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将棋初心者Vtuberが気を付けた方が良いこと

最近将棋初心者をお招きするVtuberのイベントが増えたり、企画の立ち上げが噂されているので、気を付けた方が良いことを書いておきます。

何故こんなことを書くかというと、将棋を始めて嫌なことがあったりなんだりで辞める人が麻雀に比べて非常に多くてリスナーとしては心苦しいからです。

なかには、将棋が嫌になってやめたと同時期にサイト上でアカウントBANされていたなんて例もありますが……

では麻雀をやればいいのでは?という問いに対してぼくは答えを持っていません。ゆるして。

配信コンテンツとして

将棋系Vtuberはプレイヤー志向が強く、Vtuberぽくない方も一定数いらっしゃいます。

配信コンテンツの一つとして手を出す際にそういう方とはあんまり馴染まないと思うので、後述する弟子入りの際にも企画を沢山やられている方に師事されるのが良いでしょうし、そちらの方が楽しいでしょう。

弟子入り

一人で勉強するのは辛いし、配信コンテンツとしてどうなんだという話があるので、誰かに教わることをおすすめします。リスナーのコメントに教わる形式もありますが、言われた符号を当てるのすら結構大変です。高圧的なリスナーが居ついたらそれこそ終わりです。

現将棋V界隈では主に三つ派閥が存在して

上かられいず組、音無門下、将棋V奨励会(ぽめけん)となっています。

規模的にはれいず組>音無門下>>>>将棋V奨励会(立ち上げたばかり)でしょうか。棋力的にはれいず組>>将棋V奨励会>>>>>音無門下となりますが、初心者を指導するにあたり十分な棋力を有していることに疑いの余地はありません。

音無さんは忙しそうなので、配信として将棋の企画をどんどんやっていきたい場合は、れいず組か、複数運営で体力があり伸びしろのある将棋V奨励会(ぽめけん)をおすすめします。将棋V奨励会のボスのポメヒは癖のある方なので、一度配信をチェックした方が良いかもしれません。


将棋は強くなるのが大変で指導するのも大変なので、師匠役の方々はそういう事言わない優しい人しかいませんが、最低限の敬意は持っていて欲しいです。

初心者がほとんど知識のないまま対局してもコンテンツ化させるのは難しいため、師匠役はほぼ必須だとは思うのですが、れいず組及び音無門下は結構パンク気味だと思うので、大変だなぁと思う次第です。将棋V奨励会はまだ体力的に余裕があるので今後の活躍に期待です。


不定期で形式も様々ですが、V名人が指導してくれる定期イベントもあります

強くなるのは大変

配信コンテンツの一つとして将棋をやる場合、三年やって将棋ウォーズ初段になれば十分くらいに思ってください。もっとかかっても不思議ではありません。なれないことだってあります。

慌てたり、棋力至上主義にかぶれたりすると、悪魔に手を染める人が少なくありません。少なくとも、Vtuber界隈はそうではありませんので、落ち着いてゆっくり、というか別に強くならなくたって良い、くらいのスタンスでいきましょう。

大会や企画選びは慎重に

将棋大会や企画の運営は本当に大変です。正直、麻雀の10倍は神経を使います。ミスや不手際というのはどうしようもなく発生します。重箱の隅をつつくようなことは、すべきではありません。

しかし、中には本当に問題のある大会や企画もあります。それを界隈外の将棋初心者に見極めろというのはあまりにも酷、というか無理な話です。

本当に色々ありましたし、沢山の人が戦ってくれたりもしましたが、少なくとも現在は初心者向けに問題のある企画をされている方はいません。安心して参加して頂いて問題ないと考えています。

友対は危険

麻雀では良く行われる友達対局ですが、将棋の場合は危険です。

初心者であろうがなかろうが、将棋の手は読めるけど空気の読めない有段者以上のリスナーがいじめに来ます。ひどい場合は、ソフト指しだったり、友対してないのに無理やり対局させようとコメントで訴えてきたりします。さっさとブロックしましょう。

変なリスナーには厳しく

麻雀界では打牌批判禁止という雰囲気ですが、将棋界はそんなにほんわかしていません。指し手に対する指摘はそもそも悪いことではないという風潮の方が強いです。というより、これだけ書いている自分ですら、悪いこととは思っていません。将棋は弱いけど空気は読めるので配信主に合わせてコメントしているだけです。語気が強い人も沢山います。

それでも、Vtuber界隈は比較的平和なコメント欄が多いです。やばい人は配信ルールでしばって優しい世界を目指しましょう。

大会開催は滅茶苦茶危険

ここには書ききれません。真面目に書いたらこれだけで5000文字とかいってしまいます。

熟練の将棋Vの先輩の知恵を借りないとほぼ間違いなく事故ります。借りてもなんらかのトラブルが発生する可能性が高いです。

それでも気軽に大会が開けるか開けないかは配信コンテンツとしてかなり魅力に差が出てしまうので一つ提案すると

lishogiのアリーナトーナメント(麻雀大会の予選でよく行われている自動マッチ形式)を活用し、アカウントBANされた場合退場というのが、一番労力がかからず、トラブルが起きにくいと思います。不正関連が一番荒れますので、不正かどうかはサイト運営に一任!ごちゃごちゃ言うな!怪しいと思ったら黙って通報しろ!というスタンスでいけばトラブルが起きにくいはずです。

まとめ

これだけ苦労して将棋配信に手を広げる意味とは……?と思わざるを得ませんが、将棋V界隈視点だと、初心者を取り込み指導していくことは界隈の勢力を広げる数少ない有効な手段だと思っています。師匠役がマジで大変ということ以外、あんまりデメリットもありません。

世間の盛り上がりに反して、実際のプレイヤーが増えていないという悲しい現実もありますし、少しでも将棋初心者Vtuberが増えてくれたらよいなと願っております。

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