自分が言わないこと

言っても仕方がないことは言わないように努力している。何かを言う前にいつも検証しているつもりだけれど、ときにはその検証が不用意な発言を強化することがあると感じる。

言っても仕方がないことなのに言った意味があるかのように研いでしまうことがあるということだ。なまくらなら、誰かも自分も傷つかなかったはずなのに。無害で弱いままなら殺してしまえたのに。

お腹のなかで言葉をためるということの弊害をそうして感じて、どうしたらいいのかわからなくなっている。
もっと簡単に言ってしまったほうがいいのか? いやそんなことはない……。そうではないと思う。やはり我慢はしたほうがいいはずで……。ただ単純に我慢することでも心の中に澱みのようなものが溜まっていって、どこかで吐き出したりお酒に溶かしたりしなければどうにもならないと思う。

言って意味のあることがあると思っているのがそもそも傲慢かもしれないけれど。
居ることの苦しみを感じる。


続けられるかわかりませんが過去作の曲の単品販売に使おうかなと思ってます