深海のワルツ
音も光も知覚できない中で、
誰にも知覚されないワルツを踊っている。
触覚だけを頼りに、
海流の『手』を引きながら、
海底でリズムをとる。
海底は私の体を
下の方から順番に削っていく。
そうしてワルツを踊りながら、
私は深海となった。
おしまい。
お酒を飲みながらDTM(デスクトップミュージック)を聞いていたら、別に言葉なんてなくても音だけで意味が伝わってくるじゃないかと感じた。
詩は、こうして意味的な要素をメタ的に言語化する事で表現されていくけれど、コトバなんてなくったって詩(のようなもの)は成立するんだろうなと思った。
もっとも、受け手の解釈の再現性(をあまり確保できない)という問題が付きまとうのだけれど。
良いお年を❣️
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