手に入ってきて、他者が目に入る、相対比較が起きる。だから多様性を認められないと自分が苦しくなる。
・出会いが圧倒的に増えているから多様性を受容できないと対応できない。古い価値観は手放すこと。
・そもそも多様性しかなかったけれど、多様性じゃないと思い込んでいた。全体主義、男女というカテゴライズもそう。心はもっと繊細だから、脳のざっくりとしたカテゴライズでは嫌だと心が叫んでいる。

Q:多様性の観点から観た日本の現在地はどう観えますか?また日本は多様性を受け入れる国だと思いますか?

・多様性を受け入れる土台はある。
・もともとは受け入れる性質があるけれど、今は受け入れられる現在地ではない。誰も責任を取りたがらないし、意思決定にも時間がかかる。変化に対応できていない。
・「みんな違ってみんな良い」という建前で、対立を恐れて関係性が浅い。本当の多様性を受け入れるためには対立する勇気が必要。
・ジェンダーへの意識を見ても国連の中で121位という現状。
・政治を見ていると多様性を受け入れる柔らかさがない。

Q:ダイバーシティを活性化させる共通土台はどんなものでしょうか?

・LGBTの当事者として体と心の性の格差に苦しんできた。超えようと活動するとさらに自分を縛って苦しくなった。nTechに出会って、全てを手放すことができて共通土台1がわかった時、初めてスッキリした。
・ジャッジする前に愛を持つこと。相手に敬意を払うこと。
・共通土台は愛や思いやり。そうすると心地よくなる。
・多様性を認めると言っていること自体がすでに人を判断しているから、多様性を認めるという考え自体が亡くなったらよい。
・フッサールの現象学でいうと「エポケー」。判断する前にバックすること。自分の観点をほどくところまでバックする。

5、Q&A

Q:日本は何を手放した時に多様性を受け入れられるのでしょうか?

Noh 今までの人類700万年間の歴史をまとめると脳の観点に固定されていたと規定できます。人間だけではなく、カエルの脳の観点、犬の脳の観点など、無限大ある観点を無視してきました。さらに人間1人ひとりが見ている画面はその人だけが見ているものです。1秒でも、1人にでも共有することは不可能。みんなバラバラのストーリー。そんな人間たちを暴力や財力でまとめ、力ない人は力ある人に我慢して従うしかなかったんです。人間脳の観点に固定されている状態は、ウイルスシステムです。コロナパンデミックが起きたことも、このウイルスシステムを手放してというメッセージです。

Q:日本が一番多様性を受け入れられると言い切るのはなぜですか?

Noh 日本は核爆弾を2個落とされても恨んでいません。それだけでももう十分言い切れることです。75年間耐えて、アメリカにも協力した。これは普通の集団では決してできないことです。

6、まとめ

長岡 これからもっと多様性増えていく中で、世界には教育が必要です。本当の多様性は究極のシンプルなところから出ないと観えない。究極のシンプル、それは真理であり絶対和です。でも人間は、絶対和なんて不可能だと思って相対和の中でやってきました。それが人間の悲しみや苦しみです。けれど、all zero化する教育が準備できています。脳から自由になって、女性性の時代を始めましょう。

Noh 今、日本にいて日本語を話していること自体がものすごいチャンスです。この時代は人類歴史の中で一番の黄金時代。最高に美しくて薫り高い事件が起きます。それは700万年間一度もできなかった人間の脳の限界を突破すること。絶対性の時代が始まります。シンプルな1つの動きがわかったら物理、数学、哲学など全ての学問をクリアできるようになります。そして人間1人ひとりがみんな自分の哲学を持つようになります。歩き方ひとつ、呼吸ひとつとっても立派な学問になっていきます。皆さんがイエスや釈迦をはるかに超えていくんです。この日本から全世界をゆさぶる歴史を大反転させる美しいプロジェクトを共にやりましょう。ありがとうございました。

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ライブ配信アーカイブ@YouTube

ポストコロナon-line会議
#35 「共通土台から始まるダイバーシティ」

on-line会議後の2つのお楽しみ!

1)21:10から60分間の参加型交流会やってます!
ポストコロナon-line会議後に、60分間の参加型(Zoom)交流会をご用意しています!出演者と皆さんと一緒に会議の内容をより深めていきたいと考えています。主催者一同、心より皆さまのご参加をお待ちし、交流を楽しみにしています。詳細とお申し込みは、WEBサイトをご覧ください。
2)オンラインコミュニティ場あります!
パーフェクトストーム(COVID-19、経済大恐慌、心の不安)が到来する今、全ての問題を一掃するポストコロナ時代の新職業・新産業・新経済を研究する参加型onlineコミュニティです。今私達にできることは何なのかディスカッションを行い、プロジェクト2つ(未来産業創出研究プロジェクト、日本式ロックダウン研究プロジェクト)を立ち上げ、実際に活動していきます。詳しくは、ポストコロナon-line交流会にて!

ポストコロナon-line会議@WEBサイト

ポストコロナプロジェクト2020@Facebook

ポスコロ3

インフォメーション

令和哲学チャンネル@YouTube

令和哲学カフェ

月曜日〜金曜日21:00〜22:30

世界基軸教育28日間プログラム

ポスコロ4

おわりに

当日の会に参加した皆さまから「日本人は多様性を受け入れるところと排他的なところが共存している」「手放す勇気があるのが日本と聞いて希望を感じた」「多様性とはシンプルであること、というのが印象的でした」といった感想が寄せられ、実りのある会となりました。たくさんの方々のご参加ありがとうございます。

出演者(敬称略)

ナビゲーター(代表発起人)
  21世紀の悟り人 令和哲学者 Noh Jesu(ノ ジェス)
プレゼンテーター
  AI 和合クリニック院長 長岡 美妃(ながおか みき)
ゲストスピーカー
  OVER THE RAINBOW代表 荒牧 明楽(あらまき あきら)
  人事コンサルタント 幸喜 穂乃(こうき やすの)
  浄土真宗本願寺派玄性寺 霊河 太樹(あらかわ たいき)
ファシリテーター
  高橋 美里(たかはし みさと)
グループディスカッション 
  古川 いずみ(ふるかわ いずみ)
  黒田 麻衣子(くろだ まいこ)
  八島 利恵(やしま りえ)
  清水 麻由美(しみず まゆみ)

スタッフ
ディレクター 高村博子、池田真梨子
サブディレクター 土岐直美
ビデオカメラ 坂中有子
配信スイッチャー 菅原ひとみ
音響ミキサー 菅原ひとみ
スチールカメラマン 中田健一
現場サポート 土岐直美
現場Zoom操作 森智樹、藪内隆憲
Zoom操作 亀井薫、平井健太、清水浄意
YouTube操作 中田健一、樋口智美
タイムキーパー 川野桃子
資料作成 樋口智美
note記事編集 小水 嘉
WEBデザイン・マーケティング 池田 真梨子、三笠 惠美
WEB・Facebook編集 高村 博子、小田原 千草、西尾 佳子、大村 祐子、池田真梨子、三笠 惠美
監修 Noh Jesu(ノ ジェス)

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