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YAMAHA NeEMOレポート#1:NeEMOがお山にやってきたよ

長野県茅野市の別荘地「チェルトの森」でYAMAHAの次世代型電動カート「NeEMO」の実証実験が始まりました。

かつての別荘地は、お金持ちが夏の休暇を過ごしたり過ごさなかったりする特別な地域でしたが、十数年前の田舎暮らしブームとITの普及、そして昨今の多拠点ブームやリモートワークの普及から、普通の人が都会からやってきて、普通に生活するようになってきています。

わたしもそのひとり。
IT系ライターなのでリモートで仕事ができることから、20年ほど前から東京との2拠点生活をスタート。7年前からは別荘の管理事務所に併設のカフェでバーガーやコーヒーを販売させてもらっています。

チェルトの森は、市街地から12キロほどの距離があり、ちょっとした買い物にもクルマは必須です。
といっても家族全員が免許を持っているとは限らず、病気や怪我などで一時的に運転できないときもありますし、高齢で免許を返納する方もいます。

別荘地住人向けの交通機関としては、事前予約制のデマンドバス(片道600円)が管理事務所まで運行していましたが、この夏で廃止に。今後はAI乗合オンデマンド交通「のらざあ」に置き換わることになりました。

いずれにせよ、管理事務所前の乗降場までは、自力で行かねばなりません。山の中の別荘地は広く、きつい坂道だらけで、数キロの距離でもちょっとした登山です。

いわゆるラストワンマイル問題ですね。

将来的には無人の自動運転モビリティが別荘内を巡回送迎くれるんじゃないかしらと期待しているのですが、現場は待ったなしです。
まずは今ある技術、現行の法律ですぐに使えるものでなんとかしたい。

例えばハイブリッド自転車や免許なしで乗れる電動カートなどがありますが、別荘内は、急こう配の坂道や未舗装の道路もあります。また標高が高く11月から4月までは道路が凍結するので、自転車や馬力の弱い車両では厳しそう。

そこで、YAMAHAさんが開発しているオフロード仕様の電動カート「NeEMO」の導入が検討されることになった次第です。

なにこれカッコいいじゃん!

今のところ困っていないけど、乗りたい!乗りたい! と手をあげて、モニターとして試用させてもらえることになりました。

お店への通勤に使いながらレポートしていきます。

機体幅は約70センチ。タイヤも径355×幅106ミリと太めでどっしりと安定感があります
液晶画面に電池残量とスピードを表示。速度は5段階で最大時速は6キロ。
前面中央に反射板、左右に方向指示器とライト
電源がオンのあいだは後部のライトが赤く点滅します


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