ポルトガルのオムツ事情
ポルトガルに来るにあたって心配していたことが沢山あるのですが、オムツ問題はとても心配していたことの一つです。
我が子は良く飲み、よく食べます。特によく飲むのでオムツ替えが頻繁にあることはもちろん、一回の持ちが長くないといけないという課題がありました。
日本のオムツは進んでいると思っており、勝手ながらポルトガルのオムツ性能に不安を覚えていました。
しかし、結局オムツ性能はそこまで心配していたほど悪くありませんでした。今のところLidl(ドイツ系のスーパー)とMy Auchan(フランス系のスーパー)のオリジナルブランドのおむつを使っていますが、特に問題ありません。
欲を言えば、パンツタイプのオムツを取り替える時に破くサイドのギャザー部分が破きにくいことや、全体的にゴワゴワしていることなどに少し不満がありますが、吸水力でいうと日本のものにも勝るくらいな印象です。(どれもオヤスミマンほどではないですが)
スーパーのおむつ売り場を見ていたら、必ずと言って良いくらいの頻度で「おむつかぶれ用クリーム」が売っています。オムツの性能が悪くてかぶれるというよりも、お尻拭きが強力な薬臭を放っているので、お尻拭きが原因でかぶれる印象です。(お尻拭きとクリームの並びはマッチポンプな感じもあります…)
「日本のオムツよ世界進出してくれー!」と出国前は思っていましたが、日本のお尻拭きシートの方が勝機があるかもしれないなと思いました。安いものでもかぶれにくくて、お尻にやさしくて、素晴らしいなと思います。
ちなみにポルトガルではまだ見ていないのですが、以前フィンランドでオムツを買った時はパンパースがあったのでそれを買いました。世界で展開しているブランドはこういう時に強いなぁと思ったものでした。
そして、日本の素晴らしいところと言えば「オムツ替えシート」がいろんな場所にあることです。しかも清潔に使われている。もう素晴らしい!
私はこちらに来てからオムツ替えシートがあるトイレに入ると無駄にオムツを替えたくなるくらいオムツ替えシートのありがたみを実感しています。夫と上の子は「次の私の誕生日にオムツ替えシートをプレゼントしたら喜ばれるだろうね」などと言ってきます…
大人が用を足す際に子供を座らせておけるシートもいろいろなところのトイレにあるし、日本は子育てしづらいなどと言われていますがオムツ替え環境に関しては、ものすごく進んでいると思うし、オムツ替え天国と呼びたいほど。
でも、一方でポルトガルでは日本のトイレでよく見る「オムツはお持ち帰りください」的な表記は一切見ません。適当というか、寛容というか…ハード面で不足してるところをソフト面が補っているなと感じます。他にも、階段などでベビーカー抱えて往生していると必ず誰かが手を貸してくれるし、横断歩道無いところでも歩行者優先で車は当たり前のように止まってくれたりと、ハードではなく人のハートで解決といいますか…
そういうところにも「昭和っぽさ」のようなものをポルトガルに感じています。ちょっと過去を美化しすぎかもしれませんが。
こちらの生活に慣れたら、オムツ替えシートマップでもGoogleマップ上に作ろうかな。
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