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自己紹介をやめたこと

私は、弱視です。

小さい時から自分で気づいたときからずっとです。

田舎に産まれたので、シングルマザーの母は、私の病気に気づきませんでした。小学校に入学して学校の眼科検診で指摘されてから気づきました。

情報も環境も理解も少なく、私自身が楽観視していて治療が思うように効果が出ませんでした。今も通っている病院で当時のカルテには「原因不明」と

記されているらしいです。

普通の小学校に通い、中学、高校、大学と進学しました。学校は、物凄く大変で反対にとても守られた環境でした。不便を誤魔化すことが出来たからです。

障害があると、子どもの障害は、子どもに選択権や知る権利が少なく感じます。「個性」と誤魔化されることも・・・・・

私は、子どもの時に自分の障害のこと、病気の事をよく知りませんでした。自分で決めることも出来ませんでした。決めれたのでは・・・と思いますがよく分からないし、聞いてもよいのかと思っていました。今思うことキチンと知りたかった。そしてどう生きるか選択してみたかったと思います。

母は、いつも「普通」を求めてきました。普通じゃない私に申し訳ない顔はしません。とても恥ずかしいという顔をします。見えない私にも見えます。

今も生活も「普通」を求めていた、母から求められた私の最良の選択とよい出会いのおかげです。

小さい時からずっと自己紹介の時に自分の為と相手のためと思って「弱視です。見えなくて迷惑をかけます」と言ってきました。見た目が普通なので。出来ない事をやらない人と思われる事が多いから・・・防衛策でもあります。

ずっと、この自己紹介が良いことと思っていたのですが、何年か前からやめてみました。仲良くなって・・・実は・・・と言うときはありますが、最初に相手に話してまで、自分の印象は必要ない、相手がもっと私を認識してからで大丈夫だと思っています。



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