見出し画像

美麗バドザシ

こんにちは!今回は幻解禁ルールで考えた構築を紹介します!
並びは↓です!

それでは構築を紹介します!
以下基本的に常体



コンセプト

  • ステロ+禁止伝説での制圧

  • 選出択の軽減

  • ザシアンに隙を見せない

  • 物理特殊をばらけさせて選出幅を広げる

以上の4点を強く意識して構築を組みました。

構築経緯

禁止伝説に多い90族とザシアンに有利が取れる選出として、禁止伝説2体ルールにおける環境トップ構築であったhttps://cresseliapoke.hatenablog.com/entry/2022/03/04/061131

を参考に襷地ならしランドロス+ザシアン+スカーフ黒バドから構築を組み始めた。また、軸の調整や技は
①さらに環境に多くなった相手のザシアンへの立ち回りの選択肢を増やす
②禁止伝説としっかり殴り合う
の二点を意識して決定した。
脳内でこの3体で対戦を回したところ、①ルギアホウオウ絡み②初手のスカーフカイオーガ+詰めの襷黒バド③後発のダイマネクロズマが厳しいと感じたので、チョッキカイオーガ+珠ゼクロムを同時採用した。
①は、ゼクロムオーガで物理特殊を分けながら圧をかけられる
②は、カイオーガ入りや特殊禁止伝説への立ち回りを増やせる
③は、ネクロズマに強いポケモンを黒バド以外にも採用することでダイマ択じゃんけんを回避する
というように、軸の弱点を埋めることが出来る。
最後に、ここまでの5体である程度の型読みが必要な特殊禁止伝説+黒バド+ザシアンで制圧してくる並びに刺すことが出来る混乱実イベルタルを採用。構築を完成とした。




個体紹介

※採用順

唯一の一般枠

ランドロス(れいじゅうフォルム)@きあいのタスキ

特性:いかく
性格:ようき
実数値:167(20)-180(116)-125(116)-112-101(4)-157(252+)
じならし がんせきふうじ ステルスロック じばく

HB-特化ザシアンの巨獣斬+電光石火確定耐え
A-無降りザシアンに地ならしが92~
地ならし+自爆がB4カイオーガに177~
岩石封じ+珠ダメ+自爆が無降りイベルタルに200~
S-最速(最速カイオーガゼクロム抜き)

https://cresseliapoke.hatenablog.com/entry/2022/03/04/061131を参考に、全く同じ調整で採用。

ステロ撒き。
ザシアン+特殊禁止伝説にステロ+αの仕事が出来ることを評価し、唯一の一般枠として構築の軸に組み込んだ。カバルドンやラグラージ、グラードンより大きく勝る点は対ザシアン性能であり、「S91+地ならし」のおかげで「身代わりをケアしつつ、ステロを撒き+削りまで行える」という安定かつ強い再現性の高い動きをすることが出来る。
また、威嚇と自爆は汎用性が高く、チョッキカイオーガと合わせてのサイクル、起点回避、対面処理力の向上等立ち回りの幅を広げることに繋がった。
禁止伝説を無制限に採用出来るおかげで初手のダイアイスを構築単位で拒否・対策しやすいので、襷+ステロという要素は今回のルールでも変わらず,あるいはより強力だと思う。



俺を信じろ

ザシアン(けんのおう)@くちたけん

特性:ふとうのけん
性格:ようき
実数値:197(236)-191(4)-136(4)-90-137(12)-220(252+)
きょじゅうざん じゃれつく でんこうせっか つるぎのまい

HB-A特化ザシアンの巨獣斬+電光石火を88.28% (226/256)で耐える
HD-ステロが入った臆病カイオーガのしおふき(威力132)確定耐え
臆病珠イベルタルのダイバーン13/16耐え
A-無降りザシアンに+3巨獣斬が199~
地ならし++1巨獣斬が無降りザシアンに212~
A+1時、じゃれつく+電光石火がB4カイオーガに171~(ステロ込みで無降りカイオーガを確定で落とせる)
S-最速

