諦めさせる政治

東京都知事選を観ていて、政治が変わることに希望を抱いた。そして、それゆえに大きな落胆というか喪失感を味わっている。

都民ではないけれども、今回の動きを自分ごととしてとらえていた自分の気持ち。

今、ある候補者に対する誹謗中傷が止まらない。ついに父親の発言まで切り取られている。

この誹謗中傷をしている人達は、「リーダーとなるべきものとして、そんな発言や態度は許し難い」そういう正義感でバッサリ斬っているように見える。

けれども、どことなく軽薄に感じてしまう。

誹謗中傷している方々に、あなたは政治に何を望むのか、どんなリーダーが相応しいか聞いてみたい。

耳心地が良く、税金を正当に平等に使い、包み隠さず明らかにして説明責任を果たし…

とかそんな感じだろうか。

それは、個々に違うだろうからこの場で定義付けすることはできない。

けれども、まず自分の望むリーダーとはどんな人なのか、どんな政治,どんな国であって欲しいのか。

そこを考え、それを行う政治家も、スーパーマンではなく、自分と同じ日本人で肩書を取ったら普通の人なんだってことを忘れてはならないと思う。

政治家に完璧を求める構図が、学校で良い子を求める雰囲気と重なって仕方がない。

ちょっとヤンチャな発言があったら、話し合って真意を確認したら良いのではないだろうか。

切り取りだけで人を判断する。
そんな愚業が罷り通る。

そこが残念でならない。

ひとり一人に合った教育環境の実現を目指します。