見出し画像

気になった自動車関連ニュース3選と一言(4月3週目)

2022年3月の中古車登録は、前年同月比10%以上のダウン!2021年度全体では4.9%減。

日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が12日、2021年度と2022年3月期の中古車登録・届け出台数を発表しました。
それによると、
・2021年度は、前年度比4・9%減の656万6414台
・2022年3月期は、前年同月比10・1%減の82万3428台

とのことでした。
3月単月の実績では10カ月連続でマイナスとなっており、このままの状況が続けば、22年度の中古車販売も厳しいスタートとなる可能性が高いと思われます。

直近の事なので、2022年3月期だけもう少し詳しく見ていきます。
登録車は同10・0%減の43万1852台と大幅な減少。
軽自動車は同10・2%減の39万1576台と9カ月連続の減少。
車種別では乗用車が同10・8%減の31万1769台と9カ月連続で前年実績を割り込んでいる状況です。

⇒新車に続いて、中古車も販売減が続いています。
『半導体不足→新車販売減少→下取り車の減少→中古車の減少』
簡単に言うと、こんな状況です。
半導体不足が解消するまでは、この期間に絡んだ車検台数の落ち込みは、先々の計画に盛り込んでおくことが必要かもしれません。

中古EVバッテリーの性能評価技術に関心 劣化度合いを車両の値付けに EV流通量の拡大に備えて

電気自動車(EV)の普及に向け、中古EVバッテリーの劣化状況を確認、評価する技術への関心が国内の自動車流通市場で高まっています。
東芝は2次電池事業で得た電池劣化診断技術を中古EVの診断に活用する実証実験を始めたほか、ディー・エヌ・エー(DeNA)も独自の電池劣化予測技術の開発中。
中古車オークション(AA)のオークネットもベンチャー企業と組んで電池状態を評価する基準作りを進めるなど、中古EVの流通量拡大に備える動きが活発化してきました。

⇒EVの価格の1/3はバッテリー価格だそうです。
今後、日本でもEV車の中古車市場は拡大していくと思います。
その中古車査定評価をするために、バッテリーの劣化状況が大きく関係しているというのは、納得ですね。
近いうちに、全ての中古車販売業者が『EV用バッテリーチェッカー』必須になりそうです。

マツダ、三菱、スバル。国内工場の稼働停止情報。

最後は、先週までに出された国内工場の稼働停止情報をまとめました。
理由は一緒ではないですが、影響の出る車種についてもまとめています。

〈マツダ〉
上海のロックダウン(コロナ関係)の影響により、電装品や内外装部品など一部部品の調達に支障。
影響車種:「CX-5」「CX-30」「マツダ3」

〈三菱〉
マツダと同じく、上海のロックダウン(コロナ関係)の影響により、供給部品の調達に支障。
影響車種:「アウトランダー」「エクリプスクロス」

〈スバル〉
「CB18」のエンジンのセンサー部品に不具合。出荷再開には2カ月半程度を見通し。
影響車種:「レヴォーグ」「フォレスター」「アウトバック」

⇒新車販売にダイレクトに影響が出そうです。
どれも人気のある車種が多いので、買い替え狙いの方がもう2年我慢する可能性もあります。
いずれにしても、今年の前半くらいまでは、新車・中古車市場ともに伸び悩みが予想されますので、ナビやバイザー等の車購入時にセットで販売する用品系は、ちょっと厳しくなるかもしれませんね。


以上、4月2週目の気になった自動車関連ニュースでした。
桜も終わり、いよいよGWですね。
車を利用するユーザーさんも多いと思うので、その前の需要をガツンと獲得していきましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?