ぽろぽろ

と、こぼれる

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ぽろぽろ、と、こぼす

自己紹介してなかったな、という気持ちと、1投稿目『鬱の底で本を読んでいた』がまあまあ自己紹介にあたりそうだしいいか、という気持ちの間で反復横跳びしながら書いてます。いやならないか、読み返してみたら自己紹介感なかったかも。 今後書き直す可能性も大いにあるけど、とりあえず始めましょう自己紹介。 名前はぽろぽろ、28歳。 急性うつからの回復期、かつ適応障害真っ只中。 希死念慮は10年以上のお付き合い、30歳以降は余生と決めています。そのほうがぼんやり生きれるかなって。 いわゆる家

    • 人には人の許容量

      去年までは刺激の多い界隈にいた。今年は刺激の少ない界隈にいる。 最初は刺激が少なくてつまらなかったX(旧Twitter)のタイムラインも、今はとても楽しい。ほっこりする呟きがこんなにいいものだなんて。Brueskyも楽しくてしょうがない。 今年のお正月は衝撃的なニュースが多かった。年末から寝込んで精神的に底にいるわたしには耐えられない話題。Xに登録するミュートワードが増えていく。 とかく人の死というものに弱くて、人の悲しみに共感しすぎて、寝込んでしまう。個人的な喪失ショック

      • 伝説から逃げた日

        小学校の頃のわたしは、逃げる子だった。 泣いて嫌がるのに、理由を言わない子。泣いて逃げて、それで終わり。 小学校の頃は習い事に通っていた。 空手、スイミング、ピアノ、学習塾。空手とスイミングは自転車で、ピアノは徒歩で、塾は電車で、通っていた。 空手と塾の日は度々、家を出なければいけない時間に泣きながら母親に電話をかけた。ダイニングの机に全身でしがみついて、誰もいない部屋で、電話をかける。 「行きたくない、お休みする」 空手は通っていたほとんどの期間において女の子がわたしひ

        • わたしの好き服ってなんだ

          服を買うときは感覚的なこだわりがある。数時間歩き回って1着も買わないこともあるし、出会って5分でお迎えすることもある。 こだわりを言語化してみようと思っては諦めるを繰り返していた。選ぶときは「ここが惜しい」みたいなことは言語化できているけど、じゃあ自分がいくつそういう基準を持っているかはわかっていない。何個あるのかわからないし、服を買うときに困っているわけじゃないし。 と思っていたら、困ることが出てきた。断捨離。感覚的に選んでいたら、かわいい~の気持ちで買った服たちを厳選

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          嫌、の飽和

          ひとの嫌がることはしちゃいけません。 自分がされて嫌なことはひとにしちゃいけません。 これって、自分を守る基準でもあったかもしれない。 自分がされて嫌なことをしてくるひとからは、離れましょう。 職場で下の名前を呼ばれるのが、嫌だ。 名前は気に入っている。ちょっと珍しくてひとと被らない名前。友達にいない。あだ名は下の名前由来のものが多い。 でも、「職場で」「仕事で」下の名前を呼ばれるのがとかく嫌だ。 なぜって聞かれると困る。明確な理由がないからだ。なんとなく嫌。 ○○ちゃん

          嫌、の飽和

          孤毒

          人生で2度の適応障害。 発症の根底にあるのは「寂しさ」だったのかもしれないなと思い始めている。 1度目の発症は中学生時代。不登校になった。 2度目の発症は去年。年末から働けなくなった。去年の7月には1度、出社が難しくなり在宅に切り替えてもらっていた。その頃から適応障害だった気がする。 中学生時代の不登校の理由はずっとわからなくて、不登校を解消した理由もわからなかった。毎年クラス替えが行われる学校で、2年生に進級した1学期、通えなくなった。 その頃の記憶はあまり無い。覚えて

          痛い、痛いも風邪のうち

          頭が痛くてnoteを書けずにいた。 文章を書くには痛すぎるが、SNSを徘徊するには我慢できなくもない。SNS中毒者は我慢などできないのでX(旧Twitter)を徘徊し続けます。いてててててて。 そういや頭痛って種類があったな?とググる。「頭痛 原因」っと。スポンサー広告をスクロールで飛ばし、聞きなじみのある製薬会社のHPを開く。ええいクッキーは受け入れてやるよ、その代わり情報をくれ! 偏頭痛と緊張型頭痛。ズキズキとジワジワの感覚の違い?ジワジワのほうだ、緊張型頭痛。「日常生

