見出し画像

この後、病院行くだけだし♪

化学療法(抗がん剤治療)から1週間後、
病院に行って採血して
白血球の数値を見てもらいます。
(減りすぎている場合は注射して増やすらしい)

あと数駅で病院の最寄駅、
という電車に乗り換え、
私は真っ先に空いてる優先席に座りました。

だけど、
その後、乗ってこられた ご高齢の方が
少しキョロキョロと席を探している&
歩く補助用の?コロコロカートを持っていて、
(とはいえ「私弱者なんで譲られて当たり前でしょ」という圧もない)
考える間もなく、反射的に席を譲っていました。

自分で言うのもなんだけど
華麗に席を譲れました!笑

(よし!) 心の叫びw

その時、
私はヘルプマークも持っていなくて、
他から見たら健康人そのものに
見えたことと思います😊

実際、私の体調も悪くなくて
立っていても全く問題のない状態でした。

だけど、
しばらく揺れる電車内で立っていたから?
後から少しのふわふわ感がやってきた〜。
病院に着いてもしばらくクラクラする〜。
ま、倒れるほどではありません。

でも、その時の私が思ったことは
「この後、病院に行くだけだし♪」

何かがあっても
病院に行くから大丈夫だろう、と。
採血以外、やることもないし。

よく考えたら、

今まで元気な時、
もちろん席を譲ったことは何度かあるけど、
座りたそうな人に
そこまで目を配ることもできず
"その後の予定に向けて座りたい欲"が
優っていた気がします。

もともと貧血気味なのもあって、
行きは体力温存しておきたいし、
帰りは疲れた身体を休めたい。

スマホの中に溢れる情報に夢中になり、
イヤホンから聞こえる音楽に集中し、
周りの人のことはあまり見ていませんでした。

譲って嫌な顔されたら嫌だな…
そんなことを思うこともあったけど、
今はあまり考えなくなりました。

自分が病気になったことで、
より弱い人への目配りが
できるようになったのかも?

自分がそうだと、
つい他の人のことも気になってくるのかな

また、プレッシャーのない生活になった今
心の余裕もできたのかも。

「譲らなきゃ」じゃなくて
「譲りたい」って思えるようになったから
もし譲って嫌な顔をされても
自分が座れてラッキー🎶くらいな気持ち。

話は違うけど、

"募金する人は自分も支援された事のある人や貧困層が多い"
なんて話を聞いたことがあります。

自分が募金や援助によって助けられたから
「困ってる人を助けたい」という気持ちも
強くなるんだそうです。

正にそれだなぁ。

今まで生きてきて、
子供の時に募金活動に参加したことはあるけど
つい最近まで募金やボランティアに
一切 興味が持てなかった私は、
「自分がお金持ちじゃないからそうなんだ」と
思っていました。

でも、それだけじゃないのかも。

ウクライナ紛争あたりからかなぁ、
余裕はないんだけど、
微々たる力にしかなれないながらに
自分のできる範囲で
「誰かの力になれたらいいなぁ」って
"ただ思うだけ"だったのが、
"行動に移せる"ようになった気がします。

多分、コロナ禍に
お客様たちに助けられたからかなぁ。

誰かから受け取った恩恵は
誰かに返したくなるもの
なのかもしれません。

今も、いろんな人に助けてもらっていて
自分が人にできることって少ないけど
募金やボランティアに関わらず
微力ながら小さなことでも
自分にできることをすることで
誰かが「あー助かった」って
気軽に思ってもらえたら嬉しいな。

っていう、
「自分いいことした♪」って
勝手に思って喜んでる人の話でした(笑)

全てはたぶん、
席を譲った時に、気軽に「どうも🥹」って
会釈してくれた方のおかげだな☆

助けられ上手になるのもまた
人のためになる事なのかも。

サポート大変ありがたいです(*ノωノ)☆彡