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先週の気になった自動車ニュース(4月4週目)

激化する充電規格の主導権争い、標準化の行方は 先行するCHAdeMO CCSも存在感増す

日本発の充電規格である「CHAdeMO(チャデモ)」がピンチです。
グローバルで設置基数を拡大してきたチャデモだが、欧州では一部の国が急速充電器の設置事業者に対するチャデモの設置義務を撤廃し、米国では大手充電サービスプロパイダーがチャデモ充電器を今後は設置しない方針を示しました。
中国との共同開発規格「Chaoji(チャオジ)」の普及を足掛かりに、欧州規格のCCS(コンバインドチャージングシステム)とも協調し、充電規格の一本化を目指すチャデモ。
足元で進む〝チャデモ外し〟の動きを乗り越え、規格統一を実現できるのか。

⇒これからの電気自動車の根幹をなす部分なので、個人的には非常に注目しています。

政府の「蓄電池産業戦略」、電池生産で野心的な目標 2030年に10倍の600GWhへ 世界シェア2割目指す

政府は、世界市場における日本企業の電池の生産能力として、2030年に600㌐㍗時を目指す。
これは、現在の約10倍に相当する能力です。
今夏に公表する新しい「蓄電池産業戦略」に盛り込む予定。
世界市場のシェア2割を目指す「野心的な目標」(経済産業省)で、製造技術開発などに対する新たな補助金支援も検討するそうです。
20年代後半以降に控える電気自動車(EV)など電動車の本格的な普及を見据えています。

⇒この「蓄電池産業戦略」のうち、多くはEV関連に振り向けられる予定になっています。リチウムイオン電池を主軸として、30年には固形電池の販売も目指すということで、より簡易で、よりポータブルな車の未来が見えてきそうです。


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