          痛い、痛いも風邪のうち

          noteを1週間続けてみて

          毎日投稿、今日で7日目。 今こんな感じでこう思ってるよーの備忘録。 普段の投稿とは毛色が違います。あしからず。 1.書き散らし方 まずは自分の書き方の話。この順番。 ①仮タイトル(テーマ決め) ②本文 ③推敲 ④タイトル(確定) ①仮タイトルとテーマ決めは同時。なんなら仮タイトルがそのままタイトルになった投稿もある。1投稿目『鬱の底で本を読んでいた』とかがそう。 ②本文はそのままの流れで書いて、組み替えることはしない。うまい文章が書きたいんじゃない。軽口で書いたものが

          noteを1週間続けてみて

          人間なら怖くないよ、人間ならね

          ホラーが好き。でもホラーは苦手。 趣味の尺度を2つ持ってる。1つは好きか嫌いか、もう1つは得意か苦手か。ものさし増やすと趣味くんが肩身狭そうにしちゃうから、この2つだけ。 得意か苦手かって、好き嫌いとは別の尺度だと思ってる。例えばライブ。 そのアーティストの曲が好きでも、大音量が苦手なら?お腹に響く重低音が苦手なら?ライブに行くハードルが上がっちゃう。音量軽減のライブ用耳栓とかで対策できるひとなら、楽しめるようになる。 わたしにとってのホラー用耳栓は、実況動画や解説動画なの

          人間なら怖くないよ、人間ならね

          曲を食べるか食べさせられるか

          新しい曲を見つけては、スルメのようにその曲だけを再生し続ける。わたしの音楽の聴き方はスルメと同じ。あごが痛くなるまで噛んで、飲み込んだら次のスルメ。次の曲。 でもこの楽しみ方って、「自分で選んだ」楽しみ方であることが前提だったんだなと思った、大学3年の春。 かつてのバイト先はCDショップだった。併設されているカフェの横の、雑貨スペースの担当として働いていた。 その夏は某アニメとのコラボカフェをやっていて、その期間中はフロアに流れる曲が固定だった。いつもはカフェのスタッフさん

          曲を食べるか食べさせられるか

          シーシャでご自愛していた宇都宮の夜

          高瀬隼子氏『犬のかたちをしているもの』 冬の宇都宮23時、2組のカップルと距離を取りながら読み始めた。取引先から紹介されたシーシャカフェで、取引先おすすめのミントを吸いながら。 その日は会うのが2回目の取引先の接待だった。上司とともに赴き、餃子からのおでん、バー、蕎麦とはしごすること5時間。 上司は無自覚にセクハラをかましてくるひとだったため、その日も途中で無料キャバ嬢やらされてるな~と思っていた。不快だった。 酔えば酔うほどに距離を詰めてくる上司と取引先。「あとでホテルの

          シーシャでご自愛していた宇都宮の夜

          実家近くの神社は容赦がない

          新年明けること1月12日、ようやく初詣に行った。小正月には間に合ったのでよし。あれ、小正月っていつまで?15日?よし、間に合ったな。 実家の近くに少し規模が大きめの神社がある。 中学生のときに引っ越してきたから、かれこれ15年くらいはお付き合いのある神社。 初詣、例年は3が日過ぎたあたりで行っていたのだけど、今年はわたしがメンタルを崩しに崩してそれどころじゃなかったので先送りになっていた。ごめんね両親。 散歩ができるくらいには回復してきたので、新年の挨拶行っとくか~!という

          実家近くの神社は容赦がない

          鬱の底で本を読んでいた

          28歳の誕生日は最高だった。 職場近くの行ったことないケーキ屋でフルーツタルトを買ってもらい、早退して友達と合流してお腹いっぱい食べ、友達が買ってきてくれたフルーツタルトを食べた。2種類食べれたよフルーツタルト。 おめでとうもたくさん言ってもらえた。 そうして最高の誕生日を終えた次の日0時半、人生でもっとも酷い鬱が始まった。 きっかけはトラウマに近すぎるのでぼかすが、要は好きだったひとに拒絶されたのだ。 飲まず食わずでひたすら泣き、ひたすら寝る。 そうして2日間過ごしたあと

          鬱の底で本を読んでいた