見出し画像

【雷撃#3優勝】ドヒドディンルーForever

こんにちは!今回は雷撃#3で使用した構築を紹介します!
並びは↓です!

それでは構築を紹介します!


結果

優勝

内訳
予選 5-2(最終戦はお互い予選抜けが確定しており、型バレするだけでやる意味が無いと思い同意有りの初手降参なので実質は5-1)
決勝トーナメント 12-1(BO3で6回対戦し、2-0→2-0→2-0→2-1→2-0→2-0)


コンセプト

・見えにくい硬いサイクル
・アタッカーを多く採用し、選出パターンを増やす


構築経緯

新パラドックス及びラティ系統、ブリジュラス等のディンルーへの遂行速度の遅さに着目。これらに対して、有限でないディンルーでサイクルを回すのが強いと思ったので、場持ちの良い「残飯+守る」で採用し、軸とした。
サイクルの相方として、タイプ相性が良く毒を撒くことで最終的なダメージレースで勝ちやすい、ドヒドイデを採用した。
この2体でサイクルを回した後のスイープ、サイクルを回す前の崩しの拒否が出来るポケモンとして、レギュF環境への刺さりが良いと思った鉢巻パオジアンを採用。
ここまでの3体と相性が良く、サイクルとエースを両立出来るポケモンとして、カイリューを採用。ステルスロックが痛いポケモンを減らすため、厚底ブーツにした。
次に、サーフゴーとエナジーハバタクカミに強いことから、サイクル選出と対面選出の両方と噛み合いが良いと考え、炎オーガポンを採用。
最後に、ここまで物理アタッカーしかいないのでバランスを考えて特殊アタッカーを採用したいと思い、タイプ的な相性と崩しの相性の両面で優れていると考えて襷ハバタクカミを採用。
構築が完成した。

個体紹介

*採用順

ディンルー@食べ残し 災の器

テラスタイプ:フェアリー
腕白257(212)-130-171(84+)-*-127(212)-65

守る 吹き飛ばし ステルスロック 地震

H-16n+1
HBD-総合耐久指数最大

最強ポケモン。構築の軸。
「災いの器」「悪による、エスパー無効」「地面による、電気無効」という性質により、数多いレギュレーションFの新ポケモンの中でも高いパワーを感じさせられるタケルライコ、テツノカシラ、ラティ系統に強く出れることから、環境に噛み合っていると思い採用した。
一般的なオボンディンルーの場合は、「1,2体目でディンルーを削って、上記の特殊アタッカーを通す」ことで自然に殴り合うことが出来るが、「食べ残し+守る」で場持ちを良くして長いサイクルを回すことで、かなり有利を取ることが出来る。
自身の「ステルスロック」及びドヒドイデの「毒菱」を撒いてから「吹き飛ばし」で能動的に盤面を動かすことで、ダメージレースの選択肢を増やしている。残飯ディンルーによく採用される「カタストロフィ」の本質は「地震が有効に働かない(=耐久が高いor浮いてる)ポケモンへの打点」なので、役割が似ているステルスロックと入れ替えることで、対応範囲を保ったまま型読み(ドヒドディンルーのディンルーは、ステルスロックが無い)を跳ね返すことが出来た。
テラスタイプは、悪半減を維持出来て「眼鏡流星群」等の高火力ドラゴン技に耐性を持てるフェアリー。


ドヒドイデ@メンタルハーブ 再生力

テラスタイプ:フェアリー
図太い157(252)-*-205(116+)-*-180(140)-55

自己再生 黒い霧 毒菱 毒毒

HB-特化カイリューの+1テラス神速が6.3%の乱数二発(目安)
HD-C180ハバタクカミの+1シャドーボールが6.3%の乱数二発

毒の王。
拘ったハバタクカミ、パオジアン、ウーラオスの一貫をディンルーと合わせて全て切ることが出来、再生力の回復と毒の定数ダメージによりシンプルなダメージレースで有利に立ちやすいところを評価している。
また、レギュレーションFでは強い毒タイプが追加されなかったことから「毒菱」の通りが良く、警戒が薄い今は特に刺さりやすいと踏んでおり、実際に今回は大会を通して多くの試合で定数ダメージによる盤面支配が出来た。
「メンタルハーブ」はBO3では特に重要だと思っており、このおかげで「挑発」による型探りを利用した崩しを咎めることが出来る。今回のノーウェポンの技構成までいくと、技をまともに押せさえすれば的確にアドバンテージを取れるので、汎用性を損なうことが無いのが良かった。
調整については、ドヒドイデを過去に何回か使用した際「HB特化もHD特化も過剰である」と感じていたので、実際の対戦で役に立ちそうな良い感じの硬さに設定したが、単純に耐久が高く使いやすかった。
テラスタイプは、ディンルーと同じく「眼鏡流星群」や「鉢巻逆鱗」に耐性を付けることが出来るフェアリー。

パオジアン@拘り鉢巻 災いの剣

テラスタイプ:悪
意地155-189(252+)-101(4)-*-85-187(252)

