【ポルトガル語学習記録2】住み始めて3ヶ月編
ポルトガルに住んで約3ヶ月。観光ビザなら帰らなければならない時を迎え、いよいよ住んでいるのだなぁという実感が湧くのですが、ポルトガル語レベルはというと…全然上達しません。その状況の記録として、今のポルトガル語レベルを書き留めておこうと思います。
写真は本文とは全く関係ないです。でも、よちよち歩きという意味では凄く適した画像かも。鴨。
ポルトガル語が上達しない(言い訳)
なぜ上達しないか…。言い訳は山ほど浮かびますがざっくり言うとこんな感じかと思います。
日本語しか話さない家族とずっと一緒に過ごしていること。
外でも大抵英語が通じてしまうこと。
翻訳ソフトが便利すぎること。
人々が親切で、身振り手振りなどてもなんとか乗り切れること。
日々の暮らしに追われて、勉強が疎かになっていること…。
などなど、言い訳を言い始めればキリが無いのですが、当然の結果として、全然上達しません。
ここに書いてあることの逆をやっていけば良いのでしょうが、まぁ、徐々にということでやっていけたらなと思います。
Numéro de Contribuinte(納税者番号)
そんな中で少し話せるようになった単語と言えばやはり店での買い物や、カフェやレストランでの注文時の言葉関連。
その象徴とも言えるのがこの「Numéro de Contribuinte」=納税者番号。NIFナンバー(ニフナンバー)とも言われるこの番号。これをお会計時に伝え、レシートに記載してもらっておくと若干の税金の控除を後に受けられるというもの(らしいのだけれど正直よく分かっていない…)。9桁の数字です。
こちらに住んだらまずこの番号を取りに行かないといけない。色んなことはこのNIFナンバーを取得してから始まる。(NIF番号を取りに行く話は別途書きたいと思っています)
のですが、これを毎回会計時に伝えるのが面倒くさい!英語で伝わることが大半なのですが、何より「ポルトガル語で言うだけでみんな良い反応をしてくれる」ので、それが嬉しい!ということから、まずこの番号に使われている数字をポルトガル語で言えるようになりました。会計時にレジで9桁の数字をポルトガル語で暗唱するのです。日本のマイナンバーと違って、ガンガン皆さん普通に話したり、書き留めたりします。
そんな日々の習慣もあって、0から9までの数字は割とすぐに言えるようになりました。まだ二桁の数字が苦手で、お会計時にさらっと値段を言われた時などはあわあわと探り探りお金を出したりします。(未だに現金のみしかダメなお店もあったりします。大半はカードでOKなのですが…)
でも、毎回番号をレジでこの納税者番号を伝えるのはお互いストレスになるよなぁと思っていたところ、よく使うスーパーの会員カードにその番号を登録できることが判明!「それなら毎回伝えなくて済む!」と喜んだのも束の間。
番号そのものを伝える必要は無くなったのですが、「NIFナンバーをこの会計に紐づけたい」ということは伝える必要があることがわかりました。会員カードに番号が入っていて、会員カードを毎回お会計時に差し出しているのに…言わないと付けてもらえないなんて…
なので、カードに番号を紐づけた後も必ず会計時にレジで「NIF?」と言っていたのですが、「NIFね」とは返してくれないことが多い。どうやら現地人は「NIF」とこの番号のことを呼んでいないことが分かってきました。そこで優しい人に聞いてみると「Numéro de Contribuinte」だと教えてくれました。それ以降、会計時にはこの二つのキーワードだけはポルトガル語で言えるように…
Não saco(袋は要りません)
Numéro de Contribuinte(納税者番号(付けてね))
もっと丁寧な言い回しができれば良いのでしょうが、今のわたしにはこれが精一杯です。最近は「Contribuinte」だけのパターンも多い。
Eu não falo Português
結局ポルトガル語を殆ど話せない今の私の状態を伝えるためのポルトガル語「Eu não falo Português」(わたしはポルトガル語が話せません)は言えるようになりました。そこには「Desculpe」(ごめんなさい…)を添えて伝えています。