最強禁止伝説。
このルールは禁止伝説が無制限に採用出来る以上、「禁止伝説に強い禁止伝説」であるザシアンはより強力だと考えている。
今回は、「地ならし分削れたSが下がっていないザシアン」「ステロのタイミングで削れたランドロスに投げてきたザシアン」を意識して上から動ける確率が一番高い最速で採用した。これにより、増加した有象無象のザシアン構築に対して、襷ランドロスを合わせての選出の時に勝率を上げることが出来る。
HSザシアンでは少し珍しい「電光石火」は、ランドロス(黒バド)と合わせて選出した際の①スカーフカイオーガ②イベルタル③メタモンを意識しての採用である。実際に、①ステロで削れたスカーフカイオーガの雨しおふきを耐えて、じゃれつく+電光石火で落とす②黒バドと合わせてダイマ択を無くして不意打ちをケアして縛る③+2巨獣斬を耐えて、ステロ+巨獣斬;電光石火で落とす、と対処可能だ。

禁止伝説2体ルールの王

バドレックス@こだわりスカーフ

特性:じんばいったい
性格:ひかえめ
実数値:191(124)-81-115(116)-238(252+)-121(4)-172(12)
アストラルビット ワイドフォース ドレインキッス こわいかお

HD-ダイマ時、霰ダメージ3回+特化珠ディアルガのダイアース+徹底抗戦を88.28% (226/256)で耐える
非ダイマ時に砂ダメ1回受けた後、ダイマ時に特化珠カイオーガの雨ダイストリーム(150)を確定耐え
HB-ダイマ時、136(下降補正4振り)珠イベルタルの不意打ち最高乱数切り耐え
222ザシアンの+1巨獣斬を最高乱数切り耐え
C-特化
ステロ+C+1ダイフェアリー+ダイマ時の珠ダメ×2+A191ザシアンの+1電光石火でD4ダイマイベルタル(HP402)に404~
ステロ+C+1アストラルビットがスカーフカイオーガに14/16の乱数一発
S-余り(遅いザシアン、ムゲンダイナ意識で出来るだけ高く)

制圧力の鬼。
黒のいななき+一貫性の高いアストラルビット+圧倒的な素早さ+ダイサイコによる火力上昇と先制技無効、の4点によりステロと合わせた際に、襷や受けポケモンを無視してスイープ出来るのが強みである。
前回のルールではイベルタルが入っている構築に黒バドを投げない選択肢を取れたが、今回のルールでは他に対応するためにそれをやりづらいため、「黒バドのダイマックス」という強い動きを「イベルタルのダイマックス」に比較的容易に止められるため前回のルールよりは個人的に評価は低い。しかし、ステロ+ザシアンと組み合わせることでイベルタル入りの選出にも5分以上の勝負が出来るようになった。
調整は、初手のダイアイス勢の代表格であるディアルガを意識しており、ランドロスでダイアイスを無視してステロを撒くことを合法化する事が出来る。(ダイアイスを押されても試合には勝てるし、押されなかったらもっと余裕で勝てる)。
ワイドフォースはエスパー技の一貫を取るため、ドレインキッスはイベルタルへの打点を取りつつ状態異常の拒否を目的として採用しており、ほとんど何でも良いダイウォール媒体には「チョッキダイジェット勢への起点回避」を主に意識して暫定的に怖い顔で保留している。



実は貯水にストレスをためていた

カイオーガ@とつげきチョッキ

特性:あめふらし
性格:ひかえめ
実数値:201(204)-94-111(4)-222(252+)-161(4)-116(44)
しおふき ねっとう かみなり れいとうビーム

HB-陽気ザシアンの+1巨獣斬確定2耐え(≒意地ザシアンの+1じゃれつく確定耐え)
ステロ+臆病イベルタルの珠ダイアーク(不意打ち媒体威力120)確定耐え
特化マーシャドーの+1インファイト11/16耐え(陽気は確定耐え)
陽気マーシャドーのインファイト+影うち確定耐え
陽気珠ゼクロムの雷撃14/16耐え
HD-特化カイオーガの雷+ダイサンダーを92.19%(236/256)耐え
ステロ+ダイマ時の臆病黒バドの+1ダイホロウ+非ダイマ時のアストラルビットを確定耐え
ダイマ時の特化黒バドの+1ダイホロウ+非ダイマ時のアストラルビットを確定耐え
HBD-ステロ+控えめイベルタルの珠ダイアーク(不意打ち媒体)+珠ダイアーク(悪の波動媒体)を96.09%(246/256)耐え
C-特化
199(252)-154(148)ザシアン(スカーフカイオーガの雨しおふき確定耐え)のザシアンを雨ダイストリーム(150)で9/16の乱数一発
207(252)-142(252)グラードンを雨熱湯で確定
S-118(麻痺したスカーフカイオーガ抜き)グラードン-2

