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先週の気になった自動車ニュース(4月5週目)

次世代車に対応できる整備士資格へ 国交省が5月にも改正案交付 「ガソリン」「ジーゼル」分類廃止し1~3級に集約

国土交通省では「ガソリン」や「ジーゼル」など細かく分類されている資格の種類(二輪車を除く)を、1、2、3級に集約するなどの改正案をまとめています。パブリックコメント(意見公募)の内容を盛り込んで、5月の「自動車整備士技能検定規則等の一部を改正する省令案」の公布を目指しているようです。新制度は2027年1月の施行を見込んでいます。新時代に対応できる人材育成のほか、新たな整備士の確保にもつなげるのが狙いです。

それに伴って、試験の内容や要件も変更します。1級整備士試験に義務付けられていた口述試験は廃止。また、大学などで電気、電子の各学科を卒業した者にも3級整備士の受験に必要な実務経験年数を通常の1年から、6カ月に短縮する。事実上、受験のハードルを引き下げ、人手不足が課題となっている整備士への門戸を広げていく考えのようです。

⇒車のEV化やOBDⅡ車検などを念頭に、従来のディーゼル・ガソリン車から、次世代車へ対応を重視した資格制度に切り替えていく流れが来ています。
政府自体が、今後はEV系の車が主流!と考えているのだと思いました。
また、資格制度の緩和に関しては、正直、人手不足の解消につながるかどうかは疑問に思っています。
というのも、若い人が確保できない一番の原因は、整備士自体の魅力がなくなっていて、整備士になりたい人がそもそも少ない、というのが原因だと思うからです。
なので、従来の整備士=オイルまみれのイメージを払拭させて、EV=データ、ネットワークみたいな形での打ち出し方で、この業界が最先端でビジネスチャンスが大きい業界である、ということをアピールすることが大切かなと個人的には思いました。

トヨタ、紙カタログを廃止 2023年3月めど デジタルツール活用で販売現場の商談効率向上と脱炭素加速へ

トヨタ自動車は、2023年3月をめどに新車のモデルごとに用意している紙のカタログを廃止すると発表しました。紙カタログの廃止に伴い、タブレット端末で新車を紹介する「スマートカタログ」を今年後半から全国の新車ディーラーに展開し、紙からデジタルへと順次移行を計画しています。動画などで車両特徴を分かりやすく紹介する電子カタログで商談効率を高めるとともに、ペーパーレス化を推進することで販売現場でのカーボンニュートラルへの取り組みを加速させるのが狙いです。

新車カタログは商談に欠かせないツールですが、近年はインターネットの普及で顧客が来店前に情報収集する傾向が強まっており、紙カタログの利用頻度は従来に比べて下がっているそうです。

⇒実は、紙カタログの廃止は、アウディやボルボなど輸入車インポーターが先行しています。
カタログを廃止してデジタルに移行することで環境負荷の低減にもつながるとのことで、グローバルで大きな流れになってきています。
日本でも、トヨタが先陣を切ったことによって、他のメーカーも追随していくことが予想されるので、今後の新車販売の現場にも変化がみられていきそうですね。

中古車価格が再び上昇 ロシアへの経済制裁も影響少なく 新車の供給不足が依然として課題

ロシアへの経済制裁に伴って下落懸念が広がっていた中古車の流通価格が、予測と異なり高値水準が続いています。
3月には季節要因も重なり一時的にやや下がったものの、足元では再び上昇の流れになりました。
3月のロシア向け中古車輸出台数を見ても、前年同月比15・9%減の1万1477台と、依然として1万台を超えるボリュームを維持しています。
新車の供給不足の課題解消にもめどが立っていない中、中古車価格の高騰は当面続くとの見方が強くなっています。

⇒思ったよりも制裁の影響が少ないのは、実は理由があります。
それは、確かに日本の船会社はロシア行き航路を一時停止したのですが、ロシアの船会社が富山県や新潟県など日本海側から、400~500台の小ロットでウラジオストクへの輸出を続けているからなんです。
僕もなんとなく心当たりがないわけではないです。
それが良いのか悪いのかは、ちょっと判断が難しいところですが、どちらにしろ、新車及び中古車の価格は、当面値上がり傾向のようですね。


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