ポッキーからポテロングへ

僕が何かを始めるときはいつも形から入る。過去の自分は筋トレを始めるつもりだった。そのためにモチベをあげる本や効率をあげる本を買った。自重トレーニングで体が痛くならないようにマットも買った。ただ、肝心の筋トレはしていない。ただ、今回は本当にいつもと一味違う。本当にもう始まる寸前なのだ。きっかけは新年度早々に約束した高校同期とのzoom会議。彼を知ってもう5、6年になるが彼は”ポッキー”のような体つきがシンボルで持ちネタの「児玉だよっ!!」を武器に幾多の笑いを積み上げてきたような人間だ。zoomが始まったその刹那, 僕の眼球が知覚した光景が脊椎に電撃を走らせた。半年ぶりにみた彼は僕の想像の斜め上をいく”ポテロング”になっていたのだった。ポッキーとポテロングは同じお菓子コーナーの棒状のお菓子であっても、一線を画す。どちらかといえばルマンドの自分は気づけばポテロングに釘付けだった。この鮮烈なインスピレーションが、形から入る僕の悪い習慣を打ち破った。今日が始まりの日。以前購入した筋トレのモチベをあげる本の価値が薄れ出した日。そして僕らポッキーとルマンドは、ポテロング、いや、その先の”うまい棒”を目指して走り出したのだったーーーーーーーーーー。


俺は何を書いているんだろうと思いお風呂に入りました。自分のクリエイティビティに脱帽した。


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