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高額療養費制度の落とし穴

日本には、ある一定以上の医療費を超えると
その分を負担してくれるという
とってもありがたーい制度があります。

事前に申請する「限度額適用認定証」と
後から申請する「高額療養費制度」。
どちらを利用しても最終的に支払う金額は同じだそうです。

ただ、手続きのスムーズさが「限度額適用認定証」だと1週間ほどなので早いらしい!また、仮払いしなくて良いので、貯金がなくても多少は安心。

「高額療養費制度」の場合は、支払いなどの確認をとるのに時間がかかるので、戻ってくるまでに3か月くらいかかるそうなのですが、クレジット払いでポイントを貯めたい人はこちらだと少しだけ貯められるのかも。

なんとなく、「高額療養費制度」の方が聞き馴染があるし、今までに申請したこともあるので、今回も「高額療養費制度」を申請しようかなと思って調べていたら、思わぬ落とし穴があることを知ってしまいました!

申請する!

癌治療にあたって、
よぉーし!高額療養費制度申請するぞー!
これがあるからお金の心配もいらないね!
(なぜ、そんなに張り切っている…)

なんて、思っていたのですが、
世の中、そう甘くはないものですね😂

月単位

まず、高額療養費制度は「月単位」
毎月1日~月末までの単位なんだって。

今回、いろんな精密検査を受けたら、検査だけで10万円くらい(そこそこ良い旅行に行ける金額!)かかったけど、月をまたいでいたのでひと月あたりの高額療養費制度の金額に達せず対象外!😱

入院が月をまたいだ場合も
日割り計算になるそうです。

えー!

病院単位

さらに、病院ごとのひと月の合算が21000円以上でないと
申請の対象外になってしまいます。

病院を変えた場合は別計算になるので
全てを合算できないのね!

えー!

同じ病院でも入院と外来は別計算

病院単位とはいうものの、
例えば、入院に10万円、外来に2万円かかった場合、
外来2万円分は 21000円を超えてないので合算できません😂

また、別の科を受診した場合も同じく別計算なので、
同じ科で21000円以上超えてないと合算ができません💦

えー!

治療が長引く場合

高額療養費制度、確かにとってもありがたいのだけど、「高額」の定義が"ひと月あたり何十万、何百万"の世界なので、例えば癌治療のような継続的に治療が必要な場合で、例えば毎月6万円(例えばです)かかりました、という場合には全て自己負担になるようです。

毎月6万円とか、
痛すぎるんですが…😓

ただし、過去1年間に3回 高額療養費制度を利用していた場合は
4回目以降は支払い限度額がもう少し少なくなるそうです。

とはいえ、、高額療養費制度が使えたとしても
最低ウン万円(収入額に応じて)はかかるんですよね。
毎月…。治療が長引く場合…。

どの年収価格帯の人も、
毎月その出費がかかってくるとなると、
それなりに厳しい金額だと思います💦

症状や仕事内容にもよるとは思うけど
癌で、仕事もそれまで通りにはできないので
正直、月の収入より医療費が高い…⚡️赤字確定やん😭

家族の援助なしにはやっていけそうにないので
もし全くの独り身だったら私、治療諦めてたかも😂

いや、、でも死ぬのにお金残しても仕方ないから貯金切り崩してギリギリのところまで治療するかな。
でも最期くらい楽しい事もしたいよね…。

とりあえず、、
毎月数万の出費は「高額」とは言わないのですね…
それくらい自分で貯金しておきなさい!と。

ただし、70歳以上の人に関しては
少しルールが異なるようです(もう少し援助がある)

生命保険不要?

というわけで、
巷に広がる「生命保険不要論」も
余裕ある財産のある方はそうかもしれないけど、
月数万払うのもキツイな〜っていう人にしたら
保険に入らないのも、それはそれで
高リスクなのかもしれません💦

たまたま入った保険が罹った病気とは異なり
支払い対象外だったりしたら
それもただの無駄にはなってしまうけど…。
がん保険とか指定されたものではなく、
最低限のものにだけ入っておくのがいいのかなぁ?(知らんけど)

どんな病気にかかるかなんて、
未来のことは誰にもわかりませんしね…。

いずれにしても、
ちゃんと稼いで貯蓄をしておくことが大事ですね🥺

サポート大変ありがたいです(*ノωノ)☆彡