私の庭のオレンジ
前回の投稿から更にまただいぶ時間が経ってしまった。
甚だ申し訳ない。そんな気持ちでパチパチとキーボードを弾いている今です。
noteというフォーマット上では空白の3ヶ月となってしまいましたが、
その間、私にとってとても大事な出来事が二つございました。
その二つというのは
The GARDENという2ndフルアルバムをリリースした事と、Be ORANGEという全国ツアーを完走した事。
いろーんな意味で
多分、一生忘れらない数ヶ月になったと思う。
多分。
まず2ndフルアルバムのThe GARDENについて、というかThe GARDENというタイトルの由来についてお話させて下さい。
由来は、"庭"と"人の心"が持つ共通点。
様々な植物や虫など小さな命のサイクルが日々目まぐるしく巡っていくうちに お庭が育まれていくように、
幸せだったり死にたかったり、様々な感情のサイクルを何度も何度も巡っていくうちに 人の心も豊かになっていくという事。
どんな植物を育てて、どんな植物を刈ろうと、全てはその庭の持ち主の自由であるのと同じように
どんなところを長所として捉えて育てようと、どんなところを短所として捉えて対処しようと、それはその人の自由であるという事。
自分自身のデザインした庭、つまり自分の心や感情は、自分だけの居場所でもありながら、
外に通じる入り口でもあり出口でもあるという事。
そんな事を考えながら、The GARDENと名付けました。
私は今回のアルバムで、自分の中にある全ての感情を肯定したかったし、証明したかったんです。
全ての感情には意味がある!というか、
感情というのはどれも、意味を持たせないまま腐らせて枯らす事も出来れば、意味を持たせて花を咲かせる事も出来る、というのが私の考えとしては近いです。
そして感情に意味を持たせて証明する事は、自分自身の存在の証明にも繋がると思ってます。
だから、全部を形にして、意味を持たせてあげたかった。
正直、誰かの期待に応えなきゃとか、正解を叩き出さなきゃとか、
そういうのは制作しているうちにどんどん頭から無くなっていきました。
(こんな事言ったら怒られるかもしれませんが)
とにかく自分自身の全てを赤裸々に曝け出すのに必死になってたと思います。
明るくて前向きな自分、死にたがりな自分。もはやどちらでも無い自分。
全部の自分に耳を傾けて、それぞれの自分が聞きたい言葉を考えて歌詞にして、聞きたい音を作品にしました。
でもただの自己紹介で終わらせるつもりは無くて。
やっぱり私はこの心の庭を、その先にいる誰かと繋がる接点にしたかったんです。
つまり、
曝け出して、心のドアが閉まったり開いたりしている姿を皆んなにしっかり見せる事で
ペギーズを聴いてくれたみんなが、ペギーズを少しでも信頼してくれたらいいなって。
こんなに曝け出されちゃもう、こっちも感情そのままに聴いちゃうよ。なんて思ってくれたら良いな、なんて考えてました。なんて。なんて。
どうだろう。そう思ってくれてるといいな。
今までで一番、その時の自分にリンクした作品が作れたよ。
このアルバムを通してみんなと会話が出来ていたら嬉しいです。
そしてそんなアルバムを引っ提げてまわった全国ツアー、Be ORANGE。
私たち史上最大キャパでのツアーだったので
始まるまで、すっっっっっごい不安で。笑
どうなるんだろう、どうなっちゃうんだろう、って毎晩考えてはベッドでブルブルしてたんだけど
結果から言うとみんなのお陰で本当に良いツアーになりました。
来てくれたみんなは勿論、応援メッセージをくれたみんなもね。本当にありがとう。
オレンジ=ビタミンカラーという事で、オレンジ→元気、と連想して、
みんなが少しでも元気になってくれますようにという意味を込めてBe ORANGEというタイトルを付けました。
しかし振り返ってみたら、
みんなに元気をあげるどころか、私たちがたくさん元気をもらったツアーになったな。
毎公演終わった後は物凄く心が満たされてる感じがしました。
多分今回そう思えた理由は、元気な曲たくさんやって超盛り上がったからとかではなく(勿論それも最高)
ネガティブな感情も全部曝け出して、認識して、さぁここから前を向きますか、
っていう感情の動きが毎公演ヒリヒリするくらいあって、
何よりそれをフロアにいる皆んなも感じとって泣いてくれたり笑ってくれたりしたからだなと。
そう思います。
とにかく良いツアーだった。
さて、こんな感じで個人的にとても印象に残る約3ヶ月を過ごしたわけです。
あー。これからどうなるんだろう。
どうなると思う?
ツアーファイナルで4/24の日比谷野音を発表したりして、それはまぁかなり大きな挑戦でまたもやベッドでブルブルする日々を送ってますが
自分に、音楽に、サポートしてくれる人たちに、そして聴いてくれるみんなに対して
誠実に、歩んでいこう。
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