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受けループは神

こんにちは!今回は8世代の禁止2体環境の時は自分の半分の人格は受けループ使いだと思っている、その考え方を書きたくなったので記事にしました。

以下常体


ポケモンは大きく攻め駒と受け駒に分かれていて、受け駒が特定の攻め駒に対して役割を持つという分かりやすい関係がある。
受けループというのは相手の3体の選出に対して
Aには◯
Bには△
Cには□
と後投げをし続けることで、役割を持ち続けて暇が出来たターンに削りとして有効な技を打ちつことで、相手を自分より多く削り切る構築である。つまり、定義通りの受けループは"選出さえしっかり出来れば"、急所以外で崩されることがまず無い。
しかし、もちろん受けループがただただ無敵ということはなくて、崩す手段はしっかりあり、それらは
➀役割破壊
②選出破綻
の大きく2つに分けられる。

具体的に
➀は「持ち物による火力上昇」「積み技による火力上昇」「定数ダメージ(一撃必殺技を含む)による火力上昇」「絡め手による受け機能減少(拘りトリック)」
②は「選出画面の圧力の高さで、受けループ側の選出が3体では足りなくなり、選出の噛み合わせで破壊する」
ということである。これらは、受けを崩そうとしたときに、多くの人が自然にやっていることだと思う。
そのため、これらに対して受けループを使う側の人間は
➀役割破壊を防ぐ
②選出を3体で足りるように工夫する
の2点を考えて構築を組むことが、完成度を高める上での必須事項となる。



この2つを満たしていると思っている、自分の過去の構築の中での分かりやすい例として、様々な理由からおそらく有名な構築である「バドホウオウ」を挙げる。

これは
ホウオウナットポリ2バンギの4体での受けループであり、選出が破綻する相手に対しては黒バドとガブリアスを出してこちらから破壊するという大まかな考え方で組んでいる。
受けループというのは、6体が受け駒であることよりも、相手の崩しをどのようにケアしてサイクルを回すかが重要である。そのため、黒バドとガブリアスのような切り返し手段を採用していたとしても、自分の中では全対応に近いならば真っ当な受けループだと思っている。


9世代に話を戻すと
昨今の受けループは正直、とても厳しい立ち位置にいると考えている。
パオジアン(零度、剣舞)、ディンルー(地割れ、カタスト+挑発、ステルスロック)カイリュー(渦アンコ、鉢巻飛行テラバースト)、サーフゴー(眼鏡トリック、巧みショック)、ハバタクカミ(瞑想痛み分け身代わり)
等、真に環境トップであるポケモン達の崩し性能が異常に高いからである。(受けループを特別対策していなくても、メジャーポケモンを使っていれば普通に勝ててしまう)
そのため、9世代の受けループと呼ばれている構築は「ヘイラッシャで地割れ」をサーフゴーやディンルーに打ち、先に崩しに行く羽目になる運ゲーをしてしまっている。
これはディンルーサーフゴーの崩し性能が最強すぎるため、まあしょうがないことだと思っていたが、前期ついに、革命が起きた。
りょんさんの「ドヒドディンルーパオサーフ」が地割れもキョジオーンもいないガチの受けループとして初めて一桁を取ったのである。
トリックケアのヘドロ守る、積みケアの霧飛ばし、定数の毒カタスト、風船鋼タイプの黄金の身体による絡め手地割れ飛行テラバースト耐性、ディンルーパオジアンに対する零度耐性ポケモンのカタスト再生、等からこの4体の受け選出の対応範囲は、従来の受けループのそれとは比べ物にならないくらい広く、完成度があまりにも違いすぎた。個人的には「9世代でも受けループを使える可能性がある」という道標を示してくれたことに感銘を受けており、この記事を書いたのもこれがきっかけである。
今回の9世代のガチ受けループ(キョジオーン、一撃技無し)のあまりにも順当すぎる一桁達成を機に、役割破壊と選出破綻をどう克服するかをしっかり考えて負け確定盤面とコノヨザル以外に地割れを打つことのない受けループが少しでも増えることを、受けループ信者として切に願っている。

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