雨の神。
禁止伝説2体ルールの時は水無効勢への立ち回りが難しいという理由で個人的に評価が高くはなかったが、パワーについてこれないことによる水無効勢の減少により最大値を出しやすいのがとても良く、禁止伝説の中でもトップレベルの強さがあると考えている。
型は一般的なチョッキカイオーガと同じものとなっており特筆すべきことはないが、選出画面において「ザシアンと合わせてイベルタルに圧力をかける」「地面、ネクロズマに圧力をかける」ことが出来るのがこの環境ならではの強みとなっている。
麻痺を撒くグラードンに対して下を取ることにより、「日照りを雨降らしで書き換えて相手視点の展開をずらす」ことが可能で、グラードン入りへの選択肢が増える。また、Sを削る代償の耐久上昇が禁止伝説の火力インフレに対応することに自然と繋がっていく。

やばいらしい

ゼクロム@いのちのたま

特性:テラボルテージ
性格:ようき
実数値:175-202(252)-141(4)-126-120-156(252+)
らいげき げきりん ダブルウイング りゅうのまい

A-ぶっぱ
191(188)-136(4)ザシアンの身代わりをダイジェットで確定
ダイジェット+ダイサンダーがB4ザシアンに200~
EFダイサンダーがB4ザシアンに199~
B4マーシャドーをダブルウイングで15/16の乱数一発
S-最速

破壊の神。
電磁波無効・特性貫通・ダブルウイングによる襷貫通が非常に強力で、特に今回のルールではルギアとマーシャドーに明確に有利を取れるのが素晴らしいポイント。
この構築では、ザシアンが止まる耐久ネクロズマ,ホウオウを物理方面から破壊出来ること、カイオーガイベルタルに圧力をかけること、の2点を重く見て5体目に採用している。サイクルを破壊する際、カイオーガと物理特殊が分かれているのが有効に働く。
「メイン技無効による択の発生」が最大の弱点だが、「地面かフェアリーを削ってから展開する」「釣り駒として使い、他のポケモンで崩す」「積んで有利択盤面を作る」等を意識するとかなり択を軽減(無くす)ことが出来るので、結局のところこのポケモンも使い手次第だと感じた。実際に、本当に無理な盤面以外では、一度も目の前に無効技を押すことなく勝つことの方が圧倒的に多かった。


限界突破

イベルタル@ウイのみ

特性:ダークオーラ
性格:ひかえめ
実数値:203(12)-122-119(28)-198(228+)-119(4)-149(236)
あくのはどう デスウイング ねっぷう みがわり

HB-特化ザシアンの巨獣斬を最高乱数切り耐え
ダイマ時、特化ザシアンの巨獣斬を耐えた後、木の実込みで電光石火を確定耐え
木の実が発動しない最低HP(51)の時、222ザシアンの電光石火を最高乱数切り耐え
特化マーシャドーのシャドースチール+インファイト(岩石封じ)確定耐え
C-D4ザシアンにダイジェット+ダイバーンが198~
S-ジェット後最速黒バド抜き

新しいタイプ?のイベルタル。
従来のイベルタルは「ダイバーンでザシアンを突破」する調整が限界だったが、混乱実を持つことで超越した。具体的に、「ダイマ時にA特化巨獣斬+電光石火を耐えつつ、ジェットを積みながらダイバーンで落とす」ことが可能である。ダイジェットを積むことでザシアンを対面突破+αの仕事をする事が出来る。
また、「木の実が発動しないときは電光石火を耐える」「電光石火で落ちる体力では木の実を食べる」ので、ダイマの有無に関係なく、ザシアンの電光石火で落とされる展開を無くすことが出来るのがとても強い。このおかげで、ダイマ後のイベルタル+ザシアンでザシアンのHPを残しながら相手のザシアンを処理する等の動きが実現可能となった。
ウォール媒体として採用した身代わりは、ジガルデのヘビにらみ等の搦め手に強く、自発的に木の実を発動する事で複数ターンのダイマ枯らしにもなる。




