新しいコミュニティつくり

本格的に「コミュニティつくり」を始めました。
それについて書いてみたいと思います。

理想的に言えば、どこか自然豊かな里山に「村」でも作れたらとは思いますが、今の時点ではそれは無理なこと。
参加する人はそれぞれの生活基盤を持ちながら、いくつかの拠点を中心に交流していくという形のコミュニティを創っていこうと思います。
一言で言うなら、昔の親戚付き合いみたいな感じをイメージしています。

昔は家族も大勢いました。
長男が家を継ぎ、弟家族はその近くに新屋(あらや)を構えたりして(婿に行く人もいたけど)頻繁に行き来していました。近所にも親戚が多くいたし、血縁ではないけど親戚のようにお付き合いするご近所さんもたくさんいました。普段から子どもを一緒に世話したり、介護も助けあったりしていました。困ったことがあればすぐに助けに来てくれていました。
調べると、ずっと昔は子どもは母親は誰かはわかるけれど、父親はわからないということもあった。でも、その村の子どもということで、みんなで育てたそうです。

もちろん濃密なつながりというものは一方ではめんどくさいこともあるし、トラブルもいっぱいあっただろうと思います。
核家族化が進み、親子であっても結婚したら独立して家を構え、隣に住んでいても一緒にご飯を食べるということも滅多にしないというような家族も増えてきています。
子育ては社会で見ること(保育園に預けるとか学童保育とか)が良しとされ、歳を取ったら施設に入ることが当たり前という世の中になりました。
もちろん保育園も介護施設も必要なものではあるとは思うけど、実は核家族化も、過度な女性の社会進出推進も仕組まれたことだと分かってきています。

それは消費社会を推進するため、日本社会を弱体化させるための一つのプロパガンダだということです。
核家族化が進み、子育ても介護も外注するという社会になり、外注するためにお金が必要だから、子育てママも熟年世代もお金を稼ぐことこそ大事なことだと思わされてしまいました。
人間の寿命が延びたのは、孫育てをするためだとの論があります。何年か前に東大教授が話している動画を観ました。人間の子どもは生物としては未熟なまま生まれます。だから母親一人で育てるのは大変なので、祖父母が助けるために長寿になったのだそうです。とても納得しました。

私は今孫育てのサポートをしています。自分の子育ての時には気付かなかったことがあったり、子育てでは失敗したと思うことを生かしていけると思って楽しんでいます。夫も、自分の子どもにはしなかったことを孫にはしてあげたりして、喜んで関わっています。

核家族社会の中では、親に何かあったときに子どもが困らないようにと、決して少なくない生命保険や学資保険などをかけています。でも、もしそんなことがあったとき(あっては欲しくないけど)、子どもの面倒を見る人が祖父母だけでなく、何人もいたら安心ではないでしょうか。

私たちは花咲学園をやっていますが、長年塾もやってきて、高額なお金を使ってまで大学に行くことが必要だとは思えなくなっています。もちろん就きたい仕事によっては大学卒業資格は必要ですが、そうでなければ借金してまで行くことはないと思います。そうなると学資保険も必要ないでしょう。この先金融自体がどうなるのかもわかりませんし。

私は自分が歳をとったら行きたいと思えるような場所を作っておきたいと思って、にこにこ脳活スクールを立ち上げました。ここは介護まではできないけど、介護が必要になるのをできるだけ先延ばしにする場にはなっています。
理想的には、熊本にある、「いろ葉」という施設や、大阪にある「はっぴーろっけんの家」のような場所が作れたらいいなあとは思っています。

そう言えば、もう25年くらい前に、その頃仲良くしていた人と「シェアハウス(当時はそんな言葉はなかったけど)を作りたいね」と話をしたことがあります。子育てが終わったら、気の合う人と一緒に助け合って暮らしたいねと。そこでは家事などは得意な人がやればいい。掃除が得意な(好きな)人がやる。料理も片付けも何でもやりたい人がやる。私は料理をするのは嫌ではないからやってもいい。友だちは作るよりも片付けが好きだと言っていたので、上手くいくのじゃない?なんて話をしていました。

現実的には一緒に住むことはできないかもしれないけれど、助け合えるコミュニティを創りたいと思います。

この文章を書いている間に、いくつかの動画を観ました。
*滝沢泰平さんが八ヶ岳に作っている村についてのインタビュー動画
*雑栗わかるさんの量子力学について話している動画
今までにも、さとうみつろうさんが作っているセカイムラのことを知ったり、「百姓レボリューション」というエコビレッジを創る本も読みました。
他にも人気ユーチューバーの多くがオンラインサロンを作っていたり、リアルな村作りをし始めたりしています。

資本主義社会はもう破綻し始めています。
金融破綻もあり得るし、戦争が始まるかもしれないともいわれるし、中東情勢を見ると物流がいつ止まってもおかしくない。
そしたら、食べるものも簡単には手に入らなくなるかもしれない。
場合によっては電気や通信も止まってしまうかもしれない。
そんなことを考えると不安になりますが、だからこそ、仲間作りは絶対に必要です。

長々書いてきました。
ここまで読んでくれてありがとう。

今年に入ってから、メッセンジャーで新しいグループを立ち上げました。
facebookでも限定公開のグループを作成しました。
本気の本気で、仲間と関わっていきたい、コミュニティを創っていきたいと思う人と繋がっていきたいと思っています。

どんなコミュニティなのか?
一言でいったら「大きな親戚」
*生き抜くための情報共有
*農業他の作業の助け合い
*勉強会やイベントの企画・運営・協力
*困った時の助け合い
*楽しい団らん(食事会・飲み会)を持つ

コミュニティの名前を「とも縁」と名付けることに決めました。
友、共、朋、智、伴などの漢字をあてはめられます。
これについては、現在note記事を書いています。

「とも縁」に参加希望の人は、お知らせください。
参加の仕方は以下の3つ。
①がっつり関わりたい→メッセンジャーグループに参加
②ゆるく関わりたい→フェイスブックグループに参加
③情報だけほしい→ライン「ポピンズ本やニュース」に参加

どこにも参加しないという選択もできます。
ラインは繋がっていますし、FBでも繋がっている人が多いので、縁が切れることはありません。


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