氷柱落とし 噛み砕く 不意打ち 氷の礫

A-特化
S-準速

破壊の王。
追加された数多の新ポケモンの「最速テツノイワオ」以外の全てに準速で上から殴ることの出来るS種族値135から「災いの剣×拘り鉢巻」の超火力で高い圧力をかけることが出来る。
同じような役割を持ちがちな眼鏡ハバタクカミと比べると、先制技を使えるのが大きな優位点となり、これと毒やステルスロックと合わせた上から縛れる範囲の広さが魅力である。
「サイコファング」や「聖なる剣」が無いと、水ウーラオスやガオガエンに対する打点に乏しいが、それらはステルスロックや毒で補助すれば問題無いと考え、それよりも癖の無い「氷の礫」と威力の高い「不意打ち」の二つの先制技を採用し、縛りの選択肢を増やした。
また、悪タイプを持つのも偉く、「フェアリーディンルー+パオジアン」の組み合わせで眼鏡ラティオスの一致技の一貫を完全に切ることが出来る。
テラスタイプは、噛み砕くの威力を上げて炎オーガポンや鋼テラスのラティ系統に有利を取りたかったので、悪テラスとした。

カイリュー@厚底ブーツ マルチスケイル

テラスタイプ:ノーマル
意地195(228)-204(252+)-115-*-120-104(28)

神速 地震 竜の舞 羽休め

A-特化
1/8定数+A+2テラス神速でB4水ウーラオスを最高乱数切って落とせる
S-+2時最速テツノツツミ抜き
HBD-余りで総合耐久指数最大かつH奇数   

テラスタルの王。
今回は遅いサイクル、電磁波を絡めた対面選出の両方と相性が良い「竜舞+神速+羽休め」で採用。ステルスロックや毒で削って神速でスイープしたり、地面無効枠としてランドロスやガチグマにサイクルを回すのがシンプルに強い。
この系統のカイリューは何を持たせても強く選択肢が多いが、この構築ではディンルー+ドヒドイデのサイクル及びパオジアン・炎オーガポンが誘う「ステルスロック」を厚底ブーツで無効化し、気持ち良く選出することを目指した。
また、テラス前後のディンルーと合わせて眼鏡イーユイの行動をかなり制限することが出来るのも大きな強みである。
テラスタイプは、弱点も少なく神速の火力を爆発させれる最強ノーマルテラス。


炎オーガポン@竈門の面 型破り→面影宿し

テラスタイプ:炎
意地187(252)-189(252+)-105(4)-*-116-130

ツタ棍棒 ウッドホーン じゃれつく 光合成

HB-特化水ウーラオスのテラス水流連打85.7%耐え
A-特化
「ツタ棍棒+じゃれつく」がB4カイリューに189〜
S-準速カイリュー-2(スケイルショットに対して、下からじゃれつくで対面勝てる)

超パワーポケモン。
Aの高い炎+妖の範囲により、毒菱が効かない「カイリュー+サーフゴー」の並びを崩すことが出来る。また、テラス前後のラティ系統にも強く出ることが出来る。
同じような役割を持つイーユイとの差別化点は、「草タイプ」「打ち分けてパワーを出しやすい」の二点で、これらの要素が「ここまで一貫しているキノコの胞子と宿り木の種を無効に出来る」「受けの裏の対面選出が破綻しにくい」と構築に噛み合っていた。
少し珍しい「光合成」は塩漬けやカタストロフィ等の定数ダメージやダメージの低い技への強いずらし技として採用している。毒と合わせて粘れるポケモンを増やすことも意識した。
炎テラスは、固定の代替としてAが上がる破格の性能であり、定数ダメージと合わせて崩し切れないサイクルを探す方が難しいと言えるレベルの崩し力を得ることが出来る。

ハバタクカミ@気合の襷 古代活性

テラスタイプ:鋼
臆病131(4)-54(個体値0)-75-187(252)-155-205(252+)

ムーンフォース 祟り目 電磁波 挑発

C-ぶっぱ
S-最速

パラドックスの神。
「S135×気合の襷」の行動保証の高さを買って、対面選出の始動役として採用した。ブーストエナジーではなく気合の襷で採用することで、「受けが誘う超火力を耐える」「眼鏡の圧力をかける」ことが可能。縛り範囲が凄まじい眼鏡の圧力により思わぬタイミングでテラスを切ってくれることもあり、ハバタクカミというポケモンの強さを感じた。
「電磁波+祟り目」は単体としての性能が高いのはもちろんだが、「電磁波+カイリューのマルチスケイル羽休め」「ドヒドイデの毒による後発祟り目の威力上昇」と他のポケモンとの組み合わせでさらにパワーを引き上げている
テラスタイプは毒無効によりハピナスやドヒドイデが絡んだ受けを崩す選択肢を持てる鋼。ゴースト→鋼の耐性変化が、対面選出の際に面倒なオオニューラの一致技+猫騙しの範囲に強いことを加味して、毒無効の毒と鋼のうち、鋼を選択した。

要点

再戦に強い構築

本大会は決勝トーナメントがBO3ルールであるため再戦をすることが確定していたが、1戦目で「ドヒドイデ+ディンルー」の硬いサイクルを崩せる手段を見ることで、2戦目以降に選出パターンの多さで適切な試合プランを立てやすい「再戦に強い構築」を目指した。

新ポケモンに強い、強いポケモンを、強く使う

レギュレーションFが始まってまだ1週間程度であるため、絶対的な強さと環境的な強さを確実に併せ持つポケモンのみで構築を構成することで、相手の考え方への依存度を減らし、当たる確率との掛け合わせ込みで有象無象に勝率を高めることを意識した。

最後に

オフ優勝出来て嬉しいです!構築の感触も良く、流れも良かったのでしっかり乗ることが出来て良かったです!
序盤という時期にも関わらずレベルが高く、楽しい試合を出来るのがオフ大会の最も良いところだと思いました!
最近は9世代でもポケットモンスターの楽しさを感じられるようになってきたので、またランクマッチでも高めていきたいと思います!


レンタル+この構築を例とした選出の考え方(おまけ)

ここから先は

665字 / 1画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?