レンタル+動かし方解説

このルール終わるまでは公開しておきます(回転早くするため全て通常色です)

攻めに寄った構築(ザシアンカイオーガイベルタル黒バド地面マーシャドーディアルガゼクロム等の対面駒を組み合わせたもの)には
①ゼクロムの圧力により、呼ぶポケモン(ザシアン,地面)のほとんどにランドロスが展開を取れる上、相手の初手カイオーガに縛り(ゼクロムのケア)をかけれること
②イベルタルを出されたとしても不利にならないこと
③イベルタルを出すなら相手はかなりのケア(ザシアン、オーガ+ザシアン、ゼクロム)が必要になること
を考えて、基本的にランド+ザシアン+黒バドと選出します
この選出では
①初手のランドロスを適切に動かす
②2体目をザシアン・黒バドのどちらから入るか考える
の二点を意識して動かすと勝ちやすいです。実際にを意識しているかを例とともに説明していきます。

対攻め構築の動かし方の例(こちらの初手はランド固定)



初手ザシアン
・・・①地ならし+ステロでテンポを取る②ザシアンが場に残ったらいななくために黒バドでアストラルビット切り返しのイベルタルにはノータイムでダイフェアリーを押す④ダイアークで倒されたら、ザシアンで上から倒す④'ダイジェットを押されたらウォールを押さないで黒バドをダイフェアリーで切って石火で倒す(ウォールを押してしまうと、ダイアーク→不意打ちでザシアンがスカーフカイオーガのしおふき等の圏内に入ってしまいます)

初手ディアルガ
・・・①ダイアイスを押されても黒バドで裏まで切り返せるので襷をケアしてステロダイアイスで倒されたら黒バドから入り、ウォール→サイコ→ホロウと動かす

初手カイオーガ
・・・ゼクロムを考えると裏が地面+ザシアンしか置けない(or耐久振りダイマックス)ので、ランドロスより威嚇判定で遅い場合はステロから、早い場合は地ならし+ステロと動かします。

初手イベルタル
・・・相手のが早くても遅くても岩石封じから入ります(チョッキや物理が読めるならステロからでOK)、そうすることで「控えめイベルタルに加速されることを防げる」ので、「ダイマを切らさせてかつザシアンで切り返せる」or「2-3だが、ステロを撒けた状態のザシアンイベルタル対面から試合をスタート出来る」という少なくとも不利ではない盤面を作ることが出来ます。
しかし、初手イベルタルはここまで上げた中で一番勝率が低いので、そこは選出画面でゼクロムカイオーガザシアンで確率を下げています。

初手黒バド
・・・カイオーガ入りには襷でない黒バドを投げると、イベルタルをケアした選出では簡単に崩壊してしまうので、基本的に襷一点読みでザシアンと同じく地ならし→ステロと動かします

初手マーシャドー
・・・冷凍パンチ以外の全ての攻撃を2耐えするので、相手の引きまで考えてステロから入ります。

(おまけ)初手サンダー
・・・プレッシャーで相手が遅いときのみ岩石封じから、他は全てステロ。ランドロスが倒れた後のサンダーのラストのダイマターンはダイウォールをせずにダイフェアリー→サイコと動かします。これにより、電磁波や放電の痺れを相手との嚙み合わせはあるものの躱しやすくなります。

対受け構築

受けに寄った構築にはゼクロム+カイオーガor黒バドorイベルタル@1を軸に選出します。主な崩し方は
①ゼクロム+黒バドorカイオーガorイベルタルでシンプルに有利対面から破壊する
②ランドのステロ+ゼクロム+黒バドorカイオーガorイベルタルで釣り交換込みで制圧する
③雷、雷撃の麻痺、悪の波動の怯みや急所の運で勝つ
等です。
特に、ゼクロム+カイオーガは選出が強く、破壊力が高いので基本的にはこの2体をベースに考えると良いと思います!

ここまで閲覧ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?