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【最強BMP⑪】蓄え、練り、締める!~メンタルトレーニングの鍵を握る三気法~

「気」は心のエネルギー

「気」とは心のエネルギーです。
「気」というと、中国の気功や東洋医学、をイメージしますが、スポーツなどで「気を抜くな」「気合を入れろ」「気を引き締めろ」といった言葉が使われることがあります。これらは心理的な状態を表すものであり、「気合を入れろ」はメンタルトレーニング的には「心身を緊張させて興奮状態をつくり、闘争心を高めろ」という意味になります。気力は、日頃の集中力やパフォーマンスにも大きく関わってきます。

SBT®スーパーブレイントレーニングでは、心のエネルギーを効果的に活用するために、「蓄える」→「練る」→「締める」という三気法を指導しています。
この方法では、心のエネルギーをしっかりと準備し、練り上げて、最後に集中力を高めてパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

体内に「気」が蓄えられていなければ「やる気」は出ない

体内に「気」が蓄えられていなければ、「やる気」も出ません。「元気がない」「気力がない」と感じる時は、心のエネルギーが不足している状態です。そのため、「やる気をだせ」と言われても、体内にエネルギーが蓄えられていなければ、やる気を出すことはできません。やる気が出ないことが悪いことではなく、心のエネルギーが不足していることが問題なのです。
三気法を用いて心のエネルギーを準備し、練り上げ、集中力を高めることで、ベストパフォーマンスを引き出すことができます。

気を蓄えるための事前準備

*事前準備
嫌なことなど心をざわつかせるものを取り除く作業をします。
リラックス方法に瞑想や座禅がありますが「無」になるのは意外に難しく上達するのに時間がかかるので、リラックス方法は腹式呼吸がお薦めです。
腹式呼吸をお薦めする理由は、簡単に身体から落ち着かせることができるからです。
「瞑想」「座禅」「腹式呼吸」この3つに共通しているのは、脳波のα波が出ることです(α波は、集中とリラックスが両立しているときに出る脳波)

1.「気」を蓄える

〇自然の中にあふれている「気」をとりこむ方法
〇応援など、大切な人や仲間がかけてくれる励ましの言葉を「気」に変える方法
〇自分自身の内に「感動」をためていく方法 
などいろいろあります。

自然に囲まれた空間で深呼吸をすることや、大切な人や仲間からの応援や励ましの言葉も、心のエネルギーとして活用することができます。また、映画、推しのコンサートや他にも様々な感動を心のエネルギーに変えて蓄えていく方法は身近にたくさんあります。

「準備と蓄える」ことだけでも、普段の生活の中で意識的に行うことで、心のエネルギーを枯渇させずに活力を保つことができます。周囲をみても、いつも気が満ちている人は、趣味を楽しんだり、人を楽しませたりして脳内にプラスのエネルギーを蓄積している人です。

2.「気」を練る

「気」を練るとは、具体的なイメージを作り上げることです。
心のエネルギーに具体的に形を付けていきます。
〇未来の理想の自分 〇目標達成のイメージを具体的に描くことで、心のエネルギーに形を与えていきます。

3.「気」を締める

「気」を蓄え、具体的なイメージを作ったら、次は「気」を締めていきます。この締め方は、例えば、ドラゴンボールの孫悟空が「かめはめ波」を爆発させる直前のような状態です。
これをメンタルトレーニングでは「サイキングアップ」と呼びます。
気を上げると、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの脳内ホルモンの分泌を促し、「戦闘モード」をつくっていきます。
スポーツでいう「気合を入れろ!」とは、この戦闘モードを作れ!ということです。
折角、気を蓄えて、練っても、最後にしっかり締めなければ不発に終わってしまい、それでは勿体ないですよね。

強気と集中力を簡単につくる方法のひとつは「音楽」です。
アスリートが試合前に音楽を聴いている光景を見たことがあると思いますが、集中力を高めるための一環です。彼らは心身を整えて最高のパフォーマンスを発揮する準備をしています。
「音楽」を使う方法はスポーツだけでなく、ビジネスや受験などさまざまな場面で活用できます。音楽の力を借りて、強気で集中した状態を作り出しましょう!

【まとめ】

心のエネルギーを効果的に使うためには、まずリラックスをしてから、自然の「気」や感動や応援の言葉を「気」に変えて取り込み溜める。必要なイメージを具体的に作り、最後に音楽などを使って「気」を締めることで、最高のパフォーマンスを引き出すことができます。

参考:SBT®スーパーブレイントレーニング

大脳生理学×心理学に基づいた画期的なトレーニング。発揮能力のメンタトレーニングと保有能力の開花をさせるブレイントレーニングを合わせたトレーニングです。
参考最新書籍「大谷翔平の成信力 西田一見著」「慶應メンタル 吉岡眞司著」
昨年夏の甲子園優勝校、慶應高校が採用したトレーニングとNHKにて紹介されました。

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