序説

曰くーー。

何処にも存在しないエネルギーなど無く、どれも等しく何処にでも存在しているとの事。

火・水・土・風・光、闇でさえ同じ。

存在する理由を問わず存在する意味だけを認め、その複雑怪奇に絡み込んだ糸を解く事さえ叶えば、全ては等しく在る事が出来る。

数多の力に、数多には寄らぬ力を。

廻る星の如く生命は巡り、繋がり続ける世界。

存在の意味を理解した賢者は、時も場所も構わず全ての力を統べるだろう。

朝陽は闇と溶け合い、火は水を抱いて踊り、生命は死を受け入れて永久になる。

新しい世界が、始まるーー。

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