互いに素

毎月発行の生徒会新聞にコラムを掲載してもらえることになった。初回はこの意義について綴りたいと思う。

互いに素、とは2つの数字において、1以外に公約数を持たない関係のことを言う。

人間関係において、どうしてもわかりあえない奴というのは1900人も生徒がいれば必ずいるわけで、高校全体が綺麗さっぱり割り切れることは恐らくない。しかし割り切れない、という事象が、相手を認める、だとか、歩み寄る、だとかいった温かい発想をもたらしてくれると思っている。だから、生徒1900人が互いに素であると仮定して、このコラムのタイトルをこうに決めた。内容は、全く関係ない。

最後に、この記事を読んで誤解され、数学教えてーなどとあてにされても困るので断っておくが、このコラムの冒頭部分、互いに素の説明において、

1以外の

を書き忘れていたまま新聞を発行してしまい、
数学教師である担任に怒られた。基本数学の偏差値も50程度しかない。テストで180°−30°=160°にして2問落とした過去も持つ。数学力と見直し力に欠如した文系が、このコラム、互いに素を連載していく。

余談であるが、数B担当教師からは、

人間関係を数学用語に例えるな

と文句までつけられ、文学者と数学者の間に距離と壁を感じた第1回であった。

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