ただ、ここから先が問題です。そうすると皆さん「Fala inglês?」(英語話せますか?)と聞き返してくれたり、その言葉すらなく英語に切り替えて話し始めてくれます。当たり前のように英語を話す(人が多い)のです。
「あなたがポルトガル語が話せないのは仕方がない。だったら英語で対応してあげよう」という心優しい人たちを前に、私の口から出てくるのは幼稚園児レベル。いや、3歳児レベルの英語…向こうとしては「じゃあどうしたら良いの?」という状況になってしまいます。
恥ずかしながらも一生懸命英語で話しつつ…身振り手振りを加えたりすると、真剣に聞いてくれたり、笑顔で応えてくれる人が多いのがまた泣けてきます。そんな人々の優しさに触れるたび、「あぁ、英語とポルトガル語両方がんばるね(涙)ありがとう」という気持ちでいっぱいになります。
問い合わせはポルトガル語で
話は変わって、書き言葉としてのポルトガル語に関して。様々な機関に問い合わせやお願いのメールなどを送る時には機械翻訳で良いからポルトガル語にすると返答率が上がる!ということが最近分かってきました。
英語で問い合わせた時は何日経っても返信をくれなかったのに、ポルトガル語に機械翻訳で訳したものにしただけで直ぐに回答があるなんてこともありました。
対面で話す時に英語がわりとできる人も、英語でくるメールは面倒なのかあまり相手にしてくれませんでした。でも確かに逆の立場だったら英語メールは後回しにしちゃうかもだなぁ。と思います。変な日本語でも日本語の方がありがたい。
だから、機械翻訳でおかしなポルトガル語になっているであろうことを、機械翻訳によるポルトガル語でお詫びしつつも、機械翻訳によるポルトガル語の文書を送る今日この頃。(伝われ…)
ちなみに、日本語→ポルトガル語だと精度が低すぎるようなので(逆もまた然りなので)、面倒ですが英語→ポルトガル語で訳しつつ、その英語もポルトガル語の文章の下にぶら下げておくという形をとっています。効果があるのか分かりませんが、一応。そんな問い合わせに対する返信は大抵ポルトガル語で来ます。
ちなみに、ツールはDeeplを使っています。
Google翻訳も使っているのですが、やはりDeeplの方が良いように感じます。
片言でも良いから自力でポルトガル語で書けるようになりたいものですが、道のりが長すぎる…ちょっと知ってしまうとその文法のややこしさにクラクラして、テキストを閉じてしまいたくなります。(実際テキストを使ったポルトガル語学習はついこの間までやっていたのですが、最近はお休み中です)
「英語は簡単。ポルトガル語は難しい」
この言葉は複数のポルトガル人から言われました。(そこに「日本語は難しい」を付け足してくれるポルトガル人もいました)
非英語圏の者同士という仲間意識や、自国の言葉への誇りを感じて少しホッとする一方で、「英語もまともに出来ない私って、なんてダメなやつ…」とへこみました。そして「そんな私がポルトガル語を話せるようになりたいなんて、無謀すぎる目標なのでは?」と絶望してしまったり。
そんな時に、私の脳内で無限リフレインされるのがこの曲(のこのフレーズ)。
この言葉がこの歳になって胸に突き刺さります。思わず引用表現してしまいました。この歌はアニメの主題歌で、やたら耳に残ったのですが…千里先輩は子供向けのアニメの主題歌に熱いメッセージをサラッと込めてくれていたのに(多分)…
もっと真摯に受け止めるべきでした。
話は戻って、ポルトガル語の学習についてです。そう、少しでもポルトガル語を使うと凄くローカルの人々が喜んでくれるので、やっぱりもう少し話せるようになりたいなと思うのです。
実際、英語のレベルを上げるのは正直億劫なのですが、ポルトガル語は分からなすぎて、少し話せるようになるだけで達成感が得られるのでお得だなと思う瞬間も多々あります。
生活していくためには正直英語のレベルを上げることの方が必須な気もするのですが、緩く、少しずつでもポルトガル語を学び続けて行きたいなと思う今日この頃です。
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