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2022/12/23 焚火会におじゃまする

17:00 北本着

post に向かい、荷物を置く。北本市内にあるアーティストユニット目のアトリエに向かう。

18:00 アトリエ着

目のスタッフさん20人ほどを集めて開催されていた焚火会にお邪魔させてもらう。北本で何度かお目にかかっている人もちらほらいるが、ほとんど知らない人ばかり。たこ焼きを焼いたり、焚火の上で串焼きを焼いたり、ソーセージを作っていたり、ケーキのデコレーションをしていたりと各々好きなことをしている緩い空気感。
私は火の番をすることにした。6名くらいの方々と焚火を囲んで世間話をしたりしなかったり。日がどっぷりくれたころ、仕事を終えた目のメンバーも合流しさらに宴が盛り上がる。何の話をしたのかよく覚えていないが、みなさん仲良く肩を並べていた景色が素敵だった。

23:30 10年前の資料をみせてもらう

空気がかなり冷え込み始めたころ、目のメンバー増井さんが持っている「北本ビタミン」関連のデータを見せてもらう。「はみ出し探検隊」の記録写真、タワーの様子、しばふキネマ(タワーで定期的に行っていた映画上映会)で流した近所のお店の手づくりCMなど、様々なデータをわけてもらう。雑多だが、ひとつひとつが思い出の断片だ。データを開くたびに増井さんの横顔に皺が寄る。
「まだあるはず」と言って、段ボール箱に入った紙資料を引っ張り出してくださる。2010年頃に展開していた「おもしろ不動産」プロジェクト関連のリサーチシートが山ほど出てきた。必要だったら持って帰っていいよ、と紙資料を貸し出してもらう。
「ついでだし、船つくったときの木材とかライフジャケットが残ってるから、見ていく?」とアトリエの2階に案内してもらう。積み重なった「はみ出し関係」と書かれた段ボール。そのなかには、船の飾りつけに使ったという塗装した木片や「無人島いくぞ おー!」と書かれた旗、万国旗、ライフジャケット、子供たちが使っていた腰袋など、様々なものが入っている。
1つ1つ取り出しながら「これはあの時につかった~」「これはこの時の~」と解説してくださる。1度手にとると止まらない。結局20分ほど品々をみせてもらい、段ボールから出てきた500枚ほどの記録写真をお借りすることになった。
アトリエの1階にもどると、目の南川さん荒神さんもあつまっており、みんなで出てきた写真をしばらく眺める。「これタケちゃんやん!」「この子来とったなあ~」なんて口々に言葉を漏らしながら写真をめくる。
過去を振り返っている人の顔は素敵だ。良いことも、大変だったことも、思い出したくないこともすべてひっくるめて愛でてしまう眼差し。たとえ同じ記憶を共有していなくとも、横にいるだけで写真を眼差す人の魂が過去にトリップして、頭の中で様々な思い出の映像が再生されていることがわかる。

後片付けをして、午前1時を回ったころに解散。団地に住むスタッフメンバーの車に乗せてもらい、post に戻る。

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