マガジンのカバー画像

サラットナさん 境内清掃奉仕中

24
ファンタジー作品です。 昔、某神社で境内清掃奉仕をしていました。ある日、ある巫女さんが落ち込んでいた時に、ふと浮かんだサラットナさんというキャラクター。巫女さんにサラットナさんが…
運営しているクリエイター

#ファンタジー

サラットナさん 第三章

相変わらず境内清掃が下手な私。 まっ、まだ数ヶ月目だから仕方ないかぁ。 でもなぁ。 思わず…

ポレポレ気分
10か月前
2

サラットナさん 第四章

秋の大祭が近づき、普段は頼まれないベランダや大部屋の窓ガラス、お札受用所など様々な箇所を…

ポレポレ気分
10か月前
4

サラットナさん 第五章

大盛りのジャガイモに玉ねぎ。 人参もお肉も何もかもビックサイズだ。 「ジャガイモは4分の…

ポレポレ気分
10か月前
3

サラットナさん 第六章

そうだ、サラットナさんから、参道の話を聞いたすぐあとにカレー事件があって(大袈裟かもしれ…

ポレポレ気分
10か月前
4

サラットナさん 第七章

空を飛んでいる。これは夢だ。 そう夢の中で思いながら、横を見るとサラットナさんも飛んでい…

ポレポレ気分
10か月前
4

サラットナさん 第八章

「貝塚さん、何度も言いますが、もう取るしか手段が無いんです。」医者が録音した機械のように…

ポレポレ気分
10か月前
3

サラットナさん 第九章

再び、時は大祭前にさかのぼる。 巫女の伊藤さんと一緒に、私、貝塚は座布団にカバーをかけている。100枚以上あるそうだ。すべて外してのお洗濯も大変だったと思う。 少し前にサラットナさんがあらわれて、またあることを頼まれた。 今年大学一年生の伊藤さんは、気軽に色んな話をしてくれる。会話が止まり、無言で座布団の山と格闘する。 「貝塚さん、出来上がったの少し運びだして、まだのやつ持ってきましょう。」 それにしても。どの巫女さんも仕事ぶりがカッコよく見える。ご祈祷の受付、拝殿に

サラットナさん 第十章

秋の大祭スケジュールが配られた。 (貝塚) 朝一、境内掃除と社殿前階段水拭き。 普段は閉め…

ポレポレ気分
10か月前
2

サラットナさん 第十一章

いいわぁ、いいわぁ。緑色の袴、ウフフ、ウフフ。まとわりつくサラットナさん。流石に近すぎて…

ポレポレ気分
10か月前
2

サラットナさん 第十二章

「おはようございます。」 「ご参拝ご苦労様でございます。」 「すみません、写真お願いでき…

ポレポレ気分
10か月前
2

サラットナさん 第十三章

サラットナさんが、外トイレのそばにある自動販売機の前で、おいでおいでと手を振っている。 …

ポレポレ気分
10か月前
3

サラットナさん 第十四章

バラたちが踊っている。自分の星に残してきた一輪のバラは普通のバラだったんだと落ち込む王子…

ポレポレ気分
10か月前
2

サラットナさん 第十五章

まるで私、忍者みたい。社殿の縁の下にもぐり、先ほどから掃き掃除をしている。アドベンチャー…

ポレポレ気分
10か月前
1

サラットナさん 第十六章

キッシュが美味しい喫茶店で、はるかちゃんと会った。残念ながら旦那はキッシュが作れないのだ。 「素晴らしい巫女さんが、また一人いなくなったと神主さんたち泣いてましたよ。」 「大丈夫ですよ。他の巫女さんたちも育ってきていますし、今は心強い貝塚さんもいらっしゃる。」 「いえいえ私なんて、3時のお茶が楽しみで行くようなものだもの。ところで気分が悪くなってしまうのよね。」 「すみません、その話に入っても大丈夫ですか? ご飯を食べるとすぐ気分が悪くなってしまうんです。あと婦人科の