癒しの声とは

BSで放送された、1979年放送のアニメーション紀行マルコポーロの冒険。

アニメの部分は昭和な部分がたっぷりなんですが(例:父ちゃんが正拳で息子を殴る、その息子は吹っ飛ばされ、ちゃぶ台(ではないが)をひっくり返す)

声優さん達が知っている方々ばかりで、本当に嬉しい😊
声優さんの声を聴くたびに、イントロドンみたくこの人は誰かな?と考えるのも一興。
外れてもその意外性に驚くのも楽しい♪
あっ、この人だ!とわかったりするとハンパないカタルシス。

すぐに主人公が富山敬さんだと分かった時の喜びといったら。
主人公もヤマトの五代くんみたいな感じだからかな?
ポワロさんのパートナーのヘイスティングスは富山敬さんだったから、英国紳士がますます際立っていたんだよね。
富田耕生さんはすぐわかったよ👍

ゲストで出てくる人が本当に綺羅星のよう。
いまだご健在の大御所、野沢雅子さん。
井上真樹夫さんもすぐわかる(カリオストロの城を見過ぎている)
麻上洋子さんはメーテルと並ぶ美人声。 

そして、意外だったのはまぼろしの騎士チャパンドゥー。
この声はどなただろう?
野沢那智さんかなあ?それとも知らない方かなあ?
それにしてもイケボだわ〜、聞いたことあるような素敵な声だなあポワワ
最後のクレジットを見て、神谷明さんの名前が!
うわー、そうきたか!!
キン肉マンとか北斗の拳はクセある感じだったから、こんな正統派で攻められるとは!
悲しい過去と孤独を抱いた神谷明さんは、富山敬さんにまた違う空の下で会おう!と言い残し、風のように去っていった。
その後に降りしきる雪。
叙情的かつ文学的。大好き。

それにしてもマルコポーロの冒険は本当に冒険の旅だ。
そして、深夜特急by沢木耕太郎のほぼ逆バージョンじゃないですかこのルートって。
ユーラシア大陸をほぼ横断して遥かな旅を続けた、マルコポーロは浪漫のかたまりだなあ。
旅は浪漫。

最初にベネチアのガレー船とか映って、これにアルテは乗ってたんだと思うと尚更エモい。
つーかベネチアって非日常すぎないか。
これで美少年でもいたらさ、死んでもいいかなって思うよね。

1979年、私は一歳。
この時代の放送見るだけで、何故か涙が勝手に出てくる。
黄金の日々を見てた時もそうだったけど、語りがアツイんだよなあ〜。
詩的で文学的。
小池朝雄さんみたいな声質の人ってもう現代にはいないよね。

見た記憶にはほとんどないのに、何故か既視感があるこの時代のテレビ。
私の両親もきっとまだ若くて、見ていただろうなと思うとエモくてたまらない気持ちになる。

嫌なことさえ忘れる、綺羅星のような声優さん達。
心を癒してくれてありがとうございます😭
私はやっぱり声優さんが大好きだ❤️

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