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【告知】アメリカ保守主義とは何か? ―分断されるアメリカとポスト・リベラリズム―(11/15)

ぽすけん企画 第15弾 井上弘貴著『アメリカ保守主義の思想史』(青土社、2020年)刊行記念トークイベント
アメリカ保守主義とは何か?
―分断されるアメリカとポスト・リベラリズム―
出演者:井上弘貴×石川敬史×田中東子(司会)
日時:2020年11月15日(日)18:30開場/19:00開演
場所:Readin' Writin' BOOKSTORE(参加費:1000円/10枚限定) 
   zoom(参加費:1000円(一般)、500円(大学生以下))
   Peatixにて予約受付中!
※当日のトークイベントは書店「Readin' Writin' BOOKSTORE」より配信いたします。
※ZoomのURLは、当日午後5時ごろにPeatixを経由して配布いたします。
※当日参加が難しい場合でも、チケットご購入者の方にはイベントの録画映像を送らせていただきます。

【トークテーマ】
 トランプ大統領は、2020年のアメリカ大統領選の直前にカトリック信徒である保守的なエイミー・バレットを新たな最高裁判事として指名し、議会もそれを承認しました。大統領選挙の結果にかかわらず、アメリカ社会のリベラルと保守の価値対立、とくに女性の自己決定権と中絶にかんする意見の対立、同性婚の賛否、移民の受け入れをめぐる論争についての合意の道筋がみえないまま、アメリカ社会は次の時代に突入することになります。
 アメリカは一体、どこに向かっているのでしょうか? 当日は、2016年にトランプが勝利して以降のアメリカ保守主義グループのなかで生じた、保守内部の主流と傍流との交代劇に注目して現代のアメリカを鋭く描いた『アメリカ保守主義の思想史』(青土社)を刊行したばかりの井上弘貴さん、そして建国期のアメリカ政治思想史がご専門の石川敬史さんをお迎えし、分極化したアメリカと世界の今に迫ります! 
 司会は、大妻女子大学の田中東子が務め、リベラルとはまったく異なる世界観を構築してきた保守の側の論理をお二人に語ってもらうことを通じて、アメリカの過去・現在・未来について詳しくうかがっていく予定です。

【出演者プロフィール】

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井上弘貴(いのうえ・ひろたか)
1973年東京都生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。博士(政治学)。自治体非正規職員、早稲田大学政治経済学術院助教、テネシー大学歴史学部訪問研究員などを経て、神戸大学国際文化学研究科准教授。専門は、政治理論、公共政策論、アメリカ政治思想史。著書に新刊『アメリカ保守主義の思想史』(青土社)、『ジョン・デューイとアメリカの責任』(木鐸社)、主な翻訳に『ユニオンジャックに黒はない――人種と国民をめぐる文化政治』(月曜社、田中東子、山本敦久との共訳)

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石川敬史(いしかわ・たかふみ)
帝京大学文学部史学科教授。1971年、北海道稚内市生まれ。北海道大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。北海道大学法学部助手、東京理科大学基礎工学部准教授を経て現職。専門は、アメリカ革命史、植民地時代からアメリカ建国初期の政治思想史。著書に『アメリカ連邦政府の思想的基礎ーージョン・アダムズの中央政府論』(渓水社)、共著に『岩波講座 政治哲学2 啓蒙・改革・革命』(岩波書店)、『教養としての世界史の学び方』(東洋経済新報社)など。将来の夢は、井上弘貴さんとアメリカ政治思想史という学問分野をメジャーにすること。

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田中東子(たなか・とうこ)
1972年横浜市生まれ。大妻女子大学文学部教授。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。博士(政治学)。専門は、メディア文化論、ジェンダー研究、カルチュラル・スタディーズ。第三波フェミニズムやポピュラー・フェミニズムの観点から、メディア文化における女性たちの実践について調査と研究を進めている。著書に『メディア文化とジェンダーの政治学-第三波フェミニズムの視点から』(世界思想社、2012年)、『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(共編著、ナカニシヤ出版、2017年)『私たちの「戦う姫、働く少女」』(共著、堀之内出版、2019年)、その他『現代思想』や『早稲田文学』などに第三波フェミニズムやポピュラー・フェミニズムに関する論稿を掲載している。

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