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【頂上でご来光を見ない!富士山1泊2日】準備・ツアー選択編

富士山は、登山に興味を持った時から、ずっと登りたいと思っていた山でした。
ただ、以前ほぼ登山経験がないまま登った友人から「思った何倍もキツイよ」と言われていたので、自分なりに調べて、多少訓練?して、2023年8月に登頂してきました!
その時の記録を残したいと思います。

ツアー選択のこだわり

ツアーで登ることは予め決めていましたが、富士山登山ツアーはたくさんあります。
その中で最もこだわったのは、「頂上でご来光を見ない」ツアーであることでした。結果的には、途中地点でご来光を見るツアーに参加し、大満足!となりました。

「頂上でご来光を見ない」ツアーを探した理由

  1. 暗い中登山するのが単純に怖い

  2. ご来光ツアーが大多数なので、夜明け前の頂上までの道が激混みと聞いた。

  3. 混雑を勘案しても「ご来光に絶対間に合う」という時間に宿を出るので、夜間ほぼ休めないと聞いた

  4. 早く頂上についても、夜明け前の極寒の中、みんなで震えながら待つのが苦痛と聞いた。

  5. 待ち時間が長くなり、トイレも混雑すると聞いた。

  6. 1~5のマイナス面を考慮すると、3200m地点からご来光見る方がメリット多くない?と思った。

もちろん、「頂上でご来光を見て感動した!」という方もいらっしゃるので、何がいいと思うかは人それぞれだと思いますが、「頂上ご来光ツアー」しか選択肢がないと思っている方がいたら、こんなツアーもあるよ、と知っていただけるといいかな、と思います。

富士登山前に登った山など

マウナケア(昔)

自力で登っていません。4200mの頂上までバスで連れて行ってもらい、サンセットを見て、オニヅカ・ビジター・センター(標高2800mほど)で星空観察。
4200mの頂上では、サンセットまでのおそらく10~20分ほどの滞在でしたが、私一人死にそうになっていました。息ができないような感覚で、とにかく寒くて(ツアーで暖かいコートは借りていたのに)うまく動けない状態でした。本気で限界かと思ったときに、バスで降りたので、ギリ耐えたという状態。ちなみに、ほかの友人たちやツアーメイトはピンピンしていたので、私もしかして、、、高所に弱すぎ?!となったきっかけの山です。
なお、その後2800mあたりで長時間星空観察をしましたが、全く問題ありませんでした。多分高度が下がったのと、順応したことが理由かと思います。

高尾山(~2023)

何度行ったか不明なくらい、基本の山です。私にとっては初めての山で、いろんな人と楽しんだ思い出の地でもあります。個人的には、「2往復しないと運動にならない」くらいじゃないと、富士登山は話にならないと思っています。頂上に水道も水洗トイレもあり、とっても気軽に登れます。しかも、あちこちで売っている団子がおいしい。薬王寺の食事と甘酒もめっちゃおいしい。

乗鞍岳(2022)

最も体力なく登れる3000m級の山」と聞いてから、ずっと行ってみたかった場所です。眺望がとても良いことでも(というかそちらがメインで)有名。ここは、自分の高所適正を知るために行きました。マウナケアで「人より高所に弱いかも」という自覚があったので。
高低差320mほどと、とっても短い距離なんだけど、思った通り息切れ、頭痛、フワフワした感覚と、弱りました。「トイレがほぼない」場所を登るのも初めてだったので、水分を無意識のうちにセーブしてしまったのもあるかもしれません。

三つ峠(2023)

体力的には余裕でした。全然関係ないけどツアーで一緒になった方とずっと2泊3日でオーロラ見に行った話とか、いろいろ聞けて楽しかった思い出があります。

富士山(0合目から5合目まで)

高低差だけ見ると、5合目から頂上までよりも距離があるそうです。自分の体力を把握するために参加しています。
当時の日記には「全力使い切った!まではいかないけど、今までで一番疲れた。糖分足りなくて、世界のキッチン「ソルティライチ」に救われた」とあり、自分の体力だけではなく、体力が落ちた時の糖分補給方法も自覚できました。
登って、そのままバスに乗って帰るツアーだったので、下りは経験していません。

大菩薩嶺(2023)

富士山の展望が美しいと評判の山です。これから登る山を観て、モチベーション上げるか!と思ったのに、展望が悪くて富士山は見えませんでした。でも当時の日記によるといい山だったよう。

ちなみに、最終目標の富士山登頂をクラブツーリズムのツアーにしよう!と決めていたので、マウナケアと高尾山以外はすべてクラブツーリズムです。
ガイドさんや添乗員さんや会社のことを知りたかったからです。

持ち物の注意点

一般的に「必要」と言われるものを全部持ったのですが、水分(と食糧)でめっちゃ荷物が重くなりました。反省。

水分

ガイドブックなどには「飲み物は重いうえに山小屋で(400円くらいするけど)買えるので、少なめに持っていきましょう」というアドバイスがあります。
私は、ペットボトル(水)6本くらい(ほとんどスポーツドリンクの粉末を溶かすことになります)に加えて、世界のキッチン「ソルティライチ」パウチ6個くらいを持って行ったので、めっちゃ重かったです。
たくさん持って行ったのは、決してケチだからではなく笑、「スポーツドリンク必須なのに、水とスポーツドリンクが売り切れてたらどうしよう。。。」「そもそも、これでも多分水分買うことになるよね」「ソルティライチは絶対ないとエネルギー不足になるよね。。。」とかいらぬ心配をしたからでした。ちなみに、私は登山中はお茶はもちろんダメ、水も受け付けず、スポドリだけ飲む気になるタイプです。
スポーツドリンクの粉(スティックタイプ)は大量にあったので、水かスポドリが買えればいいんだから、ペットボトルは2本くらいでもよかったのでは?と今では思いますが、登山は水分が生命線だからその勇気が出ませんでした。気が小さい。ちなみに、ソルティライチは必要。理由は次に。

お菓子などの携行食

私は、疲れたときどんなに糖分が足りない自覚があっても休憩時にお菓子が食べられません。これは富士山(0~5合目まで)を登った時に、すでに感じていたことでした。「糖分補給しないと倒れそうだけど、私にはソルティライチでしか糖分を補給できない」と。
にもかかわらず、長時間山に登るのが不安でクッキー、チョコレート、カロリーメイト、プロテインバー、ナッツをそれぞれ相当数持っていきました。ほぼ食べませんでした
そもそも、自分にとってはほぼ必要にならなさそうな食料こそ、必要に応じて山小屋で買えばよかったですよね。今思えば自明。ペットボトル以上に不要。
皆様も、少し体力使う山に事前に登っておいて、「登山中どのようなものを欲するか」を自分で良く観察した方がよいです。こればかりは個人差。他人とも、普段の自分とも好みが全く異なります。
ちなみに、「チョコが天からの贈り物に感じた」という友人もいます。

携帯トイレ

富士吉田ルートは、多くの山小屋があるので、トイレは心配する必要はないと思います。というより、ルートを外れてその辺で携帯トイレを使う状況はないと言っていいと思います。念のためなら1つで十分だった。。。

シートシャンプー

宿泊する山小屋では、もちろんお風呂に入れませんが、髪をどうこうしようと思いませんでした。宿泊場所は3000mを超えています。結構寒いし、髪の毛を気にする余裕がありませんでした。

荷物の重さは、疲労度に大きく関係しますので、(私が言えることではありませんが)できる限り軽量化を目指しましょう!

簡単ですが、以上です。
当日編はこちらをどうぞ。

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