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難関私立中高に進学した子どもが陥りやすい苦悩🏫

こんちは!ポジティブ先生です🔥
本日は「難関私立中高に進学した子が陥りやすい苦悩」というテーマでお話しさせていただきます。

難関私立に合格することは非常に難しいです。
いっぱい遊びたいはずの小学生4、5年生の頃から塾に通い、毎日何時間も勉強してやっと入ることができた学校。

きっと楽しいことがたくさん待っている!
と思うかもしれませんが、すべての人がハッピーな学生生活を送れるわけではありません。

どんな学校でも、学年のうち何人かは、学校に来れなかったり、大きな悩みを抱えてしまうことになります。

本日はよくある悩みについて紹介します。
皆さんのお子さんが悩みを持つかもしれません。そんな時にすぐに気づいてあげられるように、あらかじめどんなことで悩むか知っておく必要があります。

それでは早速みていきましょう。


1. 勉強についていけない

まずは、勉強です。
難関私立は進度が速く、理解度もそれなりに高いものを要求されます。
公立だと十分ついていけて、学年でも上位に入るような子が、難関私立だと最下位層にいるということはザラにあります。

勉強についていけないという悩みは、下位10〜20%の子はほぼ確実に感じる悩みとなるでしょう。

難関私立は、土曜日も毎週あったり、隔週であったりする学校が多いです。
中学生の頃からしっかりと長い時間勉強することになるので、忍耐力も同時に必要になります。

これらをきちんとこなすことは、本人にとってストレスになる場合が多いです。

また、難関私立には、クラスに1人は「天才」がいます。
一回話を聞いたら全部覚えちゃうような子です。
そんな子がいる中での生活になるので、自ずと劣等感だったり、叶わないという諦めを感じてしまう場合もよくあります。

保護者の皆様は、お子さんが勉強関係で悩んでいたら、ぜひ話を聞いてあげてください。
そして、お子さんの良いところを褒めるように心がけてください。

難関私立は公立に比べて苛烈な競争社会だからこそ、誰かからの「承認」が必要ですし、もっというと、おばあちゃんのような「無償の愛」が大事です。これがあれば、嫌になって全てを投げ出すという確率がグッと下がり、苦戦しながらも喰らいつくようになります。

2. 本当にやりたいことができない

「本当にやりたいことができない」というのも問題です。というのも、生徒が進学を志すのは小学4年生ごろであるため、基本的にほぼほぼ「親が勝手に進路決定した」ようなものです。

つまり、学校生活をそれなりに楽しめたら良いですが、「本当は他にやりたいことがあったのに」となると、なかなか充実した日々を送ることができなくなります。

例えば、本当は趣味のテニスの練習をたくさんしたいのに、難関私立に入ったことで、勉強に時間を取られ過ぎてしまい、全くテニスが手につかず悩むということがあります。

そうすると、「こんなはずじゃなかった」と思うようになり、公立の中学への進学を希望したり、最悪のケースとしては無気力になって不登校になってしまいます。

保護者の皆様は、お子さんに受験を勧めるとき、最低限どんな生活になるのか、どんなことにどれくらい時間が割けるのか説明しておかないと後々大変なことになります。

くれぐれも親だけで進路決定をしないようにしましょう。

3. 周囲からのプレッシャー

続いて、周囲からのプレッシャーです。
難関私立に合格するだけあって、親や祖父母から過度なプレッシャーをかけられている生徒も毎年何人かいます。

「絶対に医者になってもらう」が最も多いです。
次が「東大京大阪大に入れる」ですね。

これらは正直あまり好きではなく、本人の夢を無視した親たちのエゴじゃないかと思います。

確かに人の役に立ち、安定して高収入な仕事といえばまずは医者があがってきますが、「医者になる=幸せ」が常に成り立つわけではありません。
というかいっつもカリカリしているお医者さん結構いますよね。

お子さんに対して思うところはあるかもしれませんが、親が過度なプレッシャーをかけることは本当に良くありません。

「良い成績を取るためにカンニングをした。」みたいなこともあります。
それがバレて、自暴自棄になる生徒もいます。

あくまで、お子さんの人生はお子さんのもの。
紹介したりおすすめするに留め、プレッシャーをかけることはやめましょう。

4. 自分の将来への疑問

これは2つ目のことに関連しますが、「自分の将来へ疑問」を持つ子もいます。
先ほど難関中学への進学は、ほとんど親が勝手に決めたようなものという話をしましたが、それが原因で、「自分は本当にこの道であっているのだろうか」と疑問を持つ生徒さんがいます。

それもそうですよね。
今まで、親が一般的に「良い」とされるレールを敷いていてくれたのです。
そこを通っていれば、社会的な評価は受けやすいですが、ふとした時に「自分の人生って誰のためにあるのだろう」と考えてしまいます。

やはり、「自分の人生は自分で決めるもの。」
生徒たちはそのことを忘れずに自問自答していかなければなりません。

幸いにも、難関私立にいれば、選択肢が狭まることはあまりありません。基本的にどんな進路を目指すこともできます。

保護者がやるべきことは、定期的に子どもと「対話」すること。
何が好きで、何にハマっていて、どんな人に将来なりたいのか。どんな職業に興味があるのか。しっかり話し合う姿勢を忘れてはいけません。
ぜひ良い関係を築いてください。

5. まとめ

いかがだったでしょうか。
お役に立てれば幸いです。

難関私立に入学できれば安泰ではありませんし、そこからがスタートです。

皆さんのお子さんが自分の目指すものを明確にし、自分で人生を切り開いていくことができるように願っています。

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