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100km ウォーク体験記~準備編

100km完歩してきた〜👣🎈
16km?そのくらいなら歩けるじゃんと思う私になりましたw
8月半ばから準備開始、身体・装備を整備、出会った人々と助け助けられる体験。ありがたいお天気☀

歩き終えた日の感想

体験談では異口同音に「備えあれば憂いなし」と言われてる。
100km歩くことは、
特別な技術も、鉄人の体力も必要なく、
普通の人にもできることです。

だって昔の人は歩いて移動していたんだもん。

江戸時代の飛脚ひきゃくのように軽々とはいきませんが、
自分に合った歩き方、必要な装備、それぞれ準備すれば
私も完歩できました。

普段歩いたり走っていない私が
制限時間のなかで完歩するために準備したことを
皆さんと共有します。

ひとそれぞれ違うため、そのまま使えるかどうかわかりませんが、ひとつの体験として参考にしていただけると嬉しいです。

参加した大会はこちら
2023年10月21-22日 WEST100㎞部門チャレンジクラス:制限時間26時間
ゴール時間 25時間51分39秒


ひとつひとつ準備が必要でした。細々した類のことが苦手なのだけれど・・・実際歩きながら、自分の身体の反応をみて対処し、体験談を見聞きして、起こりそうなことを想像して対処しました。

つまり歩いて課題発見・課題解決・解決方法の実用化というプロセスの繰り返しです。実用部分が面倒でなく心地よいことも大切。

でも肝心なことは、
自分の身体と、自分を信じて、一歩一歩あるくことです! 
本番は楽観的に♪

さあ、準備に取り掛かりましょう!



1) トレーニング

■まず歩行体験、そこから必要な装備を見極めること
5km, 10kmから始めて事前に50kmまでは歩いておきたい。お天気と相談しながらスケジューリング。ただし練習計画は計画してもその通りにもいかないものです。そこは追い込みすぎず。
昼、夜、朝、異なる時間帯に歩いてみる。
実際のルートを歩いておく。
本番まで2か月の間に300km歩きました。多くないですが少なくもないw

本番2023年10月21,22日のために8月中旬から練習開始

■身体づくりのためのトレーニング
脚・股関節・肩関節のストレッチ/踏み台昇降(股関節周りの筋肉)/内転筋・外転筋の自重スタティクストレーニング/ジャンプ(1日100回)

2) 装備

自分に必要な装備とは何か
自分の歩き方に対応した準備すべきケア、そして靴・靴下の選択、雨対策/コンビニ調達するもの、自分で持ち歩くもの/それらをどんなリュックに入れるか。総重量はどのくらいか。
それらをひとつひとつ検討し決めていきました。

ランニングもしない私には殆どの装備がなく、かといって、すべて買い揃えるには疑問があるし、そもそも何を手に入れたらいいかわからない。できるだけ普段使いと兼用できるようにしたい。そう思いました。

用意するものを見極め選ぶことに馴れてきたころに
買ったら問題解決するわけでない、ということにも思い至りました。
買ってうまくフィットしないものもある、うまく使えるかは試してみる
すぐ取り出せるか、めんどくさくないか、これも地味に大事です!

用意するモノのなかで靴・靴下は最重要!

》既存のもの(写真右)は劣化していて雨だと厳しい。1足購入した靴(写真左)は膝痛が出たため、もう1足購入しそれに決定(写真中)。バーゲン等で1万円台前半で買えたのは昨今のクッション性が高い2万円前後の靴と比べるとラッキーでした。

このなかから本番用を選びました

MIDFOOT
土踏まずの部分がやや膨らんだ足底となっていて、真ん中で接地するようにデザインされた靴。くるぶし重心を実現しやすい。馴れるまで時間を要すが馴れると足全体の負担感が軽くなり、身体全体をうまく使えるようになると思います。合う合わないが分かれるのではないでしょうか。3回くらい試してみて判断してみてください。
サイズは捨て寸が0.5mmあるので、いつも選ぶサイズか1サイズ小さくてもOK。1回だけサイズ交換もしてくれるシステムです。心配な場合、メール問い合わせもできました。

ニューバランス
前に歩みを進めたくなる靴。推進力抜群です。もうひとつの特徴はニューバランス全般に言えますが足先が幅広のため足指をしっかり使えます。
私は100kmの後、普段のウォーキングや街歩きに重宝しています。

靴下》既存の五本指靴下は歩いているうちに穴があき、5足買って一足は全然だめ、一足は微妙。靴下は試着できないのが痛かったです。

五本指は好みがあるかと思いますが、マメをつくらないためには、ほぼ必須条件ではないでしょうか。最初は指を入れにくいかもしれませんが、慣れるとそうでもありません。薬指・小指はちょっと手間がかかりますけれど。

うまく使えた靴下はこちら。
私は足のサイズ25.0cmを中心にリンクを載せてます。

こちらのタビオ[↓]は着用しやすかったです。丈が短いので練習時や当日昼間用に履きました。

こちら[↓]は商品説明を読んでいるだけで歩けそうな気になる、行軍用靴下です。値段と質、どちらも良かったという印象。履きやすいです。
ガッツマンの五本指ソックス全てを紹介しているサイトもURL記載します。面白いですよ。

こちらtabioのゴルフ用[↓]は、生地が厚めで保温が良さそうだったので寒くなる時間帯、具体的には横浜ポートサイド66kmから着用しました。

スパッツ》サイズは合っていたのですが、下半身がでぶすぎてトイレも面倒になるようでダメだと思いました。高価だったけどサポート力を捨てて、既存のユニクロ エアリズムのスパッツを採用。

こちら[↓]西銀座のように、何店舗かフィッティングしてくれるお店があり、安心して選べます。要予約。

実際に着用して長距離を歩いてみて、私が落ち着いたのはこちら[↓]

長袖シャツ
速乾性、湿気がこもらないことが大切。ブランドものをアウトレットで買うこともいい選択ですね!



フェイスカバー》ここまでやるのかと最初抵抗を感じましたが、長時間外を歩くので日焼け防止は必須。涼感があるものはうっとうしくなりません。
リンクをつけた製品は、呼吸しやすくペットボトルの水を飲んだり、携帯食を食べるにも便利でした。
寒い時は耳かけを外して、首にかけておくだけで多少保温になりましたよ。

アームカバー》日焼け除け および 長袖防寒
半袖シャツの袖部分に、アームカバーのシリコン部分を重ねて使いました。
アームカバーの良いところは、荷物を降ろさずに脱着できることです。丸めたらポケットに入るコンパクトさ。
風が出て寒い、日差しが強い、といったときに、わざわざシャツを着替えたりせずに調節できます。

タオル》ふつーの綿タオル または てぬぐい、首にかける。汗のわずらわしさが半減。口元などをすぐ拭けるメリットは大きいです。

長袖ラッシュガード》手持ちのものを着用


ウィンドブレーカー》手持ちのものを着用
帽子》既存のものを無くし、キャップ購入

サングラス》昨年しまなみ海道サイクリング時に購入したもので動きがあっても大丈夫。長時間、日差しが目に入ると夕方疲れます、かけていた方が疲れがマシでした。


雨対策》100円ポンチョ
今回はそうはならずに済みましたが、もし寒かったらポンチョも身体に巻き付けようと思ってました。防水と防寒の兼用。
皮膚保護クリーム》長時間歩いてみてわかった・・・下着の擦れが結構痛いことに。アマゾンで優れものクリームを発見。足のマメ対策にも最強です。ワセリンは昔の選択、この製品の方がべたつかず効果的です。小さい容量の製品もあるようです。

《その他》
・ハーブオイルクリーム:友人お勧めのもの、疲労回復用
・荷物軽くするための工夫は、100均での小分けケース

ダイソーで購入 300gくらいが50gに
(左)日焼け止め・リップクリーム・皮膚保護クリーム
(右)ハーブオイルクリーム

ヘッドライト》参加するにあたり必須とされています。

小型リュック》評判よいらしきものをネット購入
サイズは8リットル。かなり小さいですがポケットが効果的についていて、使いやすかったです。
取り出しやすさを考えて、他のものと組み合わせて使いました。

肩掛けポシェット》普段から使っているもの、荷物が少なければ不要。

ウェストポーチ》見た目コンパクトで、入れると生地が伸びてスマホも入ります。すぐ取り出したい小物を入れてました。
大会後は運転中や乗り降りする際に、小銭や鍵を入れて重宝しています。

バッグ類3つの使い分けはこのようにしました。
 小型リュック:(後ろ)着替え、防寒具、充電器、(前)ペットボトル
 ポシェット:携帯食
 ウエストポーチ:小分けクリーム、何かとっさに入れたいときの予備
小型リュックはチェックポイント休憩のときだけ下ろして出し入れしました。それ以外は身体の前にある小型リュックの全面ポケット・ポシェット・ウエストポーチでやりくりしました。
私は携帯食を多めに持っていたのでバッグ3つでしたが、2つに絞るなら食べ物はエイドとコンビニに任せればOKです。

ファーストエイド》バンドエイド、ハイドロコロイドパッド、テープ等マメ・水膨れ用、万一の擦傷用。
充電器》アプリを常に起動させている場合は充電器必須です。容量よりも軽さ重視。112g.  ビックカメラで購入。大会全体の使用量は、スマホ100%+充電器から20%くらいでした。起動アプリは、adidasアプリ・Google Map・LINEを常時使用。


3) コンディショニング

気休めかもしれないと思いつつも、実際使うと気分が変わったり、エネルギーが出ました。ということは効果がありますね! これらは顆粒状なので、持ち歩きするにも軽くてコンパクト、使いやすかったです。

当日、2時間おきにどちらかのアミノバイタルを水とともに飲み込みました。24時間を越える長時間となるため、ランニングとは違う使い方ですね。

トレーニング中は、いつもよりタンパク質を十分とりました。それと肉の脂肪分が美味しくて、スペアリブや切り落とし細切れなど食べたくなりました。それはタンパク質が筋肉になるときに脂肪も必要だということが理由なのかもしれません。

前日は炭水化物を多めに取りました。私の場合はパスタ。

当日はバナナ、好きなチョコレート、アーモンド。
気休めに干し梅。一袋も消費しませんでしたが。
バナナ以外をジップロックに入れてすぐ出せるようにしました。


4) アプリ

・アディダス:距離と歩行速度の実測用
・Google Map:コースマップ閲覧、現地点確認
・自作エクセル表:1kmごとの予定時間を表にしてGoogleドライブ経由で当日利用


5)最終的に持ち物を加減

1週間前から天気予報をみて2日前、前日と確認しました。
予報は「晴れ、夜間に冷えそう」でした。

・Tシャツの替えは要らなさそう
 (真夏ほど汗をかかない、速乾性のシャツなら大丈夫)
・夜半北風が吹いて気温が下がる
 →ニット帽投入。
 →フェイスカバーは首回り保温にも。
 →ダウンのような軽量防寒着を持っていないので
   長袖シャツ・薄手パーカー・ウィンドブレーカーの3枚重ね。
 →カイロを2つ。 (でも気温はそこまで下がらず結局使わず)

↓↓↓ 例えばこのようなニット帽。
    素材は綿ではなく化繊、コンパクトな形状、速乾性が重要。

6) 参考書・参考サイト

100kmウォーク関連の様々なサイトに、これまでの経験者が体験をまとめてくださってます。沢山あるもの全てを活かしきれていませんが、ご縁があり実際に閲覧したサイト・購入した電子図書をご紹介します。

7) 使わなかったもの

経験談を参考にしますが、”人により、天気により”必要なものは違うので、事前練習しながら見極めていきました。 
ポール これが歩きやすいという人もいますが、私は持ちませんでした
・カイロ 夜寒くなったものの予報ほど気温・風力とも厳しくはなく
・スマートウォッチ 24時間以上は充電が持たず、最後役立たなくなるなら不要。
・ラジオとイヤホン 深夜ひとりで歩く想定でFM横浜の特別番組を聞く気満々でしたが、実際は一緒に歩く人たちと喋りながら歩きました。


本番では、夜寒くなったものの予報ほど気温・風力とも厳しくはなくて、お天気に恵まれたことは本当にラッキーなこと!

~最後にもう一度~
肝心なことは、
自分の身体と、自分を信じて、一歩一歩あるくこと! 
本番は楽観的に♪

これからチャレンジする方、頑張ってくださいね♪


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