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岐阜高山に泊まりに行った話

先日高山まで旅行に行った。
高山といっても中心部ではなく、荘川というICが最寄の宿。
山の中にあった。
まだ雪は結構残っていた。

日曜日から月曜日にかけて一泊。
価格は1人2万5千円弱。
それなりに値段がする宿だった。

出迎えにきてくれたのは、恐らくフィリピン人の従業員2人。
まずここでソワソワしてしまった。
駐車場はガラガラで結局私の組を含めてもその日宿泊したのは3組。
受付も座っておしぼりやお菓子が出て晩御飯の時間を決めるなどはなく、部屋のキーを渡されるだけ。
あとは自分で部屋に行って案内のQRコードを読むスタイル。
価格的に求めてるサービスではなく、寂しい。
もっと日本人にもてなされたい感じがある。
年に1回は泊まるお気に入りの宿では、手厚くもてなされるだけでなく、宿泊者が退屈しないような満足感を得られるような仕組みがあったりするが、ここでは無料の卓球とジェンガくらいだった。

今回は風呂に入らず夕食。
1品目のアワビの蒸し物と肝のソースは美味しかった。
他の料理も味は悪くないが、見た目から想像できる味で新しさを感じなかった。
その手があったかと思えたり、こんなの初めてだと思えるようなサプライズがあってほしいなと思った。
あとは白米の炊き加減が水分多めでイマイチ。
これは朝食時も同じだったので改善するべきポイントである。

夕食後風呂に行く。
源泉かけ流しの温泉だ。
客が少ないこともあり、夜と朝に入浴したがいずれも貸し切りだった。
この点はグッド。
また、泉質も無色透明だが湯冷めしない。
風呂上りもポカポカした感じ。
また、露天風呂は無いが半露天風呂はあった。
湯船から高山の森の空気を吸い込めるし解放感も思いのほかあった。
だが、源泉かけ流しを説明する文字が多すぎる。
名古屋の風呂屋によくある炭酸水の効能を謳っている謎の説明のようなものがあり、これはマイナス。
そんなことを書かずとも良さは伝わるはずなのに、書いてしまうと安っぽくなってしまうと思わないのだろうか。

朝食も普通であった。
いいビジネスホテルくらいであり、今回の価格からすると残念といった程度。

総じて温泉は良かったが料理は普通で接客は物足りない。
これで1泊2万5千円弱は高い。
1万5千円~1万8千円が妥当といった感覚。

帰り道、せっかくなので白川郷まで寄り道。
天気が曇だったことも影響したが、そこまでパッとしない白川郷。
世界遺産になったことで逆に管理費が高くつくのでは、という印象。
外国人観光客も少なく費用対効果が悪そうだと思った。
ただ、高速道路のICが近くにありアクセスには恵まれている。
観光地としての整備、お金を落としてもらう仕組みづくりが今後の白川郷の行く末を左右しそうだ。
世界遺産だからと言って金だけかかって、さっさと高山中心部に撤退すればよかったのにと言われないように願う。

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