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乳がんになって言われて嬉しかった言葉、そうでない言葉

「乳がんになってしまいました」
と連絡したときに、ほとんどの身近な方は
「んー、、」という "言葉が出ない" といった反応の方が多くて、恐らく、これが身近な人として普通の反応というか、自分に寄り添ってくれてるんだなぁというのを感じられました。
ありがたいことです🥺

でも、仕事の関係や、音楽の関係など、
幅広くお知らせするとなると、
もちろん色んな立場の方がいて、
色んな距離感の方がいて、反応も様々。

嬉しかった言葉

そんな中で何より嬉しかった言葉は
「活動再開を待ってるよ!」
「次のLive楽しみにしてるよ!」
「曲聞いて待ってるよ!」
「またLive一緒にやろうね!」

っていう、病気から回復した先の未来に期待してくれている言葉でした。

それは、しばらく休んでいても自分の居場所あるよ!帰る場所あるよ!と言ってもらえているような気持ちになったからです。

そう言われると、なんか、
治療もがんばれる気がするし、
その先の未来にも希望を持てる気がします。

またもし、復活できないとしても、
それまでの活動を認めてもらえたような気がしてとても嬉しい☆

でも、これは
私が「Live活休します」と宣言したからこそ嬉しい言葉であって、もし「活動続けます」というケースの場合は「待ってるよ」よりも、元気な間は、いつも通りの接し方(遊びやご飯、仕事の声をかけてくれたり)の方が嬉しいだろうなって思います。

現に私はいま、Live以外のお仕事は続けたいと思っているので、こちらが「元気です」と言っているのに、癌だからっていう理由で声掛けを躊躇されたり、有無を言わさず「療養して」なんて言われたら結構悲しいです。
(万が一のことがあったら困るっていう懸念があるのも理解はします)

また、もう末期で余命数か月…という場合や、
癌になった事に対してものすごく悲観的になっている人の場合だと
「待ってるよ」と言われるのはツライかもしれません。
ケースバイケースかも。

嬉しくない言葉

逆に、嬉しくない言葉は
「がんばって」
「ご自愛ください」
「早期発見でよかったですね」
というような、定型文的というか、
人ごとのような見放された気持ちになる言葉。

がんばれ

「がんばれ」は言われたところで、
その先にあるものが見えないから…。

例えば、もう会う機会もないかもしれない人(Liveに来ない人、ぽら曲聞いてない人など)から「がんばって」と言われたところで、私が元気になろうと治らなくても、心理的影響は多少はあったとしても、その人にはあまり関係ないんだよなぁ…ということを改めて実感してしまいます。

あくまで「人が亡くなる可能性」という非日常的な衝撃に対して人間が反射的に反応した、という風に見えてしまって😅

「がんばれ」はある意味、捨てセリフ。
励ましの心を込めた「バイバイ!」って感じ。
例えるなら、ライオンが我が子を崖の下に落とすようなイメージで、
「自分の力で這い上がって来い!這い上がれないならバイバイ!」って言われているような…我関せずって感じがしてしまいます。

だから、例えば同じ病気治療中の方から「がんばろう!」と言われるのとはなんか違うんですよね。

早期発見でよかったね

また「早期発見でよかったね」は、正直、癌は早期発見だから完治するとも限らないので、その言葉は治ってから言ってほしいなぁ…治療前の今はまだ「よかった!」なんて思えないなぁ…という気持ち。

病気に対する知識がないからこそなんだろうけど、
無闇なポジティブ、根拠のないポジティブは、むしろ不安な気持ちを煽るんですよね…。

また、手術前の精密検査や手術後の病理検査によって、
ステージが上がることもあり得るので…ね。
初めの診断がステージ1or2だから安心とは言えないってことですね。

それでもありがとう!

でも、言葉をかけてくれてるんだから
気にかけてくれてるということであって
どの方も悪意はないのは勿論わかるし、
無難な言葉でもあるので
下手に不謹慎なことを言うよりは良いという発想だと思います。

たぶん、私も外野だったら
こういう言葉しかかけてあげられないタイプなので、、むしろ何も言えずにいて気持ちが伝わらない or 気の利いた言葉を言おうとして失敗するタイプの人です💦

だから、
声をかけてくれた勇気に、
それだけでも感謝です!!

どちらにしろ気持ちは有難いし、
SNSで「イイネ」してくれるだけで
ああ、気にかけてくれてるんだな
と思えて励みになります。

完全スルーされるよりは
気にかけてくれるだけで
とても嬉しい!

ありがとうございます😌

サポート大変ありがたいです(*ノωノ)☆彡