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なぜ日本人は英語が話せない環境を自分で作っているのか?

かとうはとこさんの投稿を読みました。

ぼくは英語学習者であり、英語講師でもありますから、
英語ネタには目がありません。

みんなが気になる、日本人が英語ができない理由について。

日本人は英語が必要でないから、という理由はごもっともですよね。
必要でないものを学んでも、切迫感がありませんもんね。
だから、環境づくりを大切にすることには大賛成です。

この投稿を読んで、ぼくがこれから言いたいことは、


「話せる」ようになりたいなら、さっさと環境を作って「勉強しよう」

ということです。
子育てというよりは大人向けですのでご承知おきください。

「話せる」という定義をどこに置くか?

ぼくは以前受けたインタビューでもお話しましたが、
「話せる」という言葉が独り歩きをしていると思うんです。
何を持って「話せる」ことを意味すると思いますか?

だから、ぼくは声を大にして言いたいのは、
自分が満足する「話せる」レベルを設定しよう
ということなんです。

外国人に英語で挨拶ができる。
外国人と英語でスモールトークができる。
外国人と英語で議論ができる。
外国人と英語でビジネスができる。

自分はどこまでいきたいのか?
いろいろなレベルから、自分で選択する必要があると思います。

これを考えてみると、自分の目指す「話せる」が
近いところにあると気づくかもしれません。

よく言われる目標設定のひとつだと思って、環境を作りましょう。


「話せる」ことが増えたら褒める

以前、note で次のような投稿をしたことがあります。

どんなに小さなことでも、
できることが増えたら、
自分で自分を褒めてあげよう

という話です。

日本人(だけの性質かわかりませんが)はまじめです。
だから、「できない」「話せない」ところばかりを見ます
謙虚なのは素晴らしいとはいえ、
このスタンスではストレスが猛烈にたまるんですよね。

でも、ここでマインドセットを変えてあげるといいと思います。

うまく"R"の音が発音できた。
このフレーズが言えるようになった。
外国人の一言に相づちが打てた。

なんでもいいんです。
英語に触れれば、なんらかの進歩があるはずですから、
そこを自分でひたすら褒めてあげること。
学校に通わない限り、他人は見ていませんから、とにかく自分で。

ぼくは独学で TOEIC のスコアを上げて、満点を取得しました。
数年間かかりましたが、達成できたのは自褒めをし続けたからです。
自分の成長を自分で噛みしめることが次への原動力になるんですよね。

これも精神面での環境づくりで、大事な要素だと思っています。


ずっと環境のせいにしたら伸びない

最後は、かとうさんともはや逆の結論ですね。
かとうさんの記事を読んで、英語を学ぶ環境を作ったとします。
でも、やっぱり力のつく人とつかない人が出てくると思うんです。

力のつかない人は

今までの環境が悪かったんだ

という言葉を都合よくとらえて、勉強をしないのではないでしょうか。

もし英語を「話せる」ようになりたいのならば、
この言葉を言い訳に使ってしまっては伸びません。

力のつく人は自分で日本語を習得するように環境を作り、
英語を話せる自分に近づいていくのだと思います。
環境を作ったら、やることをやらないといけないんですよね。

日本語習得と同じような環境を作ろうと思ったら、相当な覚悟が必要ですよ。
そして、相当の努力が必要です。
そこを避けて通ることは絶対にできません。

本気で「話せる」ようになりたいなら、ここらで本気で向き合いましょう。

英語を「聞く」環境を作る。

とやかく言うのはやめて、YouTube でも Podcast でも使ってみましょう。

まずは「聞く」から始めてみませんか?


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渡邉 淳/porpor(英語学習コンシェルジュ)

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