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おかしな感覚

がん情報ばかり見ているからか
出てくるニュースが癌や病気関連ばかり

20代で癌で亡くなりましたとか、
30代で癌で亡くなりましたとか、
40代、50代でも、
若くても癌で亡くなってしまう人、
多いんだなぁ…

と思わずにいられないくらい
がん情報が目に入ってきます。

自分が乳がんになる前は、
そんな情報はたまーにしか見かけなかったし
見ていたとしても気に留めていなかったのかもしれません。

自分には遠い話だと思っていたからです。

でもいまは、その情報を見ては、
自分事のように
普通に受け止めている自分がいます。

若いのにかわいそう…😢
とか思うこともなく、

ただただ、
なってしまったのね…
運悪かったね…

って、似たような当事者として
そんな感想が出てきてしまう。

その人のせいじゃない。
運が悪かっただけ。

ヒトも動物も植物も
「ただ生きているだけ」で、

生まれては死んでゆくもの。
その一部にすぎません。

生まれた理由なんてないけど
その「生きる姿が美しい」んだそうです。

うん、そうかも。

なので、
人生をがんばって生きようと、
のほほんと生きようと自由なのです。

子供を育てたり、勉強したり、
恋愛したり、就職したり、結婚したり、
何かを夢見て一生懸命取り組んだり、
色んなことに人間はとても必死なのに、

それらは全て宇宙の中では無意味で、
でも、ただ居るだけで存在意義がある。

私は、元々
がんばって何かを成し遂げる人生を
送りたい人だったけど、

もはや、そんなの
不可能な気がしてしまいます(弱気…)
体力的にも気持ち的にも。

まだまだ余力はあるけど
世間はそうは優しくないし、
そもそもの社会的能力が
私にはないのかもしれません。

半年前はオーストラリア留学に
夢見ていたのにね(笑

となると、もう、
ただただ穏やかにのほほんと生きるしか
ないわけで。

社会的な「人間」から
生物的な「ヒト」に
なりつつある状態なのかも。

生きるとか死ぬとか、
流れのままに身を任せるしか
ないんじゃないかと思うと、

病気で死ぬのが怖いなんて
全く感じなくて、

生態の中の一部でしかない何もできない自分は
静かに暮らしていればいいのかなぁ…

と思ったり、

でもたまに、過去を思い出して
人間として「また頑張りたいなぁ」

と思ったり、

その繰り返し。


たぶん、人が亡くなる時
一番ダメージを受けるのは
本人ではなく周りの人たちなんだろうなぁ。


だから、病気になったのが
大切な人じゃなく自分でよかった
って、ふと思うんです。
(身勝手だけど)

家族の中で、一番若い自分が
最後に残されるんだろうなと思っていたけど、
そうでない可能性が出てきたことは
私にとっては不幸中の幸いだったりする。

夢は失っても、
少しの安心感は得られた
ような…?

でも、たぶん、
私まだまだ生きます。

なので、気持ちが変われば
また人生の方向が変わるかな?

サポート大変ありがたいです(*ノωノ)☆彡