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1. ターキッシュエアラインで心が洗われた話し「フィンランド・パリから10タイトル」
さて、ブログ一発目の投稿を何にしようかと考えていたら、2月下旬から3月上旬にかけて予定していた「フィンランド・パリ ユーラシア大陸時計まわり一人旅」の時期になりました。ということで、そろそろ新社会人になってしまいますが、ぎりぎりヒマなこの時期に、ざっと10本この旅についてネタを投稿していこうかなと思います。ブログの書き方もつくっていきたい。
はい。ということでまずは写真を投稿する練習。
写真は成田国際空港、とあるお土産売り場の一角。ご当地ごとのフレーバーのチョコレート菓子が一カ所に勢ぞろい。消費者としては、うーむ。ここにきれーいに並べられても地方限定版わざわざ買おうとは思わないかな。抹茶は別。
とまあそんなことは置いといて、実は成田空港に到着した時点で、すでに汗がだくだく。
というのも、今回は「オーロラを観に行く!」ということで始まったフィンランド旅行だったのですが、とくに深い考えもなく、前日はバックパックに荷造り開始。
雪山ブーツに、オーロラ鑑賞用の上着、靴下、手袋、ニット帽、ももひき…
はい、バックパックに入りきらない!
ということで、外側に着る上着やブーツは出発時、八王子にいる段階から装着して家をでました。吉野家で牛丼を食べ、あー暑い。
教訓①:寒い地域に行くのにバックパックは向かないかも。次回はキャリーバッグをもって、素直に追加料金を支払って涼しく旅を楽しみます。
そのまま成田で気づいちゃった、
教訓②:コピー機は各ターミナルに1〜2カ所
しかありません。コンビニと、1枚80円くらいの空港の施設。前日に慌てて荷造りをし、予約表など、印刷物すべてを忘れていた自分に少し落胆しましたが、飛行機のチェックインには基本的にパスポートがあれば問題なし。
オンラインチェックインをしたら席を24時間前から指定できるみたいだけど、結局有人カウンターで荷物預けたり、航空券もらったりするし、あまり必要性を感じませんでした。
さあ、そんなこんなで久しぶりの出国。
2回目の写真投稿、じゃん。
これは、ターキッシュエアラインの機内食のメニュー。
と、実際の食事、付録の日用品(スリッパ、アイマスク、歯ブラシ)。
隣の席は空席だったので悠々と使わせて頂きました。
というかこの旅で飛行機には6回乗ったけど、一回も隣に人がいたことがなかった!長旅で、かつ、ブーツの私に、スリッパは必需品。
搭乗前に ‘Could I get slippers?’ と何回心の中で練習したことか…。
(→正しくはCould I get a pair of slippers?)
灰色の一見グロテスクなやつ、マッシュルームはコリコリの食感で味は美味。
あと、おテフキの香りがきつい!
それ以外は、CAさんの「我が右腕の一部」と言わんばかりの華麗なるカートさばきに巻き込まれ、ガンッと4回ぶつかられたくらいで全くストレスは感じませんでした(ニコ
最後に、コーヒーは激濃ユわず
そんなこんなでトルコ、アタチュルク空港ちゃく。
イスタンブールにある国際空港ですが、欧州とを結ぶハブ空港としてよく利用される場所です。が、当然北欧に行く人間にとっては、「南回り」とされる遠回りの旅路です。ヘルシンキまで同じ空路の人はいませんでした。
すでに12時間以上経ちましたが、いまだ道半ば。フィンランドの首都、ヘルシンキ・バンダー空港に到着するまで全21時間の予定。
しかしながら、この大回りがぼくにとっては大好きな「1人で考える時間」を多く与えてくれた素晴らしい機会になりました。
以下、機内における私のメモ。
〜〜〜
この壮大な感じは写真には残せない。
2016年2月26日金曜日。ターキッシュエアラインを利用して成田空港からイスタンブールへ向かっている飛行機の中。時間は日本時間で真夜中2:46。ふと窓の外を眺めると何と壮大な景色が広がっていることか。これはぜひ記録に残しておきたいと思うも、深夜だからiphoneの写真アプリでは飛行機右翼の点滅している光しか映らない。だからなんとか心に焼き付け、文章にもしておきたい。窓からのぞくと、左側中央に右翼が見える。先がピカピカと点滅して何やらこれはこれでかわいらしい。そんなことよりまばゆく光る星々、高度36000フィートという高さを思わせる直下には切れ切れの雲雲とその間左上からのびてくる一本の河、そして地球の地平線。なんかマイナスな想いが一気になくなって、心がすっきりした!
〜〜〜
だと。
いや〜、今でも覚えているけど、この時点で
オーロラをiphoneじゃ撮影できないこと(教訓③)、
機内の消灯時間にちゃんと睡眠をとっておくこと(教訓④)
を自覚し、オーロラ鑑賞時に観た星々の方がよほど良かっt ...
などとも小声でささやきたくなってしまう。
「愛は次元を超える」
と日本では広告が打たれ、
某主人公が娘のために過去にメッセージを送る某映画を最近見ていたせいか、
もしくは、
中学時代はいつの間にか「ナルシスト」と陰でささやかれていた私ならと、
今この文章を書きながら願ってもみたが、どうやら5次元世界を説明する
この理論と、「私がナルシストである」という仮説の両方が証明されるには至らなかったようだ。
しかし、
自らのちっぽけさ、細かいことにとらわれ、ストレスを感じる日々の経験がどうでもよく感じられた、
という最後の部分に関しては、この旅一番ショックを受けた瞬間になった。
これを書いている今日、ふかわさんが司会をされている某夕方の番組で、
岡本夏生さんがおっしゃっていた。
「命に関わること以外はどうでもいい」。
そんなどうでもいいことに時間をかけたり、ストレスを感じたりすることがもったいない。自分が前に進むようなことをやったほうがいいと言っていた。
これが教訓⑤。
・ 夢やロマンを語ってくれ。
・ 「こうなったらもっと社会がよくなるだろう」
そうやってビジネスを思いついてくれ。
・ 自分を見て、自分に強くなってくれ。そしてしたたかになれ。
心の中で、再確認した。
と、再びナルシストさを露呈させてしまったわたくしですが、
それはそれとして。
「世の中、ヒトでできている。だからヒトに会いにいく。」と言っている同期もいますが、私に言わせればそれは少し安直です。
ヒトは、他人には出せない感情や思いを持っています。
「感情を押し込め」たり、
「うまく言い表せない感情」を抱いたりした経験が、誰しもあるはず。
だから、それだけではヒトや「世の中」を知るには不十分だと思う。
音楽や絵画、小説、建築物、デザイン、そして映画やアニメといった作品または「モノ」には、言語や表情だけでは伝えられない複雑な感情、羞恥心や強烈な想いがこめられています。
それら「モノ=ヒト(の写し)」を知ることこそが、ヒトを知り、「世の中」を認知する方法だと私は思います。今それらが職業とされ、尊敬を集めるジャンルとして社会に確立していることに、心からほっとしています。
などなど、自分自身、脱線したくなるネタを色々まき散らしてしまいましたが、詳しくは、宇野常寛さんの語る「日本的創造」、モノづくりについて述べる際にまた投稿することにします。
とりあえずやっとこさ一項目目、投稿完了です。
「フィンランド・パリから10タイトル」2 に続く。
ぽっぽ(・Θ・)
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