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きっかけ②

「お金が欲しい」

そう強くおもった26歳。

でも改めてその時を思い出すと、お金を手に入れるというよりは、

「お金を手に入れて人から認められたい」

というのが心の根底にあったんだろう。

「人から認められたい

そんな思い。

そして僕は長男ということもあり、福井に戻ることにした。

27歳で福井に戻ってきた僕は、何をしようかと考え、好きなことをやってみることにした。

好きなこと、、服、か?

その時の僕は、洋服に興味があり、単純にそれを仕事にしてみようと思った。

そして昔好きだったお洋服屋さんに行ってみた。

店内をブラブラしていると

「スタッフ募集」

の文字。

運命??

こりゃ行くっしょ。

何も考えずにスタッフの方に相談してみた。

するとすぐに専務という方と面接する機会を得た。

とんとん拍子で決まる仕事。

よっしゃ、やってやるわ!!

と、意気込む27歳の自分。

働き出してみると、それはそれは緊張の毎日。

今までの教員生活とは全く違う世界。

何にもわからない接客や販売の世界。

そして

「全然売れない。。。」

当時のお給料は月15万円。

ノルマは月150万円。

150万円。。。

途方もない数字。

だけど、売れば売るほど給料は上がるシステム。

200万売れば月20万に。

300万売れば月30万。

すごくシンプル。

男ならやる気になりまくるシステム。

しかし1ヶ月経ち、2ヶ月経ち、3ヶ月経っても150万には届かない。。

落ち込む。

専務には叱咤される。

また、落ち込む。

あの時を振り返ると、人生で色んなことを

そこそこ器用にやってきた自分にとっては、

初めての挫折。。

やー、、毎日辛かったな。。www

今となってはいい思い出だけど。

ワンマン女性専務に叱咤、激励、叱咤、叱咤、叱咤される日々。

やー、、、、辛かった。

途中から専務への怒りハンパないw

結局、半年ほど働き、やっぱり辞めることにした。

完全なる

「逃げ」

ダサすぎww

みんなダサいと言ってください。

シンジくんだって逃げちゃいけないって言ってるのにw

もうね、イヤになっちゃったんです。

でもね、振り返るとあの時の専務の言葉

ってのがひとつひとつ心に残ってる。

今思うと、何ひとつ間違ったこと言っていない

し、今の自分のポリシーみたいなものになってる。

振り返ると、必要な経験と叱咤だったのだと、

今は心の底から思う。

専務がいつも言ってた。

「お金はありがとうと一緒にやってくる」

これ。

ほんこれ。

ほんまじこれ。

これがその時の自分になかった。

そして今は自分の根底にある言葉。

この言葉だけでも、あそこで働けた価値はあったな。

本当にありがとうございました。

そして、お洋服屋さんを辞めた僕は、

次に興味があった飲食店の募集を見つけた。

地元、福井県三国町にあるカフェ。

求人を見つけて、こっそり視察に行って即決。

そこは新規オープンしたカフェ。

その面接で、なぜか大見栄を張った。

「3年後にお店を出したいので、それまで働かせてください!」

なぜだろう。。

どっからそんな自信と意味不明な言葉が出たのかはわからないけど、そう言ってたw

でもそのハッタリのおかげか、

そのカフェはすぐに雇ってくれた。

そして

そこで運命の「コーヒー」と出会う。


また長くなってしまった。。

そのカフェでの奮闘記は続きはまた次